今般、日本国政府が海外から調達した新型コロナウイルス・ワクチンについては、それが人類史上、初めて人に用いられた遺伝子ワクチンであることから、接種直後の副反応のみならず、中長期的なリスク懸念されております。本ブログでも、再三にわたってリスクを述べてきたのですが、本日の記事では、人類とウイルスとの関係からワクチンの危険性についてお知らせしたいと思います。
最近、ヒトとウイルスとの関係について、生物の進化のプロセスを考える上で興味深い事実が分かってきているそうです。全ヒト・ゲノムを解析した結果、何と、人類のDNAの塩基配列の内、その半分ほどがウイルス由来というのです。これらのウイルス由来の遺伝子は、増殖することも本来の機能を発揮することもなく、ヒトのDNAの中に大人しく入り込んでしまっています(「プロウイルス」と呼ばれている…)。つまり、ウイルスは、生物の進化過程にあって重要な役割を果たしてきたことを示すと共に、DNAとは、案外、外来の遺伝子によって変化しやすいことをも物語っているのです(逆転写やトランスポゾン等の働き…)。
その代表例としてしばしば挙げられるのが、哺乳類、とりわけ有胎盤類に共通するシンシチン遺伝子です。同遺伝子は、胎盤の形成に不可欠であり、この遺伝子が欠落しますと、母体は胎児を’異物’と見なして免疫反応を起こしてしまいます。遠い過去にあって、哺乳類のご先祖は、自らのDNAに’シンシチンウイルス’の遺伝子を取り込むことで免疫抑制機能を獲得し、安全な体内で子を育むことに成功したのです。
ところでこのシンシチン遺伝子、かつて独立したレトロウイルスであった時、エンベロープ(ウイルスの遺伝子を包むカプセル)を構成する遺伝子であったそうです。最初に同情報に接したのはコロナ禍以前でしたので、その時は、特に気にも留めなかったのですが、今般のワクチン騒動にあってウイルスについて確認しているうちに点と点が繋がって線となり、ファイザー社の副社長の方の「ヒトなど哺乳動物の胎盤を形成するのに必須なタンパク質が含まれており、ワクチンによって免疫反応を引き起こす可能性がある」とする警告の意味が朧気ながら分かってきたのです。
今般の新型コロナウイルス・ワクチンにあって投与されるmRNAは、エンベロープ表面のスパイク部分です。しかも、同スパイク蛋白質は、シンシチン遺伝子が産生する蛋白質と同族体というのです。同mRNAから翻訳されたスパイク部分のペプチドが抗原となって体内で抗体が産生されると共に、ナイーブT細胞も活性化され、様々なサイトカイン等の分泌により免疫細胞の攻撃力がアップします。つまり、シンシチン遺伝子とワクチンのmRNAとの塩基配列の共通性によって、新型コロナウイルスを攻撃するはずの抗体や活性化されたキラーT細胞等は、胎盤の細胞をも攻撃しかねないこととなりましょう。
ワクチンによって産生された抗体は、半年から1年といった比較的短期間に消滅するとされているものの(現状では、抗体保持者は東京都でも1%以下なので、ワクチンを接種すれば、抗体リスクは全接種者に爆発的に拡大する…)、それでもメモリーT細胞に記憶が残るとしますと、キラーT細胞やその他の自然免疫系の免疫細胞によるシンシチン蛋白質への反応は続くかもしれません(この側面は、ワクチンの持続的効果としての説明でもある…)。今般のワクチンには、人口削減を目的としているとする陰謀説が広く流布されていますが、この説の医科学的な根拠は、ウイルス由来のシンシチン遺伝子にあるのかもしれないのです(本ブログでは、投与されたmRNAのテロメラーゼによる幹細胞、生殖細胞、並びに、癌細胞への逆転写のリスクを指摘しましたが…)。
そして、中長期的な潜在的なリスクは、ヒトのDNAの塩基配列の凡そ50%がウイルス由来である事実を考慮しますと、格段に上昇します。何故ならば、シンシチン遺伝子の他にも、投与されたmRNA、あるいは、添加物の成分と共通の反応性を有するウイルス由来の遺伝子がヒトの体内に存在し、重要な機能を果たしているかもしれないからです。しかも、変異株の増加に従って、今後、人類が’ワクチン漬け’になるとしますと、体内の未知のウイルス由来の遺伝子が巻き添えとなり、新たな病気が出現する可能性も高まりましょう(プリオン体という未知の蛋白質の脳内における蓄積を原因とする狂牛病の発生メカニズムとの共通性を疑う指摘も…)。
何れにしましても、ゲノムのみならず、エピゲノムについても人体の全てが解明されているわけではなく、ヒトの全ゲノムの解析が終了したのも2003年に過ぎません。ウイルス由来の遺伝子につきましてもまだまだ未解明の部分が多いのですから、潜在的なリスクこそ重く見るべきなのではないでしょうか。本記事で述べたウイルス由来のリスクのみならず、遺伝子ワクチンには様々なリスクが指摘されています。国民の命や健康を護るためにこそ、ワクチン接種は急ぐべきはなく、既に接種に同意した医療従事者や高齢者の方々には、再考、並びに、何らの圧力なき最終的な意思確認の機会を設けるべきではないかと思うのです。