アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

シモバシラ

2014-09-29 16:31:39 | Weblog
 一週間ぶりに東京に戻ってきましたが、このところまずまずの良いお天気が続いているようです。29日は朝から雲一つない快晴で、最高気温も28度近くまで上がり気持ちの良い一日でした。昨年あたりまではまだこの時期は残暑が続いていて、秋らしい秋がなくいきなり冬のような天気に変わったのですが、今年は逆に残暑が短く一足飛びに秋がやって来ましたね。まだ9月だというのに紅葉の便りも早々と聞かれ、平地でもいつもの年より早く紅葉が見られそうです。ただそれが裏目に出て、紅葉を楽しみに大勢の登山客でにぎわっていた御嶽山で水蒸気噴火が起き、多数の被害がもたらされたのは残念なことです。被害に遭った方々には謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 久しぶりに訪ねた牧野記念庭園では彼岸花など秋の花は姿を消していました。あちこちで騒ぎになっている蚊だけはまだ元気なようで、あっという間に喰われてしまいまだ痒いなぁ。シモバシラが咲いていました。初冬に見られる霜柱と読みは同じですが、シソ科の多年草で花序の軸の片側だけに小さな釣鐘状の白い花を咲かせます。冬が近づくと枯れてしまいますが根は活発に活動を続け、枯れた茎の道管に水を吸い上げます。よく冷えた初冬の朝、道管内の吸い上げられた水が凍り、茎から氷柱が出来ます。これが霜柱にそっくりなところからこの名がついたのでしょうが、他の草には見られない面白い現象です。
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皇居東御苑の十月桜

2014-09-19 14:48:14 | Weblog
 もうすっかり秋ですね。東京は18,19日と秋晴れの良い天気が続きましたが、日射しも真夏に比べずいぶんと優しくなり、湿度も低くなってきたため爽やかな散歩日和です。昨日、都心に出たついでに久しぶりに皇居東御苑を北桔梗門から大手門まで歩いてきました。東御苑は旧江戸城の本丸、二の丸、三の丸跡などを皇居の付属庭園として整備し、昭和43年(1968年)から一般に開放されました。日本を訪れる外国人の間でも人気がありこの日も大勢の外国人観光客の姿が見られました。今年7月には訪問客が2,500万人に達したそうで、今や東京の観光名所の一つになっています。

 皇居の三分の一を占めるという21ヘクタールの広大な庭園はゆっくり散策するのに打ってつけで、天守閣の跡をはじめいろいろな史跡も残されているので勉強にもなります。都心の庭園とは思えないほど静かで、日本庭園や武蔵野の面影を残す雑木林を歩いていると時間もゆっくり進んでいるかのようです。さまざまな花の見どころでもあり、春はサクラの名所として有名で、四季それぞれの草花を楽しめる庭園です。今はシロバナマンジュシャゲ、ススキ、オミナエシ、ホトギス、ハギなど秋の花が開花中ですが、ジュウガツザクラも早くも咲き始めていました。

 十月桜と書くこのサクラはコヒガンの雑種と言われ、十月頃に花を開くことからこう呼ばれています。春先にも再び咲くので二度花を楽しめます。冬桜とも言われ似てますがジュウガツザクラは花が八重でフユザクラは一重です。春のサクラより花がやや小ぶりでほんのりピンクがかっていて、とても清楚な花です。東御苑は予約なしで誰でも入園できますが、月曜と金曜日は休園です。
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開業100周年迎える東京駅

2014-09-16 15:46:20 | Weblog
 日に日に進化を続けている大都会東京の表玄関・東京駅は今年12月に開業100周年を迎えます。これを記念して様々な記念イベントが展開されますが、その内容を告知する東京駅100年記念特設サイトを16日からホームページ(http//:www.tokyostationcity.com)内にオープンしました。イベントの第一弾として、多くの人々の出会いと別れの場になった東京駅、忘れられない「想いでの東京駅」の1シーンはありませんかと、東京駅をテーマにした写真を募集、同日から受け付けしています。優れた写真は11月中旬から駅構内に展示するほか、ラッピング電車内にも掲出され、100人に100周年を記念した賞品が贈られます。

 ラッピング電車は、開業当初の東京駅と現在の東京駅を並べ、車体を赤レンガ色にラッピングした山手線の記念車両を10月11日から来年3月31日まで運行するものです。また12月1日からは八重洲口のグランルーフでイルミネーションで飾ります。このほか鉄道博物館やステーションギャラリーなどでも100周年の歩みなどの展示会が行われるほか、東京駅でしか買えない記念商品の販売も。丸の内駅舎や赤レンガ、電車をモチーフにしたスィーツや雑貨など駅構内のあらゆるショップで売り出されます。魅力的な品揃いでとても書ききれないので詳しくはサイトでご覧ください。

 ライトアップされた赤レンガ駅舎などの夜景もとてもきれいですので、秋の夜長にブラリと訪れてみてはいかがですか。
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彼岸花

2014-09-15 16:13:53 | Weblog
 間もなく秋のお彼岸を迎えます。暑さ寒さも彼岸までといわれるように、寒い冬も春の彼岸までの辛抱、やりきれない夏の暑さも秋の彼岸を過ぎればしのぎやすい季節になるものですが、今年は大分早く涼しさがやってきました。彼岸花が見頃を迎えています。彼岸の頃に咲くことからこう呼ばれていますが、どちらかというと日陰に咲いているのに妖艶なまでに真っ赤で燃えるような花は怪しささえ漂わせています。地方によってはいろいろな呼び名があるようで、その花の様子から狐の松明(たいまつ)と呼ばれたり、死人花(しびとばな)や幽霊花などとも言われているようです。いずれにしても縁起の悪い花として括られているのも有毒性と関係があるのかも知れません。

 もっとも有名な別称としては曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が知られていますが、こちらは仏教の世界です。サンスクリット語では天界に咲く花という意味で、お目出度いことが起こる兆しに赤い花が天から降ってくるという仏教の経典からきているそうです。最も仏教で言う曼珠沙華とは、白く柔らかい花だそうで、見る者を悪から離れさせる働きがあるといいます。この花の名所では曼珠沙華と呼ぶ所が多く、関東で有名な埼玉県・日高市の巾着田は500万本が群生しているといい、満開の時はさながら赤いじゅうたんを敷き詰めたような見事な光景が広がります。

 また曼珠沙華は赤だけでなく白い花もあり、赤と白が入り混じって咲いていたり、白い花だけが咲いている所もあります。球根は有毒ですが水に長くさらしていると毒が抜けるため、昔は飢饉に備えて植えた所もあったようです。
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空では夏と秋が同居

2014-09-13 17:22:21 | Weblog
 朝は気温が20度を下回る涼しさで、このところすっかり秋めいてきた東京です。13日は気持ちの良い青空が広がり、まずまずの3連休のスタートでよかったですね。最高気温も練馬では27.5度まで上がり、日中は半袖のシャツでも少し汗ばむくらいで格好の散歩日和です。ただ、依然として不安定な天気が続いているようで、東北地方などあちこちで豪雨に見舞われる所があり被害も出ているそうです。こちらは雨は降りませんでしたが昨日の都内は突然の大雨になった地域もあったようですから、ゲリラ豪雨は油断がなりませんねぇ。

 朝の散歩中に何気なく見上げた空は、夏の名残のような積乱雲とその上の方には秋の空に見られる巻雲が一緒に見られました。夏と秋など、隣り合わせの2季にまたがることを行合(ゆきあい)といい、夏秋の暑気・涼気の行き合う空を行き合いの空と言うそうですから、そう珍しい現象ではないのですね。確かに朝はとても涼しく秋だなあと思いましたが、歩いている時はまだ暑さも感じるほどでした。とはいってもこれまでが涼し過ぎたようで、やっと平年並みに戻ったのだそうです。この後は爽やかなという形容詞がぴったりの秋になっていくのでしょうが、もう夏は来年までないのかと思うとちょっぴり寂しいような…。
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