実りの秋の懐かしい風景

　14日も前日と全く同じ天気です。全国的に晴れて東海から西は真夏のような暑さですが、関東だけは湿った空気の影響で曇りや雨で気温も低く肌寒い天気。東京は昼過ぎにやっと20度に届きましたが、札幌より気温が低いなんてしばらくぶりだね。練馬は雨が止んでる時間が多かったので、一枚余計に羽織って出たらちょっと暑かったです。半袖に一枚でよかったのかもしれません。

　いつもとちょっとコースを変えて歩いたら、懐かしい風景に出合いました。練馬区立の橋戸公園にある橋戸の田んぼは稲刈りが終わっていて田んぼの脇に「はさがけ」が！以前は白子川流域には田んぼがあったそうですが、今は住宅地になっています。昔の田園風景の復元を望んだ周辺の小学校や地域住民の声にこたえて区が公園内に整備した小さな田んぼが橋戸の田んぼです。地域団体の自主管理会が管理し毎年、近くの3小学校の5年生が田植えや収穫の体験を行っています。先日稲刈りが終わったそうで、天日で乾燥させるはさがけが作られました。

　はさがけ（稲架掛け）は束ねた稲を棒などに架けて約2週間、天日（太陽光）と自然風によって乾燥させるもので、水田地帯ではよく見られた秋の収穫期の風物詩です。現代ではコンバインでの収穫と機械乾燥が多くなってるようですが、ゆっくり乾燥させるはさがけの利点もあるようです。