そのとき、岩かげに スイミーは見つけた、スイミーは 言った。スイミーのと そっくりの、小さな 魚の きょうだいたちを。
「出てこいよ。みんなで あそぼう。おもしろいものがいっぱいだよ。」
小さな 赤い 魚たちは、こたえた。
「だめだよ。大きな 魚に 食べられてしまうよ。」
「だけど、いつまでも そこに じっと している わけには
いかないよ。なんとか 考えなくちゃ」
追求課題
「スイミーが岩かげにいる小さな魚のきょうだいたちに 出てこいよ。」といったのはなぜか。
① あそぶため、おもしろいものがあるため
② 死んでしまうから
「じっとしているわけにはいかないよ。」とはどういうことか。それは死を意味することである。「だめだよ。大きな 魚に 食べられてしようよ。」
といっている岩かげの小さな魚たちは、何を食べているのだろうか。小さな魚たちより小さな魚やプランクトンである。そうするとそこでは生きていることはできない。 ※ 魚とは、食物連鎖とはどういうことなのか
追求課題
岩かげには小さな魚は何匹いるだろうか。そうとうな数である。根拠としては、マグロよりも大きくなること。
マグロは辞書で調べると、体長3メートル、体重400キログラム以上に達するとある。太平洋のクロマグロは体長4,5メートル、体重680キログラムに達すると言われている。黒板にマグロの絵を描かせてもよい。(※ 宮沢賢治著の「注文の多い料理店」での皿にのった2人の人間の絵を黒板に描くのと共通している。)
海でいちばん大きな 魚のふりとはどういうことかを考える。
大切な言葉
・スイミーのと・大きな魚に食べられる ・だけど・いつまでも・じっとしている・うんと・とつぜん・そうだ・いちばん大きな・ふり・なった
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