アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

牧野博士ゆかりのヒメアジサイ

2023-05-31 15:12:39 | Weblog
 5月も今日で終わり、明日からは6月のスタートです。この前明けたと思ったらもう一年の折り返しの月、早いですねぇ。東京は今日もまずまずの空模様、ちょっと蒸しますが雨はなさそうです。梅雨空を彩る花、アジサイが咲いているので牧野記念庭園のヒメアジサイも咲いただろうと庭園を訪ねてみました。朝ドラが好調で庭園はこの頃多くの訪問者でにぎわっていますが、今日も曇り空にもかかわらず大勢の人でいっぱいでした。

 昨年、高知市の牧野植物園から50年ぶりに“里帰り”したヒメアジサイは咲いてましたが、どうしたことか今年は一輪だけでした。それも花の重みかちょっと垂れ下がってましたがやっぱりきれいな色ですね。他のアジサイも沢山咲いてましたが“、澄んだ青空のような花の色は別格です。昭和の初めに信越地方の民家の庭で咲いていたのを牧野博士が見つけて自宅に植えたのですが、普通のアジサイに比べ女性的で優美なことからヒメアジサイと名付けたそうです。博士の亡くなった後、自宅は記念庭園として練馬区が整備しましたが、ヒメアジサイはなくなってしまいました。

 博士の出身地の高知市の植物園の好意で、保存されていたヒメアジサイを東京の記念庭園に里帰りされることになり昨年、関係者が集まり植樹されました。このほか北鎌倉の明月院は「あじさい寺」として有名ですが、およそ2500株のアジサイはほとんどがヒメアジサイ品種だそうで一帯が青い花で彩られています。独特の色彩は「明月院ブルー」と呼ばれています。
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シモツケ(下野)

2023-05-30 13:54:51 | Weblog
 以前の予報では雨が続き今日30日くらいには東京も梅雨入りするかと思ってましたが、外れましたね。都心では朝、雨も降っていたようですが練馬は晴れて気温も上がってます。九州や四国に大雨を降らせている雨雲は関東には影響がなさそうです。

 たまにはいつもと違う道を散歩しますが、思いがけないものに出合うことがあるのも散歩の魅力です。さっきはよそ様の庭で咲いているシモツケが見られました。ミッキーの顔のような花が道路の方にはみ出して咲いてます。バラ科の落葉低木で枝先に小さな5弁花を半形球状に密生させてふんわりと咲かせます。花びらより長い雄しべがいっぱい伸びていますね。漢字で書くと下野。名前の由来は下野国(栃木県)で最初に発見されたことからといわれます。よく似たシモツケソウ(下野草)と区別するために別名を木下野(キシモツケ)というそうです。一度見ると忘れられない独特な花ですね。

 花言葉は「整然とした愛」。また細い糸のようなおしべが出ていて、花の形がぼんやりと見えることから「儚さ」とも。
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元気だったね!

2023-05-29 14:43:45 | Weblog
 雨季の到来です。29日、九州から東海にかけての広い範囲で梅雨入りしたとみられるとの発表がありました。東京は夜の間に降ったようで道路が濡れてましたが、練馬は朝からしばらくは降りそうで降りませんでした。アメダスの地図を見ると大きな雨雲が関東も覆っているので、そのうち降るでしょうか。白子川のカルガモのファミリー、14日に見て以来ずっと見かけなくてどうしたんだろうと気にかけてましたが、今日、久しぶりに子ガモたちの姿を見つけました!

 今日は川底の土の部分に行儀よく並んで身体を寄せ合ってじっとしてました。近くでは母ガモが子供たちを優しい表情で見守っていましたけど、どうして離れていたんでしょうね。いずれにしても元気でいてよかった!ただ、以前見かけた時は子ガモは5羽いましたが、今日は4羽しか見えません。前に見たカモたちと同じかどうかはわかりませんが、同じだとすると1羽欠けました。例年、誕生した雛の何羽かは天敵の犠牲になってか足りなくなりますが、自然の摂理とはいえ寂しいことです。4羽の子ガモたち、大きくなるまで元気でいてくれ!
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ジューンベリーって知ってた?

2023-05-28 14:53:15 | Weblog
 28日は天気が下り坂ということで曇りや雨のマークが並んでます。気温は高目で東京も雲の多い空ながら都心で25.8度、練馬は26.7度と夏日で蒸し暑く感じます。今年はツバメが来ないなぁと寂しく感じてましたが、今日初めて川の上空を飛ぶ一羽のツバメを見ました!何しろ相手は特急列車の愛称にもなった鳥ですから速いのなんの、目で追うのが精いっぱいでとても写真を撮れないのが残念です。でも、帰ってきてくれてよかった!

 ところでジューンベリーってご存じですか。散歩道で住宅の庭に赤い小さな実の生った木がありました。サクランボのようにも見えますが、ちょっと小さく初めて見た果樹でした。何だろうと調べてみたら、どうやらジューンベリーというらしいことが。そういえば前に通った時に白い花がいっぱい咲いていたっけと思い出しました。その時は気になりませんでしたが、こんな実が生る木だったんだね。北米原産の樹木で、向こうでは街路樹などに人気があるそうで、ザイフリボクに似た花なのでアメリカザイフリボクとも呼ばれるそうです。

 実はよく見るとブルーベリーのような形でサクランボのようにぶら下がっています。6月頃に真っ赤な実をつけることからジューン(6月)ベリーと名付けられたみたいです。あまり馴染みのない果実ですが食べることは出来るそうで、多くはジャムなどに使われるようです。早春の花に加えて赤い実もきれいで、秋は黄葉と年間を通じて楽しめるのでシンボルツリーにお勧めだとか。まだまだ知らない植物がいっぱいありますねぇ。
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栗の花

2023-05-27 13:15:37 | Weblog
 27日は近づいてくる台風と梅雨前線の影響で長雨が始まる前の貴重な今日と明日の晴れ間です。東京は午前中に26度を超えて5日ぶりの夏日です。まぁ、昨日も24.9度ですからほぼ夏日でしたけどね。週明けからは毎日、曇り一時雨といった☂の付いた天気が続き、月内にも梅雨入りの発表があるかもしれません。いつもと違った道の散歩でしたが、オッとこの匂いはあれだな。独特の、いい香りとは言い難い匂いが漂ってきます。そっちの方へ進むと、ありました、栗の木が。

 香りと匂いは似て非なるもので、ドクダミの花や栗の花の発するのは香りでなく匂いでしょう。最も好き好きですから気にならない人もいるでしょうが。匂いはともかく、花も変わってますね。これが花かといったクリーム色の房状になった垂れ下がったのがそうです。栗は雌雄同株で見えているのは雄花です。雌花は雄花の根の所に小さく穂のようなものがあるそうでほとんど目立たないようです。一生懸命に探してみましたが見つけられませんでした。全部にあるわけではないそうですが。雌花が受粉して実をつけるのですが、雄花はそのまま枯れて落ちてしまいます。

 栗と言えば秋の味覚のひとつですが、人間との関りは随分古いんです。約5000年前の縄文時代から、人たちは栗を栽培していたそうです。国内最大の縄文遺跡、青森市の三内丸山遺跡からは廃棄された栗の皮や種子などが見つかっていて、当時の食料だったことがわかりました。また直径1㍍の大きな栗の柱も出土、深さ2㍍もの穴もあり大型の掘立て柱建築物があったことがうかがえます。
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