「写真は『アブラゼミ』です。セミの中で一番アホなセミです」
終業式の当日、明日から夏休みに入るということで、私(初任者指導教員)にも子どもたちに話をさせてもらった。夏休みの有意義な過ごし方の後、私はこのように子どもたちに聞いた。
T みんな今外で鳴いているセミがいるよね。「シャーシャー」と鳴いているね。このセミの名前を知っている人?
C 3人が手を上げる(このクラスは30人学級である)
T ええー、他の人は知らないの?
C 知りません
C わかりません
C えー、鳴いているの?(セミの鳴き声が意識されていない子どももいる)
T では、○○君
C ミンミンゼミです
C 私もミンミンゼミだと思います
T あれ、何て鳴いているの?「シャーシャー」だよ。「ミーンミーン」でないよ。(子どもたちは、セミといえば、「ミンミンゼミ」セミの鳴き声といえば「ミーンミーン」と機械的に覚えているのである)
T 他の人ありますか
C アブラゼミです
T 残念みんな違います。今、運動場の木で鳴いているセミは「クマゼミ」です。よく覚えておいてね。
※ この後、季節の早い順に出てくるセミ「ハルゼミ」「ミンミンゼミ」「ニイニイゼミ」「アブラゼミ」「クマゼミ」「ヒグラシ」「ツクツクボウシ」などについて、その姿、鳴き声、習性について、面白おかしく語ってあげた。子どもたちは、目を丸くして聞き入っていた。それにしても、あまりにもセミを知らない、いや自然を知らない子どもたちである。今の子どもたちの行動様式がわかるような気がした。せめて夏休みには、大いに自然にふれてほしいと思った。
因みに初任の女の先生も「クマゼミ」とは知らなかった。そうかもしれないよね。ああ!さびいしいよー。
夜9時頃、家内と犬の散歩を毎晩しているのですが、
蝉の羽化するところを見てしまったのです。
公園の薄暗い灯りの下でしたので、よけい、きれいに見えました。
うす水色のような、白いような・・・不思議な色をした蝉が、よう虫の殻から体をのけぞらして出てこようとしていました。
とってもきれいな色というか、光でした。
今年は、少し早めから、気をつけてみています。
もう数回見ました。
土の中のよう虫が出た後の穴を見ると、木の根にそって、穴ができています。
朝、早くから、ここでもクマゼミが元気よくないています。
クマゼミのなきごえは本当に、夏・夏・夏を感じさせてくれます。
数年ぶりに大府の夏の公開研究集会に参加します。よろしくね。