アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

亀甲竹って知ってた?

2015-03-26 16:29:01 | Weblog
 せっかく東京でもサクラが開花したというのに、この二日間は寒の戻りで冬晴れの寒い天気で、体調を崩した人も多かったのではないでしょうか。ワタシも風邪なのか、花粉なのか、朝起きると立て続けにクシャミを連発、何度も何度もハナをかまなきゃならない不快な思いをしています。27日からは寒気も退き、気温もぐんと上がって春本番の天気になるそうでよかったですね。春の訪れとともに、この時期の味覚を代表するタケノコがぼつぼつ出回ってきます。タケノコご飯、いいですね。ひと口ほおばると春の香りがいっぱいに広がり、日本人でよかったぁと思うひと時です。今日はそんなタケノコではなく、成長した後の竹の話です。

 よく見かける竹林はマダケ(真竹)かモウソウチク(孟宗竹)が一般的で、どちらも地下茎から出る若芽、これがタケノコで食用になります。いずれも高さ10㍍以上に真っ直ぐに育つので、性格の良い人のことを竹を割ったようなというように例えられますね。最近は金属製の製品が主流で、あまり見られなくなったさお竹売りが巡回販売していた竹竿もこれらが材料でした。このほか北国では高さ1.5㍍くらいの根曲り竹のタケノコを食用にしますが、これは笹の大形のものでタケノコは細くて柔らかいので瓶詰などで販売されています。亀甲竹は節間が交互に膨れて節が斜めに亀甲状になった竹(写真)で、京都特産だそうです。

 東京近辺ではあまり見かけませんが、練馬区光が丘公園の一角にある屋敷林で見られます。京都では京の伝統工芸品「京銘竹」の素材として主に床柱や花器などに使われています。変わったところではテレビドラマの水戸黄門が持っていた杖はこの亀甲竹だそうです。近年は観賞用として庭園に植えられるなどで人気があり、苗も売られているようです。
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サクラ前線 東京着!

2015-03-23 15:12:04 | Weblog
 いよいよサクラの季節到来!気象庁は23日、東京でもサクラが咲いたと開花宣言しました。21日に全国のトップを切って鹿児島で開花宣言があり、熊本、名古屋でも続きましたが、ついに東京まで到着しました。靖国神社境内の標本木で5輪の開花が確認されたということですが、東京の開花は昨年より2日、平年より3日早いそうです。気象庁の発表が東京の記録になりますが、都内ではもっと早く開花していたサクラも各所にあるようで、練馬区の大泉学園では名所として知られるさくら通りの2本の木が数日前から花を咲かせていました。

 大泉さくら通りは西武線大泉学園北口から都民農園前交差点付近までの約3㌔のバス通りで、道路の両側のサクラが満開になるとサクラのトンネルになりドライブでサクラが楽しめる人気のスポットです。靖国神社のサクラに先駆けて花開く2本の木は毎年早くから開花し、ただ今一分咲き(写真)といったところ。他の多くの木もつぼみが大きく膨らみピンク色に染まって間もなく咲き出すことでしょう。春の花もいろいろ咲きそろいましたが、“真打登場”で今週末から来週は春本番を迎えます。
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春の妖精も開花しました!

2015-03-22 16:15:07 | Weblog
 春の花がいろいろ咲きそろってきましたが、カタクリの自生地として知られる練馬区大泉町の清水山憩いの森では早くもカタクリの花が開き始めました。2月は寒い日が多かったのですが今月に入って比較的気温の高く暖かい日が続いたことから、予想より早く開花したようです。一番花が咲いたのは17日だそうで、昨年より5日早い開花で22日は好天に恵まれたこともあり、まだ全体から見ればまばらですが100株近くが咲いています。スプリングエフェメラル(春の妖精)といわれるカタクリの開花が進むと春本番を迎えます。

 昭和49年に大泉町1丁目の白子川に面した雑木林にカタクリがたくさんあるとの情報が練馬区に寄せられ、区が調査したところ都内では珍しい大規模なカタクリの自生地であることが確認されたため、区が同51年に清水山憩いの森として整備、保護に乗り出し、市民に開放しています。傾斜地に自生しているカタクリは約30万株とわれ、満開になると傾斜地一面が紫色の可憐な花で彩られます。見頃は26日頃から4月2日にかけてになりそうです。今年は珍しい7枚の花弁の花も一株咲いており、例年一株くらいは白い花も確認されます。曇天や気温の低い日は花が開かないので、晴れた日にお出でくださいとのことです。
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春分

2015-03-21 16:00:58 | Weblog
 21日は二十四節気の春分の日。年が明けてから少しずつ長くなっていた昼の時間がちょうど夜と昼が同じになり、この日を境に昼の時間がだんだん長くなります。東京は曇りがちでしたがまずまずの天気でした。ハクモクレンやコブシといった白い花のほかに、ちょっとピンクがかった花弁のシデコブシの花も見頃を迎えています。愛知、三重、岐阜の東海地方に限って自生するモクレン科の花ですが、コブシとはまた違った味わいがあるところから移植するところが多く、東京でも公園などでよく見かけるようになりました。

 名前のシデとは、神前に供する玉串や注連縄(しめなわ)などに垂れ下げる特珠な断ち方をして折った紙紙垂(しで、四手ともいう)に似ていることから名づけられたようで、そよ風に揺れる花びらが春を感じさせますね。花弁はコブシが6弁なのにシデコブシは12~16弁あって細くヒメコブシとも呼ばれます。ところで、春分の日の今日まで春一番が吹かなかったことから今年は関東地方の春一番の発表はないままになりそうですね。春一番とは立春から春分までの間に、広い範囲で吹く暖かく強い南風のことで、関東で発表がなかったのは2012年以来のことです。
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足元の“小宇宙”

2015-03-18 15:36:29 | Weblog
 関東地方は18日も春本番のような暖かさになりました。東京は二日続きの気温20度超えで、民間の気象会社のサクラの開花予想も繰り上がったようで早い所では23日に開花だそうです。ただ天気は西から崩れてくるようで夜にはこちらでも雨が降りそうで、来週は幾分寒の戻りがあるそうですから、やはりこの時期はまだ一筋縄ではいかないのでしょうか。そんな中、日々の天気に一喜一憂する人間たちとはお構いなしに、自然は着実に歩みを続けているようで花々が開き始めています。

 その辺の草むらでは瑠璃色の小さな花が群れを成して咲いています。オオイヌノフグリという名には似つかわしくない綺麗な花は、見ようによっては夜空の星々が輝いているようで、さながら小さな宇宙が足元に広がっているみたいです。それにしても毎度思うのですが、なぜこんな名になったのか不思議ですねぇ。ふぐりとは陰嚢のことで、文字通りに書けば大犬の陰嚢。花の後の実がそのように見えるから付けられたといいますが、花に名づければもっと可愛らしい名になったのではと思うと気の毒です(笑)。名付け親はあの牧野富太郎博士と聞いてびっくりです。
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