万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

ミサイル迎撃技術―技術者魂を燃やしてほしい

2009年03月24日 15時59分40秒 | 国際政治
ミサイル迎撃、外相「難しい」政府筋「当たらない」(朝日新聞) - goo ニュース
 確かに、ミサイルの迎撃は、簡単なことではないかもしれません。しかしながら、悲観ばかりもしていられません。技術の確立が困難な道であればある程、研究・開発に携わる方々には、ぜひ、技術者魂を燃やしていただきたいと思うのです。

 現在、この世に存在している技術の殆どは、昔の人々にとっては、不可能とされてきたものばかりです。 音速を超すような空飛ぶ機械が登場しようとは、つい百年前の人々は、思いもつかなかったはずです。しかしながら、人間は、限界という立ちはだかる壁を技術力によって乗り越えてきました。否、限界があるからこそ、それに挑もうとするのかもしれません。ミサイル防衛技術もまた、技術者たちの忍耐強い努力によって、いつかは、ミサイル攻撃を無力化する力を発揮するかもしれないのです(レーザー光線による迎撃技術も含めて・・・)。

 北朝鮮が発射するミサイルを100%の確率で迎撃できるとは、現時点では、言いきれないかもしれません。しかしながら、たとえ今回は迎撃に失敗したとしても、それを糧として、一歩でも研究を前に進めていっていただきたいと思うのです。国際の平和は、実に、ミサイル防衛技術の確立にかかっているといっても過言ではないのですから。

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コメント (17)
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