アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

石神井でアニメのセル画展

2011-07-31 15:55:44 | Weblog
 練馬は日本のアニメーション発祥の地で現在でも区内には数々のプロダクションがあります。初期の頃の白蛇伝、狼少年ケン、秘密のアッコちゃんといった人気アニメは大泉の東映撮影所で作られ世に出て行った作品です。石神井公園にある石神井公園ふるさと文化館では収蔵品企画展としてアニメのセル画展を8月7日(日)まで開催中です。セル画とはアニメ製作過程で使用される透明シートに描かれる画のことで、作画用紙に描かれた線画をインクでセルシートに写し取り、裏側から色を塗ったものです。


 セルロイド(現代の若い人たちにはほとんど馴染みが無いと思いますが)製だったことからセル画と呼ばれたのですが、可燃性が高いため1960年代からはポリ塩化ビニール製のシートに変わっています。アニメを製作するには、1秒間に8枚から24枚のセル画を必要とするため、アニメ映画1本を製作するのには数万枚のセル画を描かなければならず大変な作業でした。出来上がったセル画は写真の後ろに見える撮影台でフィルムに撮影されます。撮影台は高さ、幅とも2㍍もあろうかという大きなもので、展示されているのは昭和30年代初めに東映動画(原・東映アニメーション)が導入したもので、各段にセル画や背景のシートを置き、一番上に設置された35㍉カメラで一コマずつ撮影していきます。


 展示されているのは「少年猿飛佐助」「タイガーマスク」「サイボーグ999」といった人気を集めたセル画約70点ほどで手にとって見られるものもあります。現在ではデジタル化が進み、セル画を描かずにコンピューターでアニメ製作することが多くなっています。入場無料ですので公園散策のついでにでもどうぞ。西武池袋線石神井公園駅から徒歩約10分ほどです。
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ウバユリ

2011-07-30 16:46:41 | Weblog
 あれれ、また梅雨に戻ったのかと思うような天気が続いてました。先日の台風6号が過ぎた後、涼しく雨模様の天気でしたが、30日の東京は雨の予報が出ていたにもかかわらず夏空がのぞき久しぶりに暑さが戻ったかと思うと、夕方にはまたどんよりした雲に覆われるヘンな一日でした。このところ局地的な豪雨が各地を襲っていますが、新潟、福島県の豪雨は大変な量の雨が降り大きな被害が出ています。我が家の近くを一級河川の白子川が流れています。幅5㍍くらいのどちらかというと小さい川ですが、住宅地を流れているため氾濫防止のために1㍍あたり500万円近くをかけて改修工事が進められています。50㍉を超える雨量があっても耐えられるようにと聞きましたが、今回の新潟、福島豪雨はそれを遥かに超える雨量ですからその凄まじさがわかります。


 今年はこうした局地的豪雨が多くなるといわれています。局地的ですからいつ、どこで降るかは予報も難しいでしょうが、地震と同じで厄介ですね。その原因としては温暖化の影響や、都市部のヒートアイランド現象の影響で積乱雲が発達しやすくなっていることも上げられています。数百年に一度ともいわれる大震災で始まった2011年、今度は未曾有の大水害が続き、大きな災害から逃れられない年になるのでしょうか。半分が過ぎましたが後半は穏やかになって欲しいと願うばかりですね。


 前置きが長くなりましたが、ウバユリの花が咲き始めました。緑白色の筒形の花が横向きについており開くことはありません。公園などで見かけますが街中ではあまりみられませんね。変な名前ですが漢字で書くと姥百合だそうで、花が終わる頃には葉(歯)がなくなることからこんな名が付けられたとか。どうも花の名前には変なのが多いですが、一体、誰がこんな名を付けたのでしょうねえ。ちなみに葉はユリ科とは思えないハート型をしています。

 
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今年も銀座に水族館

2011-07-24 16:26:46 | Weblog
 この2,3日まるで秋のような涼しい日が続きましたが、24日の東京は30度近くまで気温が上がり暑さが戻ってきました。日本列島から東へそれて行ったはずの台風6号がまた北上しているようで、直接の被害はありませんが海は荒れているようですね。銀座のソニービルでは今年も沖縄・美ら海(ちゅらうみ)水族館の魚たちを集めた44th Sony Aquariumが開かれています。遠い海までいかなくても街の中で熱帯の魚たちに出合える水族館にでかけてみませんか。


 大水槽があるのは数寄屋橋交差点角のソニービル1階の屋外にあるソニースクエアで、体長1㍍を超えるウツボやサメをはじめ色鮮やかな熱帯の珍しい魚たちが泳いでいます。裏側から見ると、魚たちの泳ぐ背景に交差点を歩く人たちや水槽をのぞく人たちが見えるちょっと現実離れした光景も。40種類、1000匹の魚が期間中入れ替わりで展示されます。ビル内では1階に「イノーの生きものたち」の水槽もあり、ヒトデ、ウニ、ナマコなどが間近で観察できます。イノーとはサンゴ礁の浅い海を表わす沖縄地方の方言です。このほか3D映像でいろんな魚の生態が見られるコーナーなども。8階のオーパスでは200インチの大画面で美ら海水族館の大水槽の映像が3Dで楽しめます。


 入場は無料で、8月31日まで開催中ですのでお子様連れでぜひ足を運んでみてはいかがですか。
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鉄道模型が銀座に大集合

2011-07-23 16:35:41 | Weblog
 大人から小さい子供まで幅広いフアンを集める鉄道模型。さまざまな模型とグッズを集めた「鉄道模型ショウ2011」が東京・銀座の松屋で開かれています。今年で33回目を迎えるという一大イベントで、連日熱心なフアンで大にぎわいをみせています。人だかりが絶えないのが全長40㍍という大ジオラマで、街並や駅、山野などに張り巡らせたレール上を新幹線はじめいろんな電車のNゲージ模型が走りぬけるさまにちびっ子たちはもちろん大人まで目を輝かせており、カメラを向けたり携帯で写真を撮ったりと興奮が伝わってきます。リモコン操作で走らせる「大運転体験ツアー」も順番待ちの列が絶えません。


 国内大手の模型の会社7社が出品しており、昔から現代までのあらゆる電車が会場いっぱいに走ったり、展示されたりでフアンにとってはたまらない催しといえます。今年は東北新幹線や九州新幹線が全線開通し、本州から九州まで新幹線網がつながったことから、新幹線コーナーも大人気。はやぶさ、さくらといった新顔の新幹線やおなじみののぞみ、こだままで地域別の10車両が勢ぞろい、7㍍の直線を交互に疾走する光景はミニチュアとは思えない迫力を感じさせます。また大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道の車両模型や都電のコーナーまであり鉄道フアンにとってはこたえられない一日となりそうです。


 入場料は大人700円、大学、高校生500円、小中学生300円で、25日まで開催してます。
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サイレントサマー?

2011-07-18 16:18:29 | Weblog
 今年になっていい話がないどころか、100年に一度とも1000年に一度ともいわれる大震災に見舞われ日本全体が沈みきっている時だけに、なでしこジャパンの世界一はとてつもなく明るいニュースでした。特にサッカーフアンというわけでもない私も早朝3時半からテレビの前に陣取り、歓喜の一瞬まで中継を見守りました!アメリカに押しまくられてるように見えましたが、最後まであきらめず、集中力を切らさずに戦い勝利をもぎ取った選手たちに敬服するばかりです。ワールドベースボールクラシックでも世界一を手中にしていますから、日本のスポーツは世界に冠たる力を持っていることを証明しましたね。


 ところで話は変わりますが、連日へたばるほどの暑さが続いているのに、どうも今年の夏は静かですね。そう、あのやかましいほどのセミの鳴き声が全然聞こえないんですねえ。初鳴きはこんなに遅かったのかなあ。もちろん西の方では聞こえたと言う報告もあるようで、地域によってばらつきはあるそうですから何とも言えませんが、少なくとも練馬のここ大泉ではまだ一度も聞いてません。40年ほど前に読んで衝撃を受けた、アメリカの海洋学者レィチェル・カーソン女史の「沈黙の春」を思い出しました。化学薬品の広がりで、ある年の春は鳥のさえずりも聞こえなかったという内容で、薬品に依存する農業などに警鐘を鳴らした書でした。


 まさかそんな事が起きているわけでもないでしょうし、今世間を不安に陥れている原発の放射線の影響でもありますまいが…。考えられる材料としては今春の気温の低かったことが、遅れている原因かもといった説もあり、今月下旬には大合唱が始まるという話も聞こえてますが、やや気になることではありますね。[写真は昨年のものです]
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