夏越の祓え

　夏越の祓え（なごしのはらえ）は神社の神事です。一年を半分にして６月の晦日と年末の大晦日に、それぞれ半年の間に知らず知らず身についた罪、穢れを祓い落とす行事で年末は年越しの大祓えといいます。


　夏越の祓えは水無月の祓えともいい、大泉の氷川神社でも執り行われたので行って来ました。人形（ひとかた）に生年月日、名前を書いて、半年間の罪、穢れを移しお祓いしてもらい、この後神主さんを先頭に茅の輪（茅で作った大きな輪）をくぐります。左、右、左とくぐって、最後は神殿で玉串をささげて終わりです。これですっかり身を清めて夏を迎えることになります。

ハンゲショウ

　葉っぱの一部分だけ白くなるハンゲショウ、不思議な植物ですね。漢字で書くと半夏生。暦の上では、夏至から１１日目を半夏生といいますが（今年は７月２日）
この頃に花を開き、茎の先端の葉数枚が一部分だけ白くなることからそう名付けられたというのが通説のようです。今年は７月２日より早く開花したようですが…。白くなるのは表だけで、葉の裏は緑のままです。


　なぜ白くなるのかは、はっきりしたことはわからないようで、葉緑素が抜けるのだろうといわれてます。葉の半分くらいが白くなるので、半化粧ともいわれますが、こちらの方がぴったりのような気がしますね。もっと不思議なのは、花が終わるとまた緑に戻るんだそうです。これは知らなかったなぁ。

やはりアジサイは雨がよく似合う

　梅雨時だというのに晴れて暑い日が多かったんですが、２５日は涼しくてよかったですね。霧雨の煙る中を歩いてみました。この時期の花アジサイが見頃ですね。多くの花はお天気の良いときの方が一段と綺麗に見えるものですが、アジサイとアヤメ、花菖蒲などは雨の方がよく似合う。石神井公園のアジサイもとても鮮やかでした。


　ところでこのアジサイ、日本が原産地なんだそうですね。もともとは自生していた顎（がく）アジサイが欧米に渡り、改良されて手毬状の花になり西洋アジサイとして逆輸入されたのだそうです。土壌によって花の色が変わるのはよく知られていますが、いまや赤、紫、青のほかにもいろいろあるようです。


　咲いている間に色が変わることから七変化と呼ばれ、そのため花言葉も「移り気」とか。なんだか気の毒でもありますね。

国立新美術館

　遅ればせながら六本木の国立新美術館で「モネ　大回顧展」を見てきました。火曜日は休館日なのですが、特別招待日ということで普段のような混雑は見られず、ゆっくり鑑賞できました。印象派の巨匠・モネは、日本人が好きな画家として必ず挙げる画家の一人で、国内外の美術館の所蔵品、個人の所蔵品など９７点が展示され見応え十分です。


　この春オープンした新美術館は曲線をうまく活かしたユニークなデザインで、展示室は広く、落ち着いた雰囲気ですね。六本木はあまり訪れる機会のないところですので、帰りはミッドタウンを散歩してきましたが、ウィークデーというのに人であふれていました。まだまだオープン当初のにぎわいが続いているんですねえ。ミッドタウン・ガーデンは都会のど真ん中とは思えない静かな憩いの場所でした。

四葉のクローバー

　幸運を呼ぶといわれるものはいろいろありますが、身近にあってそれらしいのは四葉のクローバーでしょうか。シロツメクサのことで、普通は葉が３枚で「みつば」と呼ばれていますが、稀に四葉あるいはそれ以上の枚数を持つことがあるようです。


　大抵は群生しているので、それこそ数え切れないほどの葉がありますが、四葉を探すとなかなか見つからないものです。なぜ、四葉がでるのかというと、突然変異といわれています。西洋では十字架に見立てて幸運を招くといわれているようですが、そんな感じがしますね。これは近くの公園で見つけたものですが、ご覧になった方にも幸運が届くといいですね。