アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

春の花⑤ ハッカクレン

2010-04-26 15:32:28 | Weblog
 お天気がいいと散歩も楽で、日差しがあると気持ちがいいですね。5年ぶりの通勤も、家を出てから電車に乗る以外は歩きですから帰りは大体1万歩ほどにはなりますが、天気の良い時は街中をぶらり歩きます。健康には良いし、好きな仕事でもあるので楽しんでやってますので、いい出合いだったかなあと思います。好きな時に、好きなところへ行けなくなったのは残念ですが、ま、これは仕方ありませんな。


 春の花のしんがりはハッカクレンです。実はこれを取り上げるのはどうかなと思ったんだす。というのはほとんど自生しているのはなさそうで、植物園などで栽培しているだけのようですので…。でも、とても珍しそうな花なのでアップしてみました。図鑑などにはまず載っておらず、ネットのお世話でやっと“正体”がいくらかわかりました。中国原産のメギ科の植物だそうで、葉が八角でハスの葉に似ているのでということらしいのですが、見た感じはヤツデの葉のように見えましたが。また八角とも限らないようです。


 で、もっと変テコなのが花ですねえ。赤黒く、下を向いてましたが、初めは何かの花が咲き終わって枯れたのかと思いました。よおく見ると枯れてはいなくこれから開こうとしているようでしたが、あまりきれいな花とは思えませんね。植木屋さんなどで扱っているところもあるようですが、かなりマニアックな花です。(終)
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春の花④ ホウチャクソウ

2010-04-25 16:22:23 | Weblog
 二日もよい天気が続くと本当に春だなあと感じますが、明後日はまた全国的に雨模様だそうでしかも冷たい雨のようです。こんな天気ですからまた風邪気味です。前回、寒さが続いた時は治るまでに一ヶ月近くかかりましたので、今回は大事に至らないようにしたいのですが…。さて、第4弾はホウチャクソウです。草丈は30㌢くらいで葉は上のほうで分かれ、先端から2㌢ほどの花が1~3個垂れ下がって咲きます。どう見てもつぼみのようにしか見えないのですが、これでもしっかり咲いている花なんだそうですよ。


 ホウチャクって変わった名ですが、漢字で書くと宝鐸草。宝鐸とは寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾り物のことで(風鐸=ふうたくともいうそうです)、この花の咲いている様子がそれに似ていることから名付けられたといいます。よく似た花にアマドコロがあります。我々シロウト眼には同じようにしか見えないのですが、アマドコロはぶら下がる花がサクランボのように二つで、花は同じくらいの大きさですが吊り鐘のような形なのに対しホウチャクソウは筒状です。


 またアマドコロは山菜として食用にもなりますが、ホウチャクソウの若芽は有毒だそうですから気をつけなければいけませんね。こうやってみると、意外と有毒植物が多いことがわかります。自信のないものは口にしないように気をつけましょう。
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春の花③ 幻の花オキナグサ

2010-04-24 16:12:23 | Weblog
 うっとうしい雨も上がり、24日の東京は久しぶりに太陽が顔を出してくれました。予報通り、それらしい天気になりましたが、午前中は風がやや強くそれが冷たかったですが…。よたよたとたどり着いた感じの春ですが、一体、どこに寄り道していたのかな。日曜日も晴れて暖かくなりそうですが、まだ寒い日が来るのではといささか、疑心暗鬼です。


 今日のオキナグサも結構珍しい花でしょう。かつては日当たりの良い草地に自生していたそうですが、開発が進むにつれて次第に減り始め、また栽培用に採っていく人が増えたため今や絶滅危惧種に指定されるまでになったことから“幻の花”と呼ばれているそうです。葉は複雑に切れ込み、白い毛に覆われているのが特徴です。花は赤黒い色で咲き始めはうつむいて咲いてますが、成長するにつれて上を向いてくるのだそうです。なんだか人間にも似ているなぁ。ほら、初めは低姿勢で、だんだんそっくり返る人たちがいるでしょう…ね!


 開花後1ヶ月くらい経つと草丈も30~40㌢ほどになり、大きな毛玉を作るといいます(これはまだ見たことがありませんが)。白い毛玉が沢山立ち並ぶ様が白髪頭の老人のように見えることから、この名が付いたのだそうです。で、漢字で書くと翁草です。キンポウゲ科の花ですが有毒で、間違って食べると最悪、死に至ることもあるといいますからご用心です。
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春の花② ホタルカズラ(蛍蔓)

2010-04-23 13:51:12 | Weblog
 以前はよく見られたようですが近頃はあまり見かける機会がなくなった花のひとつです。瑠璃色の小さな花がなんともきれいですね。比較的まだ目にすることができる、似たような花にツルニチニチソウという花がありますが、こちらはもう少し青色が濃いのと、花の真ん中が円形ですが、ホタルカズラは放射状の白い線が特徴です。図鑑などによると、この線がホタルを連想するところから付いた名だということです。またこの瑠璃色が緑の中でホタルを思わせるから、という説もあります。


 蔓はつる植物の総称で、その名の通りつるが地べたを這って伸びています。赤紫っぽい色の花は咲き始めで、だんだん青色になるそうです。花の大きさは2㌢ほどで、たくさん群がって咲いている様は、私には星空のようににも見えますが、ホタルに例えた人の感性もなかなかだなあと思いますね。昔、染色に利用したムラサキの仲間だそうです。
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 春の花① キクモモ(菊桃)

2010-04-22 14:26:42 | Weblog
 相変わらずエレベーターのような気温の上下が激しい天気が続いています。前日の初夏の天気から一転、22日の東京は冬に逆戻り。一日違いで気温が17度以上も開きがあってはたまりませんな。この日の最高気温は10度にも届かず、おまけに雨まで降って…。こうしたことが何度もあったのですから、これはもう“異常”といっていいでしょう。明日もやはり低いようで、お年寄りや小さい子供には困ったことですね。


 本来なら百花繚乱のこの時期、今でなければ見られない花々をたっぷり楽しみたいものです。そこであまたある花の中からちょっと珍しい春の花をいくつか紹介しましょう。なお、花の写真は全て神代植物公園で撮影したものです。先ずはモモから。花桃が今、ちょうど見頃で、ピンクや白の花がきれいです。でもこのキクモモはちょっと変わっていて、ご覧のようにピンク色も濃く、花は菊の花にそっくりですね。


 中国原産で江戸時代に渡来、その後観賞用に改良を重ねられたということです。細い花びらが八重状になり、まるで菊の花のように見えます。遠くから見てもひと際目立つ花ですが、あまり見かけることのない花のひとつでしょう。
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