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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



秋の日曜日、大阪難波から近鉄電車に乗って生駒山麓にある枚岡駅で下車、そこから暗越(くらがりごえ)奈良街道を歩いてみました。




近鉄奈良線の枚岡駅で下り、枚岡神社を左に迂回すれば、
大阪から奈良に抜ける生駒越えの国道308号線に出ることができます。




難波宮と平城京を最短距離で結び、万葉集にも出てくるこの道は、1300年以上前からある古い道で、
暗越奈良街道と呼ばれています。




枚岡神社を迂回する道は、椋ケ根橋へ続き、その橋を渡ると国道308号線との合流地点です。




その地点は、思ったよりも標高がある展望の良い場所でした。




くらがりの由来は、地名の
椋ケ根が訛ったとか、馬の鞍がひっくり返る険しさから来たとか、諸説あるようです。




また、今も道が狭く、車が鉢合わせすると、すれ違うことが難しい個所が至る所にあります。




1694年、重陽の節句(9月9日)に松尾芭蕉(満50歳)が通り、「菊の香に
くらがり登る 節句哉」という句を詠んでいます。




芭蕉よりも高齢となったハイカーには、暗越えの坂道ハイキングは疲れます。途中にある観音寺




井原西鶴の世間胸算用には、この峠の近くで追剥が出たという記述がありますが、今でも車の通行が少なく追剥がでそうな道でした。途中にある石の神様




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