アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

夏越(なごし)の祓

2016-06-30 16:15:38 | Weblog
 まさに光陰矢のごとしで、30日は一年の半分が過ぎ、折り返しになります。各地の神社ではこの日。夏越の祓(なごしのはらえ)の行事が行われました。これは新年から6月30日までの半年間に身にまとわりついたさまざまな罪、穢れ(けがれ)を祓うものです。日々の暮らしの中で私たちは、モノを粗末にしたり、邪な考えを抱いたりといった罪を犯していますが、それは穢れとなって身に付きやがて疫病や思わぬ災難となって我が身に返ってくると昔の人は考えました。そして穢れが禍となる前に、祓い清める必要があるとして大祓という行事を行うようになったといわれます。大祓は夏越の祓と大晦日に行われる年越しの祓があります。

 近くの氷川神社でも行われたので訪れてみました。人形(ひとがた)に名前を書いて、息を吹きかけて穢れを移し神社に渡します。神殿の前に設けられた茅の輪の前で神官のお祓いを受けた後、集まった氏子さんらとともに神主さんを先頭に茅の輪をくぐります。茅の輪とは茅(ちがや)で編まれたもので、茅の輪をくぐることで病気や禍を免れようという神事です。左回り、次いで右回り、もう一度左回りと3度くぐります。夏越の祓の茅の輪は疫病除けの霊力の象徴だそうです。茅の輪をくぐることによって、こころもリセットしこれからの半年も穢れのない日々を送ろうと思います。
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フラワーアートで北斎の「凱風快晴」

2016-06-25 15:08:43 | Weblog
 浮世絵絵師として世界的に知られた葛飾北斎を顕彰し、地域活性化の拠点として世界に向けて情報発信するため墨田区は「すみだ 北斎美術館」の開館準備を進めています。開館まで150日となった25日、フラワーアートで再現した北斎の「富嶽三十六景 凱風快晴」が墨田区役所前のうるおい広場にお目見えしました。これは11月22日に開館する美術館の開館記念プロジェクトの一環として、区民ボランティア20人と緑と花のサポーター2人が19日に、花のポットをフラワーアート用架台にひとつひとつはめ込んで再現した、縦2.3㍍、横5㍍の大きな凱風快晴のフラワーアート。青空を表現している“アゲラタム”や赤富士部分に使われているシソ科の“コリウス”など、季節の草花9品種1200個のポットで北斎の名画を彩りました。

 25日に開催された「すみだ環境フエア2016」のオープニングセレモニーに合わせてお披露目されましたが、北斎の描いた赤富士が見事に再現されていて訪れた人たちも感心しきりといった表情で見入っていました。太陽光発電付LEDライト8台も取り付けてあるので、昼夜問わず楽しめるということです。“生き物”の花のためメンテナンスが大変ですが、4分割して運搬が可能ですので7月の花火大会や10月のすみだまつりなどでも展示予定で、すみだ北斎美術館のある緑町公園には11月22日までに搬入し、会館に花を添えるといいます。

 北斎は宝暦10年(1760年)現在の墨田区亀沢付近で生まれ、90年の生涯のほとんどを墨田区内で過ごしたそうで、同区では北斎及び門人の作品を展示する美術館の建設を進めていましたが4月に竣工、開館準備を続けています。JRや都営大江戸線の両国駅から東へ400㍍の緑町公園内になります。
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夏至

2016-06-21 16:06:57 | Weblog
 21日は二十四節気の夏至です。夏に至ると書くように、この日を過ぎると本格的な夏になるということだそうですが、九州や四国地方では大雨で大きな被害が出ているようです。加えて熊本県ではまだ地震が続いていて大変です。心からお見舞い申し上げます。関東でも雨雲が北東に移動して来て、夕方にかけて大雨が降ったりするので注意が必要との予報が出ていましたが、東京・練馬はそれほど荒れた天気にはならず3時過ぎには日も射してきました。気温も天気の回復に伴い上がって夏日になり、湿度が高かったためひどく蒸し暑い午後でした。

 大抵の人はご存知のように、夏至の日は一年中で一番、昼の時間が長い一日で、東京では一番昼の短い冬至に比べると4時間も長いそうです。昼が長いと言っても、梅雨の真っ盛りですからそれほど有り難味はないですねぇ。冬至にはカボチャを食べたり、ゆず湯に入ったりする習慣がありますが、夏至には関西でタコを食べるそうですがこれといった習慣はなさそうですね。

 夏至とは全く関係はないですがこの日は舛添氏の都知事退職の日でもありました。この日は都庁に姿を見せませんでしたが、前日最後のお別れでは職員や報道陣にも挨拶は一切なかったせいか、見送りの職員もほとんどおらず、異例の退庁でした。引き際の最低の都知事として長く名を刻むことになりそうですねぇ。
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麻生副総理また…暑さのせいか

2016-06-18 16:59:48 | Weblog
 いきなり真夏の暑さがやってきました!昨日に続き18日も東京・練馬は真夏日を記録、34度と今年最高の暑さです。全国でも5位の高温で、じっとしていても暑いんですから、歩いている間はのべつ汗を拭きながらの散歩です。しばらくは梅雨もどっかへお出かけのようで、暑い日が続きそうといいます。水源地の水位の低下も心配ですが、こう暑くなると変なことが多くなりますね。自民党の麻生副総裁・財務相が北海道で開かれた講演会で、「90になって老後が心配とか、わけのわからないことを言っている人がテレビに出ていたが『お前いつまで生きているつもりだ』と思いながら見ていました」と話したとメディアが報じていました。

 この発言は、国内の個人金融資産に触れながら、お金は使わないと意味がないという指摘をした上でのものだったそうですが、いくら何でもちと乱暴過ぎる言葉遣いじゃないかね。ま、この人の失言癖はいつものことで、悪意があったわけではないかもしれませんが、頭で考えるより先に口から言葉が出てしまうんでしょうな。政治家だからといって、何を言っても構わないということはないわけで、モノの言い方にもう少し気を付けるべきでしょう。毎度毎度失言ばっかりで、それこそ「お前いつまで政治家やってるつもりだ」って言われかねませんゾ。
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揺れる東京

2016-06-15 15:35:23 | Weblog
 地震の話ではありません。公私混同が問題になり議会で追及されていた東京都の舛添知事が15日、全会一致で不信任案提出の動きを受け辞職を決めました。参院選に続いて都知事選が行われることになり、東京は揺れに揺れています。ワタシは都議会野党が不信任を出すということを明らかにした時、知事は議会を解散するのではないかと思っていましたが、さすがにそこまでは悪役になれなかったようです。

 週刊誌で問題が指摘されたのを発端に、記者会見では強気を貫き、議会での追及にものらりくらりと延命を図っていた知事ですが、やはり逃げ切りは出来ませんでした。ここまで追い込まれるとはないと、タカをくくっていたのでしょうが、初めに全面降伏して平謝りに徹底していれば展開は変わったかもしれません。あそこまでこじれれば辞職しか残された手はありません。問題は次の知事選びですが、短期間で同じような不祥事で知事が交代することになったのですから、難しくなるでしょうね。これまでの候補者選びはとにかく知名度の高い人をというのが前提のようでしたが、そこに問題があったのではありませんか。自治体のトップを決めるのは、人気投票ではないと思うのです。

 今回は急ですから、またそんな手法が取られるのでしょうが、ある放送局の番組で都知事になって欲しい人は誰?との問いに1位は「誰もいない」という結果だったそうですから、政治不信もここに極まれりといえそうです。冗談でなく、本当にふさわしい人がいるのかしらん。
コメント (2)
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