松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

Y小学校の朗読・音楽劇「ごんぎつね」を参観して

2015-11-02 07:28:19 | Weblog


4年生の朗読・音楽劇「ごんぎつね」を参観させてもたった。体育館に入ると子どもたちが待っていた。靜かに待つことができていて、よく指導されたよい子どもたちだと感じた。先生方の話の聞き方もよかった。
これから指導を重ねていくと思われるが、私が参観して感じたことを挙げてみる。

○ 一人ひとりが台詞を言うとき、順次立って発するのでなく、前もって次の人が立って準備しているほうがよい。見ている人が慌ただしく感じるからである。また、雰囲気もそのほうがよい。

○人やグループの配置をもう少し立体的にしたい。高低差(座ったり、立ったり)距離感、舞台の使い方等の工夫。

○演技をするとき、台詞を発するときの身体の棒立ちをなくす。もちろん他の人が演技しているとき、台詞を発するときの周りの人の対応も大切である。

○どこを見るのか、目線を同じにしたい。台詞や動きに合わせること

○歌声が素晴らしいので生かしたい。舞台から降りて袖にいる子どもたちが精一杯歌えるかどうかにかかっている。

○何人かとてもよい表情で歌っている姿が見られた。ぜひ全体の前で紹介し、全員に広めたい。

○舞台への出入りで、物語の雰囲気を壊さないようにしたい。どうしても慌てたり、床の音をならしたりするから。特に舞台の構造上、音が響きやすいので細心の注意が大切である。

○上記の指導は、子どもを全体の前に出して分かりやすく指導するとよい。

※ 斎藤喜博は「個人学習~組織学習~一斉学習~整理学習」という授業形態をとっている。これは国語科だけでなく、体育や音楽、図工等も同じ授業形態をとっている。
オペレッタの指導に当てはまめてみると個人学習の中で教師はよく子どもを観察して子どもの実態を捉える。
 組織学習においては、個人学習で選定した子どもを全体の前に出してこのように口を開けて歌う、体を使う、位置をとる等を指導することを大切にしている。つまり、このようにして、子ども全体の共通理解と目標を明確にする。新しい価値観を与えるのである。
図工などでも見本となる子どもの作品を提示して、全体を引き上げていくのと同じである。
光明小に戸田先生が指導に入ったときは、よくできている子どもを前に出して、「このようにするのだよ」と指導された。
尾上先生も図工の指導でこのようなことを多くされているようである。

 指導できる時間が少ないと思いますが、できるだけよいものをつくってください。楽しみです。

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