草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

実生サクラソウの花・変わりもの

2013-04-08 | さくらそうの交配と実生
昨日、開きかけの状態の画像をアップした実生の花が開きました。
淡い桃色(鴇色?)の花の一部だけが濃い桃色になっています。
次に開くであろう右の花は桃色単色に見えるので、安定して現れる性質ではない可能性もありますが・・・

同じ記事にアップしていた、花冠裂片が多い花は昨日撮影した後に強風で花茎が折れたようで今朝には見るも無残な姿になってしまいました。
葉は傷付かなかったのが不幸中の幸いといったところで、来年の開花を楽しみに待ちたいと思います。


これは少し前から咲いている同じ交配(品種名不明の'唐船'に似た白花x'飯田高原')の桃色花が咲いた株ですが、最近開いた2つの花に白い筋が見えています。

絞りとは違うようで、花冠裂片の元(白い目のところ)から先端まで途切れることなく筋状に白い線が一本入っている感じです。

以前、浮間ヶ原桜草圃場を訪れたときに植栽されている株の中に似たような花を見たことを思い出して画像を探してみると・・・


2006年に撮影したもので、名前(採集された地名?)の札が付けられていない場所に植えられていた株だったと記憶しています。

私のところで咲いた花は白い筋が一本しか入っていないので、浮間で撮影した画像ほどは目立ちませんが、緑斑(緑絞り)と同じようにその部分の花弁が変形しているように見えます。
となると緑斑同様ウィルスなどの影響なのでしょうか。

浮間に行ったのはそんなに前では無いような気がしていたものの、もう7年も前のことで、近くのお店で'浮間(中州)'、'小桜源氏'、'天女'のポット苗を買ってきてからそんなに経っていたとは!
あの頃は私も若かった・・・じゃなくて、月日の経つのは早いものです(^^ゞ
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実生サクラソウ・白花開花!

2013-04-07 | さくらそうの交配と実生
以前、白花が咲くかもと書いていた実生が咲きました。
単純な花型ですが、想像通り白花が咲いてくれました。

品種名不明の白花x濃紅色花の交配ですが、色づいている蕾も含めて白花は今のところこれ一つなので、花弁の形が良くないように見えますが残しておくことにします。
(2012-2A・自分で忘れないようにするために名札に記した記号を書いておきます)


これは昨日咲き始めた品種名不明の白花x'飯田高原'の交配株の一つです。
花色はほとんどの兄弟株と同じく桃色ですが、花冠裂片の数が多さが目立つので残してみることにしました。(2012-1A)

実生苗でも品種ものでも、このような花が混ざるのは決して珍しくは無い現象ではあるのですが、これまでに開いた3つの花全てがそうなっているのは見た記憶が無いので・・・


これも同じ交配の株ですが、昨夜からの風雨で花弁がちぎれてどこかへ飛んで行ってしまいました。
注目したのは右に写っている開きかけの花で、一番花よりも淡く見える桃色(鴇色と言っても良いかも)の花冠の一部が濃い桃色をしています。
一番花の下の弁にも白い筋状の模様が見えますが、これは模様なのか傷なのか私には見分けがつきません。

色づいている蕾は桃色単色に見えるのでそれが性質なのかどうかは不明ですが、この株も残して来年以降も様子を見てみようと思います。(2012-1B)

小鉢植えに似合う小さくまとまった株を目指して花茎がそれほど長くは無い親株を交配したのですが、その目論見は外れて花茎が長く伸びる株が多く出ました。
そうなるのではと予想はしていましたが、思い通りの花を作り出すのは難しいですね。
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さくらそうの花・雨風のあと

2013-04-07 | さくらそう栽培記録2012〜2016
昨夜から今日の明け方までの強い雨と今も続いている風によって、さくらそう(日本桜草)の花が傷んだり花茎が傾いたりしました。
我が家の庭は日当たりがあまり良くなく画像の場所も昼過ぎには日陰になるので、花茎が徒長気味になってダメージを受けやすいようです。

上の画像の桃色の花の白く見える部分も、雨に当たったり風で擦れたりして傷ついたものです。


これも同じ交配の実生の花で咲き始めた日も変わらず、ポットも隣に並べているのですが、ほとんど傷が見当たりません。
見た目には同じように見える花弁でも、傷つきやすさには差があるということなのでしょうか。


一昨年播種した'浜千鳥'x'玉珊瑚'の交配苗で今年も蕾が付かなかったものですが、葉柄が折れてしまいました。

隣に置いていた開花の始まったポットを家の中に取り込んだので、残ったこの苗にとっては余計に過酷な状況にしてしまったかもしれません。
葉柄が長くて見るからに折れやすそうではあったのですが・・・
ここで大きな葉が枯れてしまうと、来年も咲かないかもしれないとちょっと不安になります。


この花は開花して5日くらいしか経っていないのに萎れてしまった様子です。
ピンボケですが画像下側に写っている2番目に咲いた花も萎れかけているような・・・
昨年苗を購入した品種なので性質がわからないのですが、雨に当たると弱いのかもしれません。
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実生さくらそう-4月6日・園芸品種が親の株

2013-04-06 | さくらそうの交配と実生
一昨日咲き始めた花をアップしましたが、その後も昨年咲いた実生花x'御殿桜'の交配株の花がいくつか咲いています。
一昨日アップした花に似ていますが、上の花もその一つです。


これも似た花を一昨日アップしましたが、今日咲いた方は裏の色がやや薄い桃色といった印象。


画像はちょっと色が違って見えますが、紫色の花も咲きました。
親の昨年咲いた実生花は裏が薄紫色でしたが、それよりも濃い色になりました。
たぶん紫色の花が咲く品種と同様にこれから赤っぽくなるのでしょう。


先祖帰りしたというか(?)野生種に近いような花も咲きました。


これなどはほぼ野生種と変わらない花型。


そしてこれは'浜千鳥'x'玉珊瑚'の交配の花。
咲き始めてから二日過ぎて花弁が伸びたのと咲き方も変わってきたので、一昨日アップしたときとはだいぶ印象が変わってきました。

花径を計ってみると花弁を平らに開いた状態で45mmちょっと。
小さめの大輪といったところでしょうか。


別の株の蕾も開き始めました。
これで止まってくれれば玉咲きなのですが・・・
先に咲いた株は咲き始める頃の蕾が横向きでしたが、これは下向きになってから開き始めたので違った花が咲くのではないかと楽しみです。


また違う株です。
株が小さいので蕾も少ないですが、これも蕾のうちから下を向いています。


これも違う株で、まだ色づいてきたばかりの蕾ですが、おそらく色の違う花が咲きそうです。
画像では白く見えますが、淡い紅色に見えます。


これから風雨が強くなりそうなので、交配する可能性のある'浜千鳥'x'玉珊瑚'の実生苗で花茎が伸びているものを家の中に取り込みました。
外に置いて風雨に対する強さを見てみる必要もあると思うのですが、花茎が折れてしまっては困るので・・・
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実生サクラソウ-4月6日

2013-04-06 | さくらそうの交配と実生
一昨日アップしたときに花弁が反り返って咲いていた花ですが、日が経つとあまり目立たなくなりました。


これも一昨日アップしたもので、咲き始めは薄い色だった花は色が濃くなって他の株の花との差が小さくなってきました。


同じ交配(品種名不明の白花x'飯田高原')の9cmポット植えの苗を育苗箱に詰めてあるものです。
以前アップしたときに1ポットだけ蕾が見えないと書きましたが、遅れて蕾が上がってきたので24ポット全て咲いてくれそうです。

別の場所に置いているものも含め、花色は親の'飯田高原'に似た桃色の花が多く咲いていて、濃い色の株が今のところ一つだけ出現しています。
花の大きさには個体差が見られますが、小さいのは'飯田高原'と同じくらい、大きいのは品種名不明の白花と同じくらいです。


品種名不明の白花と濃紅色花の交配株をプランターに詰め込んで植えたものです。
間隔狭く詰め込んでいる上に2、3芽に増えて各々から花茎が上がっている株もあって、どれがどの株の花だか分かり難くなってきました。


1mほどしか離れていない場所に置いた同じ交配の株のプランターですが、こちらは開花が少し遅れ気味です。


5号か6号の浅い鉢に5株ずつ植えた鉢です。
まだ咲いていない株もありますが、花数が増えて綺麗になってきました。
野生種らしき花が親でどれも似たような花が咲いているので、個体差があっても統一感があるというか、違う個体が混ざって咲いていても違和感はありません。


上の画像の鉢の中の1株です。
芽が増えていて、それぞれから花茎が上がってきました。
咲いている花茎が3本、今はまだ蕾だけの状態のものが1本。

この交配の実生は紅色と桃色の花が咲いていますが(他の色は今のところ白い蕾が1株だけ)、親の濃紅色花に似た花型、大きさのものが多く見られます。
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実生さくらそうの花-4月4日・園芸品種の交配品

2013-04-04 | さくらそうの交配と実生
'浜千鳥'x'玉珊瑚'の交配株の最初の花が咲きました。

花色は裏側の紅色が表側にも少し薄めに出ていて底白になっている、といった感じに見えます。
咲き方は咲き進むにつれて変わる場合もありますが、今日の時点で見れば平咲きかなといった感じです。


これも今日開花した、実生花x'御殿桜'の交配株の花です。
画像の上と下は別の株の花ですが、底(花の中心付近)の白い部分の幅の違い以外はよく似ています。
下に写っている花は昨日咲きかけの状態をアップしたものですが、完全に開いた頃には色が薄くなって薄紅色になりました。

どうもすっきりしない曇ったような色彩で花型も咲き方も単純で大きさも小さく、これと言った見どころの無い花といった感じがします。


こちらは淡い紫色の蕾だったもの。
親の実生花の裏側の色を薄く、表を白にしたような感じですが、花の大きさは一回り小さく花弁の形も整っていない感じに見えます。

既存の園芸品種は多くの実生株の中から選抜されて作出されているだけあって、親よりも良く見える花が咲く確率はかなり低いものと思われますが、まさにそれを実感できた気がする今日咲いた花でした。
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実生サクラソウの花-4月4日

2013-04-04 | さくらそうの交配と実生
昨日の記事に抱え咲きなのか?と書いた実生花は今日はしっかり開いていました。
この花は花弁(花冠裂片)が細めなのが目立ちます。


これも同じ交配(品種名不明の白花x'飯田高原')の株ですが、これまでに咲いた同じ交配の中で最も薄い色の花です。
花弁に透明感があればもっと綺麗だろうと感じました。


これは花弁が反り返ったように咲いていて、それが美しいものかどうかは別としても印象的です。
園芸品種のさくらそうにも咲き始めの頃このように咲いて後に普通の平咲きになるのもあるので、この花の咲き進んだ後の姿はどうなるのか楽しみです。


この株の花は紅色で花弁の幅が広く、重弁といった感じの咲き方です。

以下は品種名不明の白花x濃紅色花の交配株の花の中から、花弁の形に変化が見られたものを選んで撮ってみました。


この二つは花弁の縁にいくらか切れ込みが入っている花です。
かがり弁や切弁の品種は遡れば野生種のこういう個体が元になったのかなと思ったりします。


細い花弁がちょっとねじれたような感じに見える花です。
これは花冠裂片が6つになっていますが、左上に横向きに写っている二番花は標準的な5裂でした。


プランターの様子。
ちょっと見るとどれも同じような花ですが、よく見ると個体差があって楽しいです。
そうは言っても残しておくほど特徴的なものというのは見当らず、それなら毎年種を蒔いて一年草的に育てるのも一興かと思ったりしています。
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5号鉢4芽植えのさくらそうの蕾

2013-04-03 | さくらそう栽培記録2012〜2016
毎年のことながら各々の花茎が揃った状態ではなく、恥を晒しているようでみっともないと思うのですが、4芽植え付けた5号鉢のさくらそう(日本桜草)の蕾の様子をアップします。

上の画像の品種は'流れ星'。
2つしか花茎が上がっていませんが、数年前にひどく根腐れさせてしまってこれで絶やしてしまうのではと覚悟していたほどなので、少しずつでも回復してくれて来年か再来年には!と期待がもてるようになっただけでも御の字です。


これは'御殿桜'です。
これも1株は蕾が無く・・・この品種もかなりひどい根腐れで全く開花しなかった年もあったほどなので、ここまで回復してくれてホッと一安心といった気持ちです。

もともと花茎が長く伸びやすい品種ですが、左側に桜草鉢よりも高さの高い睡蓮鉢が置いてある影響で徒長させてしまったようです。


こちらは'笹鳴'です。
日当たりの影響(画像の上側が家の窓と壁)もあって花茎が曲がっていますが4芽とも花茎が上がり、花茎の高さや蕾の数が4つとも大差ない状態揃っているかなと(私が栽培したものとしては、という話です)。


'濡燕'です。
私はこの品種が好きなので、もう何年も続けて5号鉢に4芽植えていますが、毎年1芽だけ早くに花茎が上がる傾向が見られます。
私が栽培下手ということだろうとは思うのですが、揃いにくい性質があるのかもしれません。

花が開いてくると茎の伸びが止まるので、最終的に高さはそれなりに揃いますが、1本だけ早く満開になってしまいます。


数年前に知人から頂いて栽培を始めて以来最も大きく芽が育っていたので期待している'手牡丹'です。
花茎の成長にばらつきが見られますが、4本とも咲いてくれそうです。

切れ込みが入る花弁は蕾の状態でもそうとわかりますね。
ただ、花数は芽の大きさの割に少ないような・・・期待が大き過ぎたのかもしれません(^^ゞ
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実生さくらそうの花-雨の後

2013-04-03 | さくらそうの交配と実生
一昨日の夜中から今日の昼過ぎまで雨が降り続きました。
私は開花した品種ものの鉢は軒下や玄関内に取り込んで雨を避けたりしますが、実生花は風雨に対する強さを見てみたいので、普段通りの場所に置いておくつもりです。

上の画像は雨が止んで数時間後に撮ったものです。
手前のプランターの、品種名不明の白花x'飯田高原'の交配株は咲いている2つとも花茎が曲がってしまいました。
野生種に近い形をした花にしては雨に打たれると弱い性質なのかと気になります。

奥の方の、品種名不明の白花x濃紅色花の交配株の方は影響が少ないように見えますが、よく見てみると下の画像のように俯いてしまった花もあります。

これは一昨日の記事で受け咲き?と書いた花。
上向きに咲いていたので仕方がないと言えばそうなのですが、野生種のような小さな花にしてはひどい状態に・・・


横向きに咲いているこの株は花がさほど下向きにもならず、雨に強いと言えそうです。
ただ、花弁には若干の傷みが見られます。


これも同じ交配の株ですが違う場所に置いているポットのものも咲き始めました。
薄紅色というか濃いめの桃色というか、兄弟株に多く出ている花色で、2株ともよく似た花が咲きました


片親が'飯田高原'の交配のものも3番目以降の株が咲き始めました。
右の二つの花は同じ株ですが、深抱え咲き?掴み咲き?といった咲き方なのか、ただの開きかけ状態なのか、もう少し経ってみないとわかりません。


実生花x'御殿桜'の交配株も最初の花が開き始めました。
今のところ'羅生門'を薄い紅色(濃い桃色?)にしたような感じに見えますが、そう見映えのする花では無さそうです。

ポットに1株ずつ植えた苗の蕾も次々に色づいてきて、紅色、桃色、淡い桃色、薄紫色、淡い藤色と色の違いが見られ、さすが園芸品種(実生花はこぼれ種なので親が不明ですが、その年は野生種には結実させていないので)の交配苗という感じがします。
ただ親が両方とも中輪程度の花ということもあり、今の蕾の様子を見る限り大きな花は咲きそうにありません。


これまで何度もアップしてきた'浜千鳥'x'玉珊瑚'の交配株の蕾が明日にも開花しそう(?)というところまで来ました。
次第に色が濃くなり、'玉珊瑚'の色に近づいてきた気がします。
花筒が濃い赤紫色で、花弁(花冠裂片)裏側の基部が白っぽく見えるところも似ています。

裏が'玉珊瑚'独特の色で表が白の玉咲き。という花色を目標に交配したものですが、どうなるでしょうか。
今回は株数も少ないですし、ここで良い結果が出るとは考えていませんが、今年咲く中で少しでも色や花型の良い個体を選んでさらに交配を進めてみようと思っています。
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ハナニラ

2013-04-01 | 庭の花いろいろ
ハナニラ(イフェイオン)が咲き始めました。
画像上は'ピンクスター'、下は'ロルフフィードラー'という品種で、どちらも鉢植えで何年か植え替えしていませんが、毎年咲いてくれるので栽培は簡単♪

'ピンクスター'の花色は蕾のうちが最も濃く、咲いてからは薄くなって咲き終わる頃にはかなり淡くなります。

'ロルフフィードラー'は草丈が低く葉も短く、我が家にある他の種類とはちょっと違った印象があります。


かなり前に淡い青紫色の花のラベル付きの品種名無しの球根を買って地植えにしたのですが、違うものが混ざっていたようで、薄紫色で一回り大きな花が少しだけ混ざって咲いています。


これは淡い青紫色の花ですが、花弁の真ん中に入る青紫色の筋には個体差があるようで、弁先の方が太い筋になるものも見られます。


白い花弁の先の方に薄青紫色の筋が入るもの。
元々は植えられたと思われるものの、まるで雑草と化しているのをよく見かける種類です。
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