プラモ

先日立ち寄った家電量販店で、ふと気まぐれに買ったプラモデル
『学校の机と椅子』というのがなかなか良い。学生の時分はよく
プラモデルを作っていたもので、大阪に来てからも経済力にあかせて目ぼしい
ものを度々購入していた。しかし、部屋の狭さや忙しさ、絵への比重が増した
等の言い訳により、結局有るのか分からない老後の楽しみとして、
部屋の壁に柱に成り果てている始末。

そんなプラモデルのリハビリとして目をつけていたのは、折り良く出ていた
塗装不要でそこそこのものが出来るという触れ込みの、リアルグレード
ガンプラであったのだが、それすら手が出ずにいた所にようやくこれである。
正直ここまでハードルを下げなければならなかったのかと自問するも、
作り始めてしまえばすぐに『コレだよコレ』となる己の単純さよ。

組み立てた椅子やら机は、エロ系のアクションフィギュアと組み合わせて
実に乙な佇まい。やはり椅子と机という小道具があるだけで、この背徳感、
このエロス。素晴らしい。
それにしても、塗装もせず、パーティングライン処理もそこそこの割には
時間がかかったのには驚いた。これの何十倍という作業を特に苦にもせず
普通にやっていた学生時代の時間感覚とのギャップの、何と大きいこと。