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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



休日を利用して、南海電車の河内長野駅からバスで15分の場所にある大阪府花の文化園に行ってきた。



花の文化園の園内に入ると、広さ2千㎡もある大温室、花の工房、イベントホール、レストラン、花の図書館、装飾花壇、ぼたん園、バラ園、アジサイ園などがあるが、大阪鶴見区にある花博記念公園と非常に良く似た施設である。



大阪府みどり公社が1990年から管理運営している面積10ヘクタールもある花の文化園は、鶴見緑地の花博開催と同じ年にスタートしている。



まさか、大阪府が花の博覧会を開催する大阪市に対抗して急遽造った施設という訳では無いと思うが、時期とコンセプトがソックリなのである。



大阪南港ワールドトレードセンターに対抗したりんくうゲートタワービルなど、大阪府が大阪市に対抗し、採算を度外視した巨大施設を造った例は多い。

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大阪府みどり公社の前進である農地開発公社がスタートしたのは1986年、バブルが膨らみかけた頃で、日本中の不動産が値上がりし、土地を買っておけば必ず儲かっていた頃である。



今では全く経済環境が変わってしまっているのに、当時設立された赤字公社が存続し、20年以上府の財政負担が続いていることにビックリする。

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このことにやっと気がついた有権者が、大阪府政の赤字を立て直して欲しいという思いで橋下氏を知事に選んだと考えるべきであろう。



大阪府のHPで調べてみると、橋下新知事によって設置された大阪府改革プロジェクトチーム(改革PT)は、4月11日「財政再建プログラム試案」を取りまとめ、大阪府みどり公社は廃止の方向性を打ち出している。

奇想天外



改革プロジェクトチームの資料によれば、大阪府みどり公社への府の財政支出は6億円余り、施設管理等は民間やNPOを活用すれば廃止できるとしている。



橋下知事の言うとおり、大阪府の赤字を孫や子の時代にまで引き継ぐことが無いよう、改革PTの試案通り大阪府みどり公社は廃止するのが正しいと思う。


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