万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

日本国もインド洋給油活動再開に舵を切っては

2009年12月02日 14時34分07秒 | 国際政治
米アフガン新戦略…米兵3万を来年増派、11年撤収(読売新聞) - goo ニュース
 アフガニスタン情勢もついに最終局面を迎えるようであり、アメリカは、2011年7月撤収を目途に、3万人という大規模な増派に踏み切るようです。これを機に、日本国政府も、インド洋給油活動の再開に踏み切ってはどうかと思うのです。

 民主党政権が提示しているアフガニスタン支援策は、支援額がたとえ巨額であったとしても、現地の治安が悪く、かつ、政府が腐敗している状況では、逆にタリバンの資金源となったり、内政の不安定化に繋がるとの指摘があります。アメリカの方針が短期決戦であるならば、日本国は、同盟国として直接に国際部隊の軍事作戦を助けた方が、長期的な視点から見ますと、アフガニスタンでの早期戦闘終結と治安の回復に役立つと考えられるのです。

 民主党政権は、意固地になってインド洋給油活動からの撤退を決定しましたが、状況が変化したのですから、活動再開に踏み切るならば、今がチャンスです。もし、政府が戦略頭脳を持ち、日米同盟を重要視し、テロとの闘いに貢献する意思があるならば、政策転換を躊躇する必要はないと思うのです。

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コメント (4)
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