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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



仕事の関係で梅田まで行くことになったので、朝早く家を出て地下鉄淀屋橋で下り、梅田まで散歩してみることにしました。

北浜から見た堺筋



今回は、北浜から難波橋を渡り、そこから東に折れて天神橋筋、さらに扇町通り西に歩いて梅田に向かう変則コースです。

難波橋から見た中央公会堂



難波橋から阪神高速守口線の下にある横断歩道を渡ろうとすると、「たるやばし」という石碑がありました。



帰ってから127年前(1882年、明治15年)の地図を調べてみると、ここにはかつて堀川があり、ちゃんと樽屋橋が載っています。

緑が今回のコース



さて、樽屋橋跡から東に進むといよいよ天神橋筋ですが、交差点にはビルの壁面にへばりつくように建った鳥居があり、このまま進むと大阪天満宮に至るようです。



交差点を左に曲がり、天神橋筋をしばらく歩くと広い南森町交差点に出ます。



南森町交差点から少し歩くと、大塩家墓所とある蓮興寺を見つけましたが、どうやら大塩平八郎の先祖の墓がここにあるようです。(平八郎の墓地は、西隣の成正寺)



さらに北に進むと扇町公園の南東部交差点、そこから今度は西に方向をかえると、遥か先に工事中の富国生命ビルが見えています。



富国生命ビルに向かってどんどん歩いてゆくと、821年創建という古刹太融寺の土塀があり、太融寺は1615年大阪夏の陣、1945年の空襲などで焼失していますが、その都度見事に復興しています。



ここから先は、信号の無い地下街を歩いたほうが早いと考え、迷路のような地下街に下り、今日の目的地に向かったのです。



さて、江戸末期1842年の大阪地図も偶然手元にありましたので、今回の散歩ルートをそこにもトレースしてみました。



古地図が多く残っている大阪に住んでいる市民は、散歩しながら街の変貌を歴史的に比較できる楽しみがあるのです。


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