ロシアの孤立深まる、ICBM発射実験も実施(トムソンロイター) - goo ニュース
グルジアの危機により、国際社会には俄かに緊張が走り、新冷戦までも取り沙汰されるようになりました。そうして、かつての冷戦との違いは、新冷戦では、矛と矛ではなく、盾と矛の対立になりそうなのです。
20世紀の冷戦は、米ソを盟主とする両陣営が相互に軍拡を競い、より破壊力のある兵器の開発に鎬を削りました。それは原爆に始まり、水爆、大陸間弾道ミサイル、あるいは、ミサイル誘導装置といった様々な大量破壊兵器やハイテク技術を生み出してきたのです。そうして、レーガン政権時代に、現在のMDの走りであるSDI構想が打ち出されますと、間もなくして、ソ連邦は、軍拡、否、兵器開発競争にも敗れて崩壊してゆきます。つまり、盾の開発を目の当たりにして、ソ連邦は、一端、矛を収めたことになります。
しかしながら、本日、ロシアがMD対応型のミサイル実験を行ったことは、ロシアが、盾との戦いを諦めていないことを示しています。むしろ、軍事力を強化し、盾を打ち砕こうとでもしているかのようです。矛が攻撃力であり、盾が防衛力であるとしますと、守りの盾のほうが、攻めの矛よりも、よほど平和的な兵器です。盾こそ、破壊力を無力化する力を秘めているのですから、ロシアのMD対応型のミサイルをも迎撃できるMDの技術開発を急ぐべきではないか、と思うのです。
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グルジアの危機により、国際社会には俄かに緊張が走り、新冷戦までも取り沙汰されるようになりました。そうして、かつての冷戦との違いは、新冷戦では、矛と矛ではなく、盾と矛の対立になりそうなのです。
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しかしながら、本日、ロシアがMD対応型のミサイル実験を行ったことは、ロシアが、盾との戦いを諦めていないことを示しています。むしろ、軍事力を強化し、盾を打ち砕こうとでもしているかのようです。矛が攻撃力であり、盾が防衛力であるとしますと、守りの盾のほうが、攻めの矛よりも、よほど平和的な兵器です。盾こそ、破壊力を無力化する力を秘めているのですから、ロシアのMD対応型のミサイルをも迎撃できるMDの技術開発を急ぐべきではないか、と思うのです。
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