ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

テーブルの上では

2009年02月13日 23時42分25秒 | Weblog
ふと思ったこと。

美味いものを食べるのは人生の楽しみ(美味いものを食わないのは
人生における損失)という言葉があるけど、美味いものの味を覚えてしまったら
以降食べるものが物足りなくなったり、エンゲル係数が上がったりといった
不幸が始まるのではないか、と。
食の満足度を左右するのは、質、量、環境、状況で、それらのどれかが
ある程度以上あれば良いと個人的に思う訳です。

つまりは海原雄山の同席する場所で出された至高のメニューより、
気心知れた人とキャンプ場とかで食べるレトルトカレーの方が美味い場合が
あるという事です。

かように質にこだわらずとも満足が得られるのなら、美味い(上質な)もの
など口にしない方が良いのではないかと思いました。
実際ぼくの人生で最も思い出に残っているのは学食のかけそばで、
味も思い出も勝るものはないと現在に至るまで思っています。

それくらい食や味へのこだわりは個人的なものなので『美味しんぼ』や
グルメ番組のように、食へのこだわりに対する啓蒙じみたものや、
いたずらに食欲を煽るものに対してはいささか懐疑的です。

病み上がりや疲労時に食べるものはシンプルな程美味く、気心知れた人と一緒に
食べるものはそれが何であろうと大抵は楽しい。それで良いじゃないかと。

さすがにもてなす時とか、気心知れていない人と食べる場合においては
その限りでは無いのかも知れませんが。
コメント
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