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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



なんばパークスで「土に遊ぶまち」をテーマとしたイベントをやっていると聞いたので、ちょっと覗いてきました。



2003年から2007年にかけて難波球場の跡地に建設されたなんばパークスは、ロサンゼルスオリンピック会場の設計を担当したアメリカ人、ジョン・ジャーディ(1940年~)の設計です。



建物の外観は、アメリカの大峡谷(グランドキャニオン?)に似せたデザインを採用し、壁面の色が変化しているのは峡谷の地層を表現したのでしょう。



キャニオンストリートと名付けられた最下階(2階)を歩いていると、本当に谷底を歩いているような錯覚を覚えるのです。



ジョン・ジャーディは、1996年以来「キャナルシティ博多」、「カレッタ汐留」、「六本木ヒルズ」など、巨大複合ビル低層階の商業ゾーンのデザインを多く担当しています。

六本木ヒルズのキャニオンは直線的



自然に回帰というコンセプトからか、グランドキャニオン風の壁面は、どの建物にも共通していて、すぐにジョン・ジャーディの設計と判ります。



建築家の隈研吾氏によれば、ジョン・ジャーディのアメリカ的虚構の効き目があるのは最初のうちだけで、すぐ飽きられると喝破していますが、今のところまだ好評なようです。



さて、イベントのHPによれば、「土に遊ぶまち」とは難波から、天王寺公園周辺、上町台地を対象に、子どもたちの遊ぶ姿をよみがえらせるための場を提案するとありました。

天王寺から難波方向



歩いて僅か15分の距離にある「なんばパークス」周辺と天王寺公園・新世界、両地域を土と緑の回廊としてつなぐ案を、会場の200分の1模型に示しますとのこと。

会場全景



なんばパークスの7階にある会場には、難波から天王寺までの衛星写真(グーグルアース)を拡大プリントし、その上に難波、通天閣と新世界、近鉄阿倍野橋駅付近の立体模型が置かれていました。

天王寺の近鉄超高層ビル(高さ300mの予定とか)



大阪芸術大学環境デザイン学科の学生が手掛けた作品ですが、まだ製作途中のようで、これから会期の終わる11日までに完成させるのでしょう。

難波から天王寺



学生の作品とはいえ、なかなか迫力のある200分の1の都市模型でした。

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