珍しい！サツマイモの花

　23日は二十四節気の霜降（そうこう）です。暦便覧には「つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也」とあるように、朝晩の冷え込みが厳しくなり秋が一段と深まり、朝露が霜に変わる頃ということです。今朝の東京は都心はそれほどでもなかったですが練馬は最低気温が11.3度と冷え込みました。それでも晴れの良い天気で風もなく、気温もだんだん上がり昼過ぎには23度を超えてきましたから暖かい霜降でした。

　無風で日差しがあればぽかぽか陽気で半袖姿の人も結構見られました。散歩でたまに通る畑でサツマイモの花が咲いているのを目にしました。小さな白い花で真ん中が紫色の花がいくつか咲いてました。サツマイモはヒルガオ科サツマイモ属ですからアサガオの花に似ていますね。まだしっかり開き切っていなかったようですが、滅多にお目にかかれない珍しい花です。熱帯や亜熱帯ではよく開花するそうですが、日本では沖縄県をのぞいてはあまり咲くことはないといいます。

　ただし条件がそろえば開花することもあるそうで、一日の日照時間がある程度短くならないと反応を起こさない短日性の性質を持った植物です。花を咲かせるには気温と日照時間が条件で、ある程度気温が高いまま日照時間が短くなれば咲きやすくなるそうです。そういえば結構気温が高い日が続き、曇りや雨の日も多かったですかね。滅多に咲かないこんな花にもちゃんと花言葉があり「乙女の純情」「幸運」だそうです。