10キロ走ると3リットル。
覚えやすい数字である。ランドクルーザーFJ60の燃費の数値。この数字は僕が6000マイル(9500キロ)を走って出した数字であるので明らかにハイウエイでの数値のはずではある。特にクルマの燃費が強調される時勢の今日においてはガソリンロクマルを実用に使用する事は、経済的ではない事は明らかであるだけではなく、燃費の悪い車に乗るなんて反社会的な悪人だ、と言われる覚悟も必要なのかもしれない。
当時のカタログの表示には11/13、(市街地11マイル/ガロン、高速道路13マイル/ガロン)、1ガロン約3.8リットルとしてリッターに直せば2.9/3.4(L)と厳しい数字になる。
ガソリンタンクの最大容量は23.8ガロン(約90リットル)、今日の日本だとガソリン代が約140円/Lとして、もし満タンにすれば財布から12600円が消える事になる。
ランドクルーザー60が新車として売られた1980年代の原油価格は一樽10ドル台から30ドルの動きであった、現在は80~90ドルと約3倍である、では当時から20数年後の今日、インフレを考慮しても貰う給料が3倍にはなってはいないだろう、とすれば今日のロクマルの存在をどう捕らえたらよいのだろうか? セカンドカーとなり趣味的なウイークエンドドライブ使用となるのかも知れないが、それがどうした、それでも乗りたいのがロクマルなのだ。
ガソリン代?、そんなのかんけえねー......って、本当は叫びたーい!