ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

足元を見ている

2018年04月15日 23時26分51秒 | Weblog
靴を求めて街へ買い物に出かけたが、結局気に入ったものは
見つからず、また半ば博打のウェブでの購入に至る。

しかし思えば靴とは人の生活に必要欠くべからざるものであって、
なればこそ大きめの靴屋の大きく構えたような、受け身の姿勢が生まれる
のかも知れない。靴屋を訪ねる客からすれば、どうしても必要と
思えるものを求めてきている訳なので、特に店員側からあれやこれやと
売り込む必要がない。適当に、呼ばれたら応じて、望むままに用意して、
気に入ればお買い上げ、というひどく無機質な流れで、かような売り
方が(ともすれば過剰なサービスで鎬を削る)現代において、やや
前時代的と感じずにはいられない。

高い靴を置いてあるような所や、小さい店ではちゃんと人と足を見て、
その人に応じた靴を見繕ってくれたり、メンテナンス方法を教えて
くれたりするが、大手チェーンではそこが効率化されているとかそういう
次元ではなく、すっぱり抜けているだけという状態。
これならば、そこいらのホームセンターで適当な作業靴を探すのと大差ない。
必要性と、地域によっては競争の緩さの上に胡坐をかいているような
もので、そう考えると前時代的な売り方にもある程度納得がいく。

今回は店の雰囲気以前に、単に気に入ったものが無かったので、ウェブで
選んで買うことになったが、他の人は例えば靴を求めて入った靴屋で
気に入ったものが無かった場合、何件か梯子してでも気に入ったものを
探すのか、今入った店で好みに近いものを何とかして見出すのか、
どっちが多いのだろうか。
店員の雰囲気(客に対しての執着が弱い)からすると前者か。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする