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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

永劫回帰

2013年10月15日 | NEW YORK

 10月も半ばに差し掛かり肌に感じる風は既に秋の風であるが、都会のコンクリートの風景の中では季節の錯覚を招く。

 昨日はコロンバスディの休日であった。この週末は仕事も兼ねた私用でニューヨークの街を訪ねた。

 

 そこで、ちょっと不思議な出会いがあった。

 

 

夏程の蒸し暑さはないが、

照りつける太陽を木陰で感じるその時間はまだ夏であるかの様である。

 

不思議な出会い、というのは人物や物ではない。

 一冊の本である。

そしてその本は、書店や図書館ではなく、

実は、ゴミ袋の中であった。

 

都会に生息する樹木には秋の到来は遅くやって来る様だ。

 

そのゴミは誰かが(日本人)が引越しを終った後のゴミであった。

箒でゴミを集めて塵取りでそのゴミを放り込んだ透明のビニール袋の中から、

その声が僕に届いた。

 

拾いあげて埃を払い、中を開いて斜めに目を通すと、

『永劫回帰』

 

の言葉に目が留まった。

 

週末のニューヨーク、市内の交通はいつもよりも穏やかである。

 

永劫回帰(えいごうかいき)...?

というものの考え方、物語がある。


それは、どのような物語か。

それは、君が、この人生を終えようとするとき、その臨終のときの物語。

「永劫回帰」の物語だ。

 

...内容は、こちらにありました。

  

木を観て街を見る。

 

さあ、少し歩いてみよう!

 

目の前の景色はいつも異なっている。

ニューヨークはこれから急に寒くなり、あっと言う間に紅葉してしまう。

 

食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、

口と体を動かし、そして、心を動かす事がいい秋なのだな。

 

ゴミ箱の中からのプレゼントでした。

 

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