ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

敵を識る

2013年07月28日 23時21分31秒 | Weblog
トイレにて用を足している時に、ちょうど手の届かないくらいの位置に
Gの字を補足した時のどうしようもなさを表現する言葉が無い。

そんな自由研究のレポートが書ける程度に親しんできたGの字ではあるが、
さすがに夜中に気配を発して、安眠を妨害される可能性をゼロにしたい
思いから、ようやく毒餌の購入に至る。

その毒餌、レーズンを半分腐らせたような、半分焦がした砂糖をしばらく
放置したような、正直結構嫌な臭いを、離れた所からでも発しており、
むしろ奴らを集めてしまうのではないかという不安が頭をよぎる。
とはいえ、信用しないことには始まらず、効果も遅効性なので、しばらく
様子見となるだろう。
それにしても罠に甘い匂い付きという事は、彼らがそれを好むという事でも
あり、そう考えると床に散乱させた空き缶に集まるのもむべなりという
話である。でも、奴ら、サイズの関係もあるかも知れないが、あんなにも
甘いコーヒーの缶の中へは積極的に入っていかない。

あと、他に気がついたことであるが、『緩急のついた素早さ』は奴らが
もたらす生理的嫌悪感の重要な一要素なのではないかという点。
考えてみて欲しい。外見は普通のセミで、しかしあいつらと同じ感じで
動くとした場合を。多分オリジナルより嫌悪感が勝るはずである。

奴らは常に素早い印象があるが、実際のところかなりの短距離走者である。
1mも走らせれば5~10分くらい休む傾向(習性)がある。
極限状況下では結構な距離を走れるが、おそらく命を削っているはずだ。

話がそれたが、『急発進、急停止』のコンボで動く生き物はそうそう
居るものではなく、それが驚異の源になっているのではないかと、
今日も今日とて奴らと戦いながら、ぼんやり考える。

コメント
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