芝桜の丘

　好天が続きそうな今年のゴールデンウィーク、まぁ年中休みの自由人にとっては別にゴールデンでもないのですが、それはともかく孫が行こうというので混雑を承知で秩父市の芝桜を見に出かけました。クルマではいつ着くかわからないので電車にしましたが、当たり前のことながら西武線の特急は取れずあらかた立ちっぱなしで、秩父に着く前に疲れてしまいました。


　前にも来たことがありますが、駅から芝桜の丘までは上り坂続きで、暑さも加わっていささかバテ気味。それでも現地に着くと、一面に敷き詰めた絨毯のような芝桜に疲れも吹っ飛ぶようです。


　羊山公園南側斜面の一角１６,５００㎡に８種類、４０万株以上の芝桜が植えられており、現在７～８分咲き。異なった種類の花による模様は、パッチワークと言った人がいましたがまさにその通り。連休中は見頃ですが混雑は避けられそうもないので、覚悟してお出かけください。

シュロの花

　街中でも見かけることの多くなったシュロ（棕櫚）の花が咲き始めました。熊手のような葉の間から房状の黄色い魚の卵のようなものがベロリと垂れ下がり、小さな花が密集しているのですが、どうもお世辞にも「綺麗な」とはいい難いですね。
ヤシ科の植物ですから、もともと熱帯に近い所に生育するもので日本では九州地方には自生するという説もあります。


　庭などの観賞用として栽培されてきたようで、以前はタワシやロープにあのモジャモジャとした部分が利用されてたのですが、大きくなると６㍍以上にもなり、こうなると切ろうにもやっかいな木です。秋に小さな実をつけ、ヒヨドリなどがこの実を食べ、種子がフンとともに運ばれあちこちで広がっているようです。


　少し前までは発芽した新芽は越冬するのは難しかったそうですが、近年の温暖化の影響もあり東京辺りでは冬を越して育っているそうです。比較的耐寒性があり、手間もかからないので雑木林などで増えているようですが、古来の樹木が熱帯のような植物に侵食されるのは好ましいことではありませんね。

リーズナブルなケーキ！！！

　大泉学園には和、洋を問わず名の知れた有名なお菓子やさんが多いのですが、ご紹介するのは有名店に勝るとも劣らないお店のケーキです。何と言っても値段が安いので、ケーキは大好きなんだけどお値段がねえ…と言う人にはお勧めです。


　関越・外環大泉インター近くのアンダンテケーキ工場。その名の通りケーキを作っている卸しが主の工場ですが小売もしてくれます。ご主人の永井さんは、知る人ぞ知るケーキの専門店・吉祥寺のモーツアルトで工場長を務めた職人で、今はそれほどでもなくなったけどというがレストランなど２５店にケーキを降ろしています。


　ちょっと大き目のケーキは全部で２５種類、１個あたり１００～２００円台で市価の７～８割とリーズナブルな値段がうれしいですね。大泉学園駅からはバスがないのが残念ですが、石神井公園駅から成増行きのバスで三原台北で下車、すぐそばです。練馬方面からですと目白通りを比丘尼交差点を右折、三原台北バス停はすぐです。大泉町２－８－５、電話０３－３９２４－４４２４。［写真はこれで１０９０円です］

な、何んだぁ！？

　少しだけ前の話ですが、所は西武池袋線練馬駅から練馬文化センターへのペデストリアンデッキの上。この日は午前中はまずまずの天気だったのに、夕方近くから雨が降り出し、傘をさすのも大変な風も吹き出しました。えらい天気になったなあと、それでも降ったり止んだりの雨の合間をみて歩いていた時、西の空の一角が変な感じ。


　赤く輝く光が…えっ、ＵＦＯ？そう見えなくもないので一瞬、びっくり。じっと見てても動かないし、何だろうと目を凝らして見ていて“正体”がわかり、ほっとしました！なんと全天を覆うかのような雨雲の、なぜかその部分だけ雲の切れ目があり、そこから沈みかけていた夕日の光が洩れていたんですねえ。時刻はちょうど６時過ぎ、なんとも不思議な光景でした。


　えっ、ＳＦ映画の見過ぎじゃないかって？そうかもしれませんね(笑）。

春の花・カリン

　カリン(花梨）の花を初めて見ました。大きな西洋ナシのような実をつけているのは見たことがありましたが、花は見たことがありませんでした。背より高い所に花をつけていたので、花弁をしっかり見ることは出来ませんでしたが、サクラほどの大きさのピンクの可愛い花でした。


　実はとても香りがよく、おいしそうに見えますが、全体が硬いうえに非常に酸味が強く、食べられたものではありません。小さく切ってハチミツ漬けにしたカリン酒はノドの薬として重用されています。特に咳にはとても効き目があるそうです。