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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



森之宮からスタートした徒歩通勤は、大阪城で大分時間を使ってしまったので、始業時間に間に合うよう外堀の北側を西に急ぎ、大手前交差点をさらに西に歩くと谷町筋である。

大阪城外掘りと大阪府庁



谷町筋を北に折れると大川に架かる天満橋があり、そのすぐ西側が江戸時代、京都から淀川を下る三十石船の船着場のあった八軒家浜である。



平安時代以降、京都から淀川を下って大阪に入る人は、この八軒家浜で船を下りたというが、最近リバークルーズの船着場が完成し、新たな観光スポットとして売り出し中という。



天満橋から大川(旧淀川)の西を見ると、中央に中之島の先端となる剣先公園があり、そこから北の川は堂島川、南は土佐堀川と川の名前が急に変わるので面白い。



剣先公園で分流した土佐堀川は、西に真っ直ぐ流れる本流と、南に流れて東横堀川となる流に分かれ、豊臣秀吉が大阪城の堀として掘削した東横堀川の取り付け部分が良く見える。



中之島公園の東の先端を南北に横断する橋が天神橋で、ふだんはこの橋の中央部分から下の公園に下りる螺旋階段が使えるが、丁度公園の整備中ということで現在は立ち入り禁止となっていた。



そこで、土佐堀通をさらに西に歩き、難波橋の上から中之島公園に下ってみると、ここから東側にあるバラ園も整備中で立ち入り禁止となっていた。



仕方がないので中之島公園のバラのプロムナードを西に向かうと、堂島川の南に沿って植えられたバラが丁度満開となっている。



大阪の中心にある中之島公園の中で、このプロムナードが最もすがすがしい場所なのではなかろうか。



東洋陶磁器美術館の北側にある道を西に向かい、鉾流橋まで来るとバラのプロムナードは終わってしまうが、左手にはレンガ造りの中之島公会堂が見えてくる。



この建物は東向きに建てられているので、朝日に照らされた正面玄関の壁の赤が強調されて綺麗である。



ここから大阪市役所の西にあるケヤキ並木を抜ければ御堂筋となるので本町まではあと10分で到着である。



大阪市内は、大阪城のある上町台地を除いて大抵平坦で、車道と歩道がしっかりと分かれ、歴史的スポットが街に溢れている。



たまにはバラのプロムナードを通って徒歩通勤してみるのも楽しいものである。


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