アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

ヒトリシズカ

2018-03-29 16:16:58 | Weblog
 季節外れの陽気が続いています。まだ3月だというのに、最高気温が25度を超える夏日が各地で記録されていますが、東京でも29日に練馬で25.8度と今年初めての夏日になりました。寒いのが苦手になってきた老体にとってはうれしい限りですが、明日は気温は下がるようです。この調子ではサクラも散るのも早いでしょうねえ。春の花のひとつ、ヒトリシズカが咲いています。花というよりブラシのように見えるのですが、やはりこれは雄しべだそうで花弁はありません。一本で咲くことは稀だそうで、写真のように群れて咲いているのが特徴です。一人静と書きますが、静とは源義経が愛した「静御前」のことで、静御前が義経を想って一人で舞っている姿を見立てたことからこの名が付いたとか。吉野で舞ったことから「吉野御前」とも呼ばれるそうです。

 どちらかというと日陰にひっそりと咲く花で、花言葉は静謐(せいひつ=静かで落ち着いていること)。控えめな感じがこの花にぴったりかもしれませんね。フタリシズカ(二人静)という花もありますが、こちらは二本の花穂の先に白い米粒のような小さな花をつけます。静御前とその亡霊の舞い姿を例えたものだそうです。満開のサクラの下、昔はワイワイ花見酒に酔ったものですが、現役を退いた今はひっそりと「ヒトリシズカ」に酒を飲んでいます(笑)。これを言いたかった?そだねー。
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清水山の森 白い妖精も開花

2018-03-28 14:34:04 | Weblog
 春というより初夏のような良い天気が続いています。サクラが24日に満開になった東京は、それ以来好天続きですが、くるくる天気が変わる春に安定した天気が連続して続くのは珍しいことだそうです。先日ご紹介した、23区唯一のカタクリの群生地、練馬区大泉町の清水山の森は斜面一杯に花が咲き満開状態で、連日大勢の人でにぎわっていますが、白い妖精と呼ばれる白花も咲きました。特に今年の白い花は一株から二本が咲き、13年ぶりのことだそうです。

 白花のカタクリは突然変異で生まれるもので、昨年は咲きませんでしたが例年、一株なしは二株違ったところで開花します。1万株に一つ咲くかどうかという珍しい貴重なもので、今年のように“姉妹花”になるのはさらに珍しいことです。例年ですと4月に入っても見頃が続きますが、今年はサクラ同様かなり早くから咲き始めたうえ、急に気温が高くなっているので花の成長も早いようです。ガイドさんの話では、「花の状態は明日より今日の方がよいしと日に日に咲き進むので早目にお出でください」とのことです。
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伝法院とサクラ

2018-03-27 14:05:02 | Weblog
 27日は「さくらの日」だそうです。国を代表する花である桜への関心を深め、花と緑の豊かな国土づくりを目的に、日本さくらの会が1992年(平成4年)に制定したもので、「さくら」と「咲く」がともに3×9=27であることから3月27日になったといいます。各地で満開になったサクラ前線は北上を続けており、一年で最も華やかな時期を迎えています。上野公園、目黒川といったサクラの名所は連日、大賑わいですが、浅草の伝法院庭園が今、一般公開されています。

 伝法院は浅草寺の本坊で、寛永6年(1777年)の建築の客殿や玄関、大書院など国の重要文化財の建物と江戸時代初期の庭園から成り、普段は入ることは出来ませんが、3月16日から5月7日まで、伝法院庭園特別拝観と大絵馬寺宝展が開催されています。10,000㎡に及ぶ回遊式庭園は国の名勝に指定されており、園路に沿って歩くとさまざまな景観を楽しめます。園内のサクラも今年は早く開花したことから満開の見頃を迎えています。池泉越しに見る枝垂れ桜と五重塔、スカイツリーは一服の絵のようで、いつまで眺めていても飽きません。拝観料は300円で、伝法院では「今が見頃です。お早目にどうぞ」と話しています。
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ヤブレガサ(破れ傘)

2018-03-26 16:17:22 | Weblog
 今日26日も暖かい天気が続いています。サクラの名所は朝から大賑わいのようです。やっぱり日本人はお花見が大好きですが、この頃は外国人観光客の姿も多いみたいですね。週半ばは東京でも夏日が予想されているということで、急に季節が先に進んでいるようです。このままずっと暖かい日が続くのか、もう寒くなることはないのか、みんなの関心もそこにあるでしょう。疑り深いワタシは半信半疑と言いたいなぁ。日中は半袖でもいいくらいですが、朝はまだ気温が低いものね。群馬県沼田市では26日の朝、昼の気温差が26.7度だそうですからびっくり。東京だって都心はこの差13.6度、練馬では15.3度もあったんですから、また寒さが戻ってこないとも限らない、といったら心配し過ぎかな。

 まあ、それはそれとして、この季節は植物のあふれた生命エネルギーを感じますね。春の花が咲き誇り、芽吹きもあちこちで見られます。ヤブレガサが地上に現れてきました。初めの頃はずんぐりした毛に覆われた芽ですが、次第に少しずつ開いてきます。夏には花も咲くのですが、面白いのは今の芽出しのころで、写真の芽はちょいと開きかけており、破れた傘のように見えることからこの名がついたそうです。もう少し開くとまさに破れた傘です。名付けた人はユニークな感性の持ち主だね。だんだん開いていくと無毛で平らになり、大きくなり面影が亡くなります。こうなるともう興味がなくなり、花が咲いているのは見たことがありません。
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サクラ ソメイとセンダイヤがそろい咲き!

2018-03-25 14:59:17 | Weblog
 春爛漫です。25日はほぼ全国的に晴れマークが並び、東京ももう少しで20度に届くかという4月並みの陽気になり、練馬でもサクラは満開になりました。東京の満開は去年より9日も早く、地元大泉地区ではこの日にさくら祭を設定していましたが、まさにどんぴしゃりでした。大泉学園駅から3㌔ほど続く学園通りは道の両側に咲くサクラのトンネルになり、クルマもゆっくり走っているようです。駅から近い牧野記念庭園では、一足早く咲いたソメイヨシノと東京ではここでしか見られないセンダイヤサクラがそろって咲き、訪れる人たちの目を楽しませています。

 センダイヤサクラは、日本の植物学の父と言われる故牧野富太郎博士が高知市の仙台屋という呉服店の庭で咲いていたのを発見、名付けたもので、ヤマザクラ系の一重咲きのサクラです。ソメイヨシノに比べると花は紅色で、並んで咲いていると白と赤がはっきりわかり、とても綺麗です。写真は手前の紅色がセンダイヤ、左側の奥に見えるのがソメイヨシノです。ソメイヨシノよりいく分遅れて咲くのですが、今年はほぼ同時に咲きました。記念庭園にあるのは牧野博士が大泉に移住した時に苗木を植えたと言われ、もう堂々たる大木になっており、根から分かれた二世も花を咲かせています。仙台から高知に移住した仙台屋のご主人が郷里のベニヤマザクラを移植したものといわれています。
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