アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

長寿世界一陥落…見えぬ政治

2012-07-31 16:35:11 | Weblog
 先頃気になるニュースがマスコミで一斉に報じられました。2011年の女性の平均寿命が長いこと世界一を保ってきたのに香港に抜かれ、ついにその座を明け渡してしまったのだそうです。これ自体は、世界は広いのですから、あ、そうかといった感想なのですが、よく読んでみると看過出来ない要素があることがわかります。平均寿命というのは、その年に生まれた子供が平均で何歳まで生きられるかを予測したものだそうで、昨年は東日本大震災で亡くなった人が多かったのが原因のひとつですが、もうひとつ20代前半の女性の自殺率が増加しているともありました。これは由々しい問題ではありませんか。


 その後、何故そうした事態が起きているのか、フォローする続報があるかと思ってましたが一向に出てきません。政界からもこれからを危惧する声も聞かれません。20代前半と言えば将来に希望を持てる輝かしい年代ですが、そんな彼女たちが何故未来を捨てて死に向かってしまうのか、これは国にとっても憂慮すべきことだと誰も思わないのでしょうか。年代を問わず自殺する人は統計を見ても年々増えています。人身事故による鉄道の乱れも毎日のように報じられていますが、これも「またか」といった感覚で終わっているのでしょうか。政治がこうした自殺に走る人を救う手立てはないのかと、考える政治家は一人もいないのか、そうした声は聞かれません。


 明けても暮れても権力闘争にしか目が行かず、多難な状況にある日本をどうして行きたいのかさっぱり見えてきません。そのくせ何でもありで一部に富が偏り格差は開くばかりの世の中で、政治家は自分のことしか考えてないようでは先行きは暗いと私も感じます。東京タワー展望台から見る国会議事堂は周囲の高層ビルに包囲され、存在感もなくなっています。
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日本一美しいトンボ マルタンヤンマ

2012-07-30 15:50:25 | Weblog
 いつまで経っても暑いですね。東京でも際立って暑い練馬では30日も猛暑日で、こんな暑さがずっと続いています。日課のウォーキングも岩塩をなめながら、水をチビチビ飲みながら、日陰を探して歩く毎日です。夜になっても気温が下がらないのには閉口ですが、もう少しで立秋を迎えます。例年、秋になると、あの暑さはどこへ行ったんだろうと猛暑が“恋しく”なるのが常ですから、今のうちにたっぷり味わっておきましょう。石神井公園で、暑さも一瞬忘れるようなものに出合いました。


 三宝寺池の木道の脇の木の枝にじっとしていたのは、日本で一番綺麗なトンボといわれるマルタンヤンマです。枝の陰にになった薄暗いところですので、ちょっと目にはわかりにくく普通に歩いていたのでは通り過ぎるところでしたが、運よく“先客”がのぞきこんでカメラを向けていたので見ることが出来ました。陽の当たらない所ですが、このトンボの特徴であるコバルトブルーの複眼がはっきりわかりますね。この写真はフラッシュを使わなかったのですが、至近距離でフラッシュを焚いてもびくともしません。ヤンマの仲間ですから15㌢ほどの大型のトンボですが、日中はこうして陰になるところの枝でひたすらじっとしているのだそうです。


 夕方、日の落ちるのを待ってやおら活動を始めるそうで、かなりの速度で飛ぶといいますから飛翔しているのを撮るのは超難しいでしょう。何年か前にもじっとしているのを見たことがありますが、何度見ても美しい姿には感動すら覚えます。
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夏本番!言うまいと 思えど…

2012-07-26 16:34:54 | Weblog
 今日の暑さかな、と続くのですが、どなたが詠まれたのか(結構有名なんですが作者不明のようです)実感の伴う句ですねえ。暑い、と言ったって涼しくなるわけでもないのですが、これだけ高温の日が続くとやはり思わず口をついて出てきます。練馬の26日の最高気温は36.7度で、午前中に散歩をしている頃には既に34度くらいありますからこの時期の散歩は大変です。毎日のことですからさすがにアゴが出ることはありませんが、あれだけ汗をかいてちっとも痩せないのが不思議です(笑)。


 公園の水場では早くから子供たちの歓声が上がってます。滝に打たれる修行僧のようなお嬢ちゃん、涼しそうですねえ。東京はこの後もしばらく晴れのマークが続き、気温も毎日30度以上の日ばかりですが、一体、いつまでこの暑さが続くのか。25日に発表された3か月予報では、平年を上回るのが40%、平年並みの暑さも40%、下回りそうというのが20%だそうですから長いこと暑さが続きそうです。27日は土用の丑の日でうなぎの日とも言われていますが、平賀源内プロデュースの丑の日のうなぎが未だに脈々と受け継がれているのも驚きですな。それにしても今年のうなぎの高いこと。それでも食べますか?
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西武線から横浜へ一直線…3月16日から

2012-07-24 17:41:51 | Weblog
 24日朝に飛び込んできたイチロー選手のヤンキース移籍のニュースにはびっくりさせられました。どんよりした暑さを吹き飛ばすような知らせでしたが、午後には西武池袋線沿線に住む私たちにとってはもうひとつのうれしいニュースもありました。現在、渋谷まで直通運転している地下鉄副都心線が東急東横線に乗り入れ、横浜まで乗り換え無しで行けるようになる直通運転開始日が決まったという知らせです。東急電鉄の発表によると、来年3月16日(土)から副都心線と東横線が相互直通運転を始めるということです。


 東京メトロ副都心線(写真)は現在、東武東上線和光市から池袋経由で渋谷までの路線で、西武線からも練馬から途中の小竹向原で合流して渋谷まで運転しています。西武線の場合飯能、所沢から横浜まで一直線で結ばれ、横浜からは横浜高速鉄道みなとみらい線に乗り入れ元町・中華街まで乗り換え無しで行けるようになります。横浜方面からも所沢や川越まで乗り換えせずに来れるようになりますから便利になりますね。西武線からは有楽町線で新木場まで直通運転でディズニーリゾートへ行くのも楽ですし、池袋でJRに、練馬で都営大江戸線に乗り換えると都内の主要地区にも一直線で行けますので、ますます便利になります。
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青函連絡船時代のジオラマが故郷に里帰り

2012-07-22 15:14:37 | Weblog
 青函連絡船ってご存知ですか?年配の方ならご存知でしょうが、1908年(明治41年)から1988年(昭和63年)まで青森と函館を結ぶ定期航路を運行していた日本国有鉄道の連絡船です。航空路が十分に発達していなかった時代の、本州と北海道間の大動脈でした。青函トンネルが開通した63年に鉄道にその役目を渡し運行を終了したのですが、今でも当時を懐かしむ人は多いことでしょう。退役後、その内の一艘「羊蹄丸」が東京港の船の科学館に係留され一般に向け展示公開されていましたが、科学館の閉館に伴い羊蹄丸も昨年9月で公開を終了、愛媛県・新居浜へ回航され、解体されることになりました。


 しかし、ご覧になった方はご存知でしょうが、羊蹄丸には“お宝”があったんです。それは今となっては写真などでしか残っていない昭和30年代の連絡船の時代の青森の様子、りんご市場や魚采市場、青森駅の駅舎、連絡船の待合室、市街地の一部などが、車両甲板の700平方㍍に実物大に再現されたジオラマです。3年かけて細部に至るまで忠実に再現されたこの空間はジオラマというより歴史に残るテーマパークであるとも評される精巧なものです。これが船と共に消滅してしまうのはあまりに惜しいし、歴史的に価値のあるものはぜひ保存してほしいと、青森県出身であり津軽ひろさき応援隊の会員で東京在住のフリーアナウンサーの若山多香子さんが立ち上がり「青函ワールドジオラマ残し隊」を結成、署名運動を展開しました。


 集まった2080人の署名を青森市に届けたのを契機に青森市も動き、市長が新居浜まで出かけて交渉しその一部を青森市で引き受けることになりました。「ジオラマはその精巧さ故に移設と保存に費用がかかります。私たちも協力していきたい」と若山さんは多くの人に呼びかけ、残し隊のサイトを立ち上げました。サイトには130枚の当時の写真集やジオラマ制作の企画書など貴重な資料もいっぱい。ジオラマは7月31日に残った連絡船2艘のうち青森港で公開されている「メモリアルシップ八甲田丸」で展示されるといいます。残し隊サイトは http://nokoshitai.web.fc2.com/
 また今月28日午後1時から都内神保町の学士会館でフォーラムも開催されます。写真は若山さん提供の青森のりんご市場の様子です。
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