ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

Land Rover Expedition America

2013年10月25日 | EXPEDITION

 The Trans - America Trail は1980年代にサムカレロ氏によって踏査されたトレイルであるが、このトレイルを初めて4x4で横断(エクスペデッション)したのは最近の事、今年の夏の事。(たぶん?)それは、ジープラングラーでもFJクルーザーでもなく、ランドローバーであった。この2013年の夏に3台のLand Rover LR4 を9人で駆って無事に走破したのである。

(注)ジープを使ってテネシー州からのスタート及び一部のコースの走破は公表されていないものも含めるとかなり存在するのではないかと思っている。とりあえず、公にされている実績から観ての事。

 

 それは、静かな記録だ。

ランドローバーがやらなかったら、誰も出来なかったかも知れない。

 

LAND ROVER EXPEDITION AMERICA: CROSSING THE USA OFF-ROAD FROM NORTH CAROLINA TO OREGON

Land Rover Expedition America

エクスペデッションポータルの投稿も参考に、

 

2013年 7月26日 - 8月21日(27日間)

約4000マイル(6436キロ)

 

チームを率いたのは、キャメルトロフィーの経験者でもある

Tom Collins 氏

Leading this expedition is Tom Collins, a long time off-road enthusiast and trusted Land Rover guide with his contribution to Land Rover’s many automotive programs. Most notably, Collins participated as a member of the 1987 U.S. Camel Trophy team and continued on into the 1990s as U.S. team manager of the famed international competition.

 

 

 ランドローバーLR4(デスコ)はフレームとボディが繋がった高級多目的使用車として存在している。

The Land Rover LR4 is a luxurious all-purpose, high-capability all-terrain SUV, available with three-row seating for seven adults. Distinguishing the Land Rover LR4 from competitive luxury SUVs is a blend of on-road comfort and off-road capability, bolstered by a permanent four-wheel drive system with a lockable center differential, an available locking rear differential, a two-speed transfer case with a low-range, height adjustable air suspension, and an array of traction-aiding technologies*. The LR4 uses integrated body-frame construction, featuring a steel unibody mounted on a rigid boxed steel full frame.

 

5リッターV8、375馬力、

The 2013 LR4 is powered by a 5-liter V8 engine that develops 375 hp and 375 lb.-ft. torque. Engineered for a balance of performance and efficiency, the all-aluminum alloy V8 delivers responsive power throughout the rev range, making it ideal for on-road and off-road performance and towing.

 

ランドローバーLR4は重くモダンなSUVではあるが、

ランドローバーらしさは失わない、たくない。

という気概を、

このエクスペデッションの活動で示した。

 

しかし、最新のランドローバーだからといって、

簡単に走破する事は出来ない。

 

故障も起る。

...どうしたの?

 

Axle(アクスル)内部の部品の破損です。

 

...おいおい、大丈夫かぁ~

 

正直で宜しい。

これも、ランドローバーらしさかな?

 

故障も起こらなきゃ面白くないな。

 

トレイルでの走破には、それなりの装備と経験が必要です。

車の性能に頼る姿勢ではなくて、

あくまでも、人が車を用いるのです。

 

...そうさせてくれないのが最近のSUV?

 

乗り心地の良い高級車でありながらも、オフロードの走破性が求められる。

ランドローバーも少数のオフロード目的使用者の為に大衆が求めるマーケットを受け入れた姿勢にならざるを得ない、事情があるのは致し方ない。

でも、

車は妥協しても、ランドローバーの持つ魂は譲れない。譲りたくない。

 

ゴール近くでは山火事が発生し、

予定していたルートの変更も余儀なくされた。

 

途中、トランスアメリカトレイルの開拓者サムカレロ氏と合流し、

彼の愛用のバイクでトレイルを先導する。

 

ランドローバーはまた記録に残るエクスペデッションの足跡を残した。

ランドローバーのこの姿勢が好きです。

 

Land Rover LR4: Driving the Trans-America Trail - Jay Leno's

 

付加価値というのはこうやって創出する。

 

工場から出たランドローバーの仕上げ(完成)は、

これらのエクスペデッションの記録というものが付いてくるのですね。

 

コメント
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