垢は垢として

休日に何となく思い立ってへそのごま取りをしたが、どこにこんなのが仕舞われて
いたのかと驚くほどの大物が取れてご満悦。
大阪に来てからは土に接する機会が大幅に減ったせいなのか、ゴマの色も黒から
白に変わった。加齢とか他の理由もあるかも知れないが、性質は殆ど変わらないので、
かように嬉々として語るようなものでもあるまい。それはそれとして、あの臭いは
ちょっと癖になるので、成長の遅さにもどかしさを感じなくもない。

それに関連して調べてみたら、へそのごまパックなるものが出ているということを知る。
グラビアアイドルとか、へそをクローズアップされる人達はあんな大変な掃除を
どうやっているのかかねがね気になっていたが、一つ謎が解けたような心地であった。

ともあれ、へそのごまと並んで大物が取れると嬉しいものに耳垢と鼻毛があるが、
鼻毛も定期的に刈っているはずなのに、どうやってかかる苦難を乗り越えてここまで
育ったのかと感心するほど長く育ったものが出てくる。
叶うならばそんな栄誉あるものたちを手元に保存しておきたいと願うのが人情、
もしくは個人的感情であるが、間違いなく後で見た時にセルフドン引きするやつなので、
実行に移したことはない。多分思い出だけで充分。