アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

セッコク

2024-04-27 13:40:48 | Weblog
 大型連休の始まりです!コロナの5類移行に伴って、これまでいろんなことを控えていた人たちも何年かぶりに旅に、ということも多いでしょう。初日は天気もまずまずでお出かけ日和と言えるようですが、北海道は暑いですねえ!北見など真夏日に届きそうな所もあるそうです。東京は曇りで暑かった昨日より低い23度台ですからまぁちょうどいいくらいです。牧野記念庭園の春、ついでにもうひとつ変わった花をご紹介しましょう。

 桐の木の幹に取り付いたように見えるいささか変わった植物、セッコクというそうですが花が咲いてます。あまり聞いたことのない名かもしれませんね。東北以南の山地や岩場に見られる小型のランです。普通、植物は土壌に根を張り成長しますが、このランは着生植物です。着生とは岩や他の木に根を張ることで、木から養分を吸い上げることはないので寄生植物とは異なります。このランの茎に見えるのは地上茎が肥大化して貯蔵機関となった偽鱗茎で「バルブ」と呼ばれます。バルブを何本も重ね、細い根でしっかり木や岩に着生しています。晩春から初夏にかけてバルブから白や淡い桃色の花を咲かせます。

 冬場には葉が落ちて、バルブの状態で過ごし、翌年このバルブに花を咲かせます。花の時期を除くと何か変なのが木についているなと思ってましたが、可愛い花が咲くんだね。しかも木から養分をもらうのでなく、水分は雨と霧が頼りなんだって!この花の花言葉は「わがままな美人」「潔癖」「天性の華を持つ」「わたしを元気づける」などがあります。
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牧野記念庭園のキンラン

2024-04-26 14:18:22 | Weblog
 東日本から北日本は26日も季節外れの暑さになってます。東京都心は午前中に25度を超え二日連続の夏日です。明日からいよいよゴールデンウィークですが暑いスタートになりそうで、月末から5月初めは☂マークも目立つ天気と変わりやすい空模様の連休になりますね。5月に入れば季節は夏で連休後半からは暑い日が続きます。今のうちから身体を暑さに慣らして体調を崩さないようにしましょう。

 牧野記念庭園の一角にキンランの花が咲いてます。山や丘陵の林の中に生えるラン科キンラン属の多年草で、地生ランの一種で高さ30~70㌢ほどの茎の先端に直径1センチほどの鮮やかな黄色の花を咲かせます。今の時期は黄色い花が多いですが、この花は山吹色とか黄金色といった感じのどっしりした黄色です。キンランの名は花の色から付いたそうです。花は全開せず半開き状態のままです。庭園の展示棟近くのスエコザサのなかにいくつか咲いてます。

 以前は本州から九州の山林に自生していてどこでも見られたありふれた和ランのだったが、1990年頃から急激に数を減らし1997年に環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。花言葉は「華やかな美人」「眠れる才能」だそうです。
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コデマリ

2024-04-25 14:16:18 | Weblog
 この3日ほど雨や曇りの天気で気温も20度を下回っていた東京ですが25日は一転、スカッとした晴れのいい天気が戻ってきました!昨日は幾分、薄寒いくらいでしたが今朝は比較的暖かい朝で、散歩に出る頃は20度近く半袖で出ましたが暑がりにとってはちょっと暑いほどでした。午後も気温は上がり2時前には都心で25.3度、練馬は26.4度と夏日になってます。

 散歩道では区の花ツツジが花盛りで、赤や白、ピンクとにぎやかですが、日差しがあるとコデマリの白い花が眩しいです。小さな葉が集まって一つの花のようになり、それが枝いっぱいに垂れ下がるようにまとまって咲いているのは独特の華麗さがありますね。丸くなった花がテマリ(手毬)のように見えることからこの名が付いたそうですが、おじさんたちにとってはゴルフボールがいっぱいのように見えるんじゃないかな(笑)。中国原産のバラ科シモツケ属の植物で日本に渡来して帰化植物として増えているそうです。

 コデマリに対してちょっと大きい花のオオデマリという花もありますが、こちらはスイカズラ科の別種の植物で花もどちらかというとアジサイに似た丸い花です。アジサイより1か月ほど早く咲くので区別できます。コデマリによく似た花にユキヤナギがありますが、ユキヤナギは咲く時期がちょっと早く4月の頭には咲いてますがコデマリはサクラの終わる頃に咲き始めます。コデマリの花言葉は「友情」「優雅」「品位」などです。
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植物学の日・マキノの日

2024-04-24 14:12:53 | Weblog
 24日は「日本植物学の父」といわれる植物学者牧野富太郎博士の生誕の日です。1862年(文久2年)土佐国佐川村(現高知県高岡郡佐川町)で酒造業を営む裕福な家に生まれた富太郎は,幼少のころから植物に興味を示していたそうで、独学で植物分類学を研究し新種・変種約2500種を発見、命名するなどの業績を残し、佐川小中退ながら理学博士の学位も得ています。94歳で亡くなるまでに生涯を研究に費やし50万点もの標本や観察記録を残しています。後に、生まれた日が「植物学の日」に制定されています。

 博士の亡くなった後、昭和33年に出身地の高知市に「高知県立牧野植物園」が開園しました。そして東京で晩年の30余年を過ごした練馬区東大泉の自宅と庭を練馬区が改修して一般公開しているのが牧野記念庭園です。庭園内には博士が愛した約300種の植物が植栽され季節ごとに彩を添えています。西武池袋線大泉学園駅南口から徒歩5分ほどで、入り口を入ると博士の等身大パネルが出迎えてくれます。今日はあいにくの雨模様の天気で少々寒かったのですが、園内には朝から大勢の人がいました。こんな天気なのにたくさんの方がいらっしゃいましたね、と学芸員の方に話しかけたら「そうです。多いですね。皆さんお誕生日ですからと仰って」と話していました。皆さん、お祝いの心で雨をいとわず来園されたんですね。

 また記念イベントとしてコーラスグループによる「歌で祝う誕生日」が予定されていましたが、雨のため中止になりました。
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たっぷり暖まって ^^

2024-04-23 15:04:42 | Weblog
 ゴールデンウィーク前はすっきりしない雨や曇りの日が多いですねぇ。23日は前線を伴った低気圧が西日本の南海上にあり、九州、四国は雨で大きな雨雲が今後東海まで伸びてきそうです。関東も明日は朝から本降りの雨だそうです。タケノコの出回る時期の長雨で、タケノコ梅雨というそうですが、やっと本格的な春の到来かと思ったのに薄暗い空では気分もすぐれません。東京は昨日に続き曇天で、気温は17,8度ですから半袖ではちょっとというところ。日差しがないと気温ほど暖かさは感じませんね。

 こんな天気だといつも飛び回っている昆虫たちも姿を見せてくれません。暖かくなきゃ虫だってじっとしてるだろうなぁと川沿いを歩いていると、草むらの中に1匹のアゲハチョウが。蜜でも吸っているのかと近づいてもピクリとも動きません。どうやら蜜ではなく、翅を広げてほとんどない陽光を受けていたようです。チョウは外界の温度によって体温が変動す変温動物です。哺乳類と鳥類を除く多くの動物がそうです。アゲハの活動の適温は15度以上と言われますのでそんなに寒くはないでしょうが、日差しのある時と比べるといく分違うのかもしれません。翅をいっぱいに広げて熱を吸収して体を温めていたんでしょう。逆に暑い時は翅を閉じて陽光を反射するそうです。寒いのは人間も虫もやだもんね。
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