春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイと並んで三大香木と言われる夏の花、クチナシをご存じですね。ジャスミンのような強い芳香があり、白い花が夏の暑さを忘れさせる爽やかさがありますね。一重と八重咲の種があり、どちらかというと八重の花の方がよく見かけるような気がしますが、家の近くの白子川沿いの花壇には一重が植えられています。実が生るのは一重の花の方で、牧野庭園のクチナシの木に実を見つけました。
長さ2㌢ほどの長楕円形で、側面にはっきりした稜が突き出ていて先端には6本の蕚片が残り、開裂せずに針状についてます。これから熟してくるとオレンジ色のホウズキを細くしたような形になってきます。実が開かないことから「口無し」といわれ、和名のクチナシの語源になったそうです。乾燥させた実は黄色の天然色素として古くから料理に使われてきました。黄色の色素はクロティンといって、緑黄色野菜に含まれるβカロチンと同様カロティノイドの仲間です。
長さ2㌢ほどの長楕円形で、側面にはっきりした稜が突き出ていて先端には6本の蕚片が残り、開裂せずに針状についてます。これから熟してくるとオレンジ色のホウズキを細くしたような形になってきます。実が開かないことから「口無し」といわれ、和名のクチナシの語源になったそうです。乾燥させた実は黄色の天然色素として古くから料理に使われてきました。黄色の色素はクロティンといって、緑黄色野菜に含まれるβカロチンと同様カロティノイドの仲間です。