アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

マルバルコウソウ

2008-09-30 15:19:24 | Weblog
 近頃、公園などを歩いているとよく目にする赤い小さな花があります。一円玉ほどのちっちゃな花ですが、よく見ると結構可愛い花でアサガオを小さくしたような感じです。野生のようですが名前がわからないので花の検索サイト「はなせんせ」に尋ねたところ、さっそく大阪の方から教えていただきました。マルバルコウソウというのだそうです。


 さらに調べてみると、大きさもよく似たのにルコウソウという花があり、そちらは葉が線状なのに対してこちらは葉がアサガオのようにハート形に近い丸みを帯びているのでマルバというそうです。熱帯アメリカ原産で、もともと観賞用として江戸時代に渡来したのですが、今は栽培する人もなく野生化したとのこと。蔓で伸びて大概たくさんの花をつけているのでご覧になった方も多いことでしょう。


 「はなせんせ」は画像をアップしてどこで見たかなどを書き込んで名前を尋ねると、ご存知の方が教えてくれるとても便利なサイトです。ご興味のある方は「はなせんせ」で検索して会員になってみてはいかがですか。
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9月の桜

2008-09-28 15:45:53 | Weblog
 ついこの前までの暑さがうそのように涼しくなりましたね。金曜日あたりからさすがに秋だなあという天気になりましたが、日曜日の28日は練馬では最低気温が16度、昼になっても20度には届きませんでしたので半袖シャツでは肌寒いほどでした。そんな天気なのにサクラが…。


 咲いていたのは大泉中央公園の一角。初めは秋に咲く子福桜か十月桜かと思いましたが、近づいて見上げるとどうも花が違います。秋に咲くサクラは小ぶりではありますが花びらが八重っぽいのですが、5弁の花びらは春に咲くソメイヨシノのように見えます。


 樹木に名札がなかったので管理事務所で聞いたところ「この前モクレンが咲いたし、ヤマブキがいまだに咲いているので、ソメイヨシノの狂い咲きでしょう」とのこと。何でまた今頃、寒くなってから咲くんでしょうね?「葉がムシに食われて無くなってしまったので、木が勘違いしたのかも」。なるほど、これから紅葉するのに花の咲いていた木はちらほらしか葉がありませんでした。
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クマンバチ

2008-09-26 14:53:23 | Weblog
 日本の蜂の仲間の中では大型の部類に入ります。正確にはクマバチといって密を集めて回るミツバチ科の蜂です。クマンバチという呼び方は大きな蜂のことをいうようで、地方によってはスズメバチのことをそう呼ぶこともあるようです。クマバチというよりクマンバチの方が何となく親しみやすいような気がするのは私だけかなあ。


 大きな体でブ~ンと飛び回ることから獰猛な蜂と思われているようですが、花から花へ密を求めて飛んでいるだけで、おとなしくこちらが何かちょっかいを出さない限り人間を襲うことはないそうです。ずんぐりして胸が黄色でキムネクマバチとも呼ばれるます。よく藤の花に寄ってくるのでご覧になった方も多いでしょう。もう一つの大型のスズメバチは人間を襲う危険な蜂ですが、こちらも黄色ですが細身で虎模様の胴体ですから間違うことはありません。


 クマンバチはその体の大きさに比して小さな翅ですので航空力学的に飛べるはずがないと、長い間不思議がられていたようですが近年は新しい学説で解決したようです。それにしても蜂を含めた昆虫や鳥の飛び方は驚異的ですね。静止状態からパッと飛び上がり、急旋回、鋭角に曲がるなど、人間の作った飛行機にはとても真似が出来ない飛翔です。どういう仕組みなのか、そういう飛行物体を作れればノーベル賞ものでしょうな。
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シロバナマンジュシャゲ

2008-09-25 16:38:17 | Weblog
 赤い花ならマンジュシャゲ♪と昔の歌に唄われたように曼殊沙華は今が見頃ですが、真っ赤な花の代名詞のようでもあります。ですが、近頃では白い花もいろんな所で見られるようですね。シロバナマンジュシャゲというんだそうで、よく似た花のショウキズイセン(鐘馗水仙)との自然交雑種といわれます。ショウキズイセンもマンジュシャゲと同じヒガンバナ科で濃い黄色の花で一見、そっくりです。


 10年以上前の話で、ラジオの番組の中で白いマンジュシャゲが話題で取り上げられ、珍しいねえ、一度見たいなあってパーソナリティが話していました。その頃私も見たことがなくて見たいものだと思っていましたが、この何年かごく普通に見られるようになった気がします。


 あまり日当たりのよくない所が好きなようで、ちょっとした暗がりに咲いている白い花は、怪しい雰囲気が漂っているようですねえ。赤い花が上を向いて咲いているのに対して、白い花は横を向いて咲きます。風車のように…。あのオレンジ色の花のキツネノカミソリもヒガンバナの仲間だそうです。
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シモバシラ

2008-09-24 16:03:33 | Weblog
 シモバシラ、漢字で書くと霜柱、シソ科の植物です。霜が降りる寒さはまだまだ先の話ですが、この花は今が見頃です。あまり日の当たらないところにこじんまりと咲いているうえ、地味な花なので振り向いてくれる人も少ないといわれます。花穂の下にだけ花をつけ、よく見るとそれなりに可愛らしいのですが霜柱のようには見えないような気がします。


 それもそのはず、名前の由来は花が終わってからのことなんです。当然のことながら、これからだんだん寒くなると茎は枯れてしまいます。ところがこの植物の根は地中深くで、水分を汲み上げ茎に送る“作業”を続けているのだそうです。冬になり気温がぐんと下がった朝、茎にたまった水分が凍って外へ伸び出し根元に氷の塊ができます。これが名前の由来で、一度限りのことです。初の寒波の朝にしか見られないのですが、今年は何とか撮影に挑戦してみたいものです。
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