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ルーフラックに対する理解 その3 ダイナミズム

2018年03月02日 | OVERLAND VEHICLE

 アクセルを踏んでクルマを走らせハンドルを切って曲がる。ブレーキを踏んで止まる。それら全ての動きにはDYNAMISM と言って力と作用の力学が影響する。走っているクルマには必ず物理の法則が働き、加速、減速時は惰性の力、コーナーでは遠心力が働く。ブレーキの停止距離は速度の2乗に比例する事は良く知られているが同時にクルマの重量にも比例する。

 

 ルーフラックを装備し頭上に荷物を積むとクルマのダイナミズムに確実に影響を及す事となる。走行においては空気抵抗が増加しそれにより燃費が落ちる。コーナーでは遠心力がより強くなるので車体は不安定となりやすい。そして、ブレーキング時は停止距離が伸びる。運転の力学というのはクルマの重量や使用しているタイヤのメーカーと空気圧、サスペンションの具合、ドライビングテクニックや癖など複雑にそして複合的な要素が全て影響し合うので運転する車の力学を数値で表す便利な方法はどこにも存在しない。そこで、多くのオンオフを問わず署名なドライバー達が伝えているのはクルマの動きを支配するダイナミズムが存在するという知識と、それは経験を通じて感じて学び知る事が出来るものという事です。多くのアドベンチャードライバー達がルーフに荷物を載せ過ぎるな!と警告しているのはその経験からだ。そして、その経験は我々にとっては知識となる要素なのである。

 理想的なルーフラックの使い方とは、取り付けたままにしない。めんどくさいが必要に応じて取り付ける。乗せる物を確実に固定し乗せ過ぎない。ルーフラックは4X4を道具として使用するには活用範囲を広げてくれるアイテムである事には疑いがない。そして、その活用に対して基本的な知識を持った上で、用途に合わせて活用する。ルーフラックの使用は4X4を乗りこなす者達の一つの特権なのである。

 


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