松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

「冬よ僕に来い」こんな子どもたちを育てたい

2011-12-07 17:49:06 | Weblog

    冬が来た(高村光太郎)
  
きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒になった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ 僕に来い 僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

しみ透れ、つきぬけろ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のような冬が来た

 高村光太郎の「冬が来た」の詩です。何回も読んでみよう。「人にいやがられる冬」「雪のたくさん降る冬」「火事の出る、刃物のような厳しい冬」そんな冬が僕に来てほしい、そ してそういう冬を餌食にしてしまう。味方にしてしまうと言っているんです。高村光太郎さんは、凄いですね。
これから迎える厳しい冬ですが、子どもたちにも冬に負けないような強い心を持たせたいです。

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