アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

ヘビイチゴ

2009-05-29 16:16:08 | Weblog
 市街地ではほとんど見られることはなくなりましたが、東京でも郊外の原っぱなどでは見られます。子供の頃はよく見かけたことがある、という人も多いのではないでしょうか。1㌢ほどの小さい真っ赤なな実が草むらにいっぱい生ってましたね。名前もそうですが、見た感じも食べられそうな気がしなかったものです。正確に言うと写真はヤブヘビイチゴで、ヘビイチゴよりやや大きめ(といっても2㌢足らずですが)で光沢があります。


 皆が喜んで食べるイチゴは同じバラ科(イチゴ属)のオランダイチゴですが、仲間(ヘビイチゴ属)ですから食べられないことはありません。名前が名前だけに毒イチゴと思っている人も多いようですが…。でも決して美味しくはありません。試しに一つ口にしましたが、味もそっけもなくまずくて二つとは食べられませんでしたね。ヘビが食べるからとか、こんなまずいもんへびにでも食わせておけ、といったことで名付けられたらしいのですが、ヘビがこんなもの食べるんでしょうかね。


 実際は、草むらに生えているので、うっかり近づくと中にへびがいることもあるので気をつけるようにといったことからこの名がついたという説もあります。
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アマチャ

2009-05-27 16:12:33 | Weblog
 木曜から日曜日までは4日続きで雨模様の天気になりそうという、あまり有難くない予報が出ています。黙っていたって来月に入ると梅雨がやってきて、イヤというほど雨が降るでしょうから、せめて5月はいい天気であってほしかったのに…。曇り空のもと、散歩で立ち寄った大泉学園駅からほど近い石庭の森緑地で、出会った方から「珍しい植物もありますよ」と教えてもらったのがこのアマチャ(甘茶)です。


 近くで咲いているアジサイに比べるとちょっと背が低いけどよく似た花です。同じユキノシタ科で、アマチャはヤマアジサイの変種だということですから似ていて当たり前ですね。アジサイはどこへ行っても見られますが、アマチャは極く少なく植物園などでないとなかなか見られないようです。葉を乾かすとフィロズルチンという物質が生成され甘くなるそうです。


 これを煮出して作るのが、4月8日の花祭り(お釈迦様の誕生祝い)で使われる甘茶です。お釈迦様の像に甘茶をかけるのは聞いたことありますね。でもこの草から作られるというのは知りませんでした。甘味飲料や加工食品の甘味原料にも使われるそうで、「イー薬草・ドット・コム」によりますとフィズロチンの甘さは砂糖の1,000倍の甘味があるということです。
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シモツケ

2009-05-26 16:06:36 | Weblog
 散歩で歩く道筋にシモツケという名の小さな木があるのを見ていましたが、これまで花の咲いているのを見たことがなかったので、変わった名前だなあと思っていました。たまたま大泉中央公園で初めて花を見ましたが、ああ、これならいつかどこかで見たことがあるなぁ。しかし、シモツケといえば栃木県の古い呼び名なのに、何か関係あるのかしらとさっそくネットで調べてみました。


 その結果、下野(しもつけ)で初めて発見されたからという説明と、この地方に多いのでそう呼ばれるようになった、という説明が。いずれにしてもやはり関係があったのですが、今では全国で見られるようです。意外だったのはバラ科なんだそうです。花は5弁の小さい花がたくさん集まっており花のまわりに細い糸のようなのが伸びています(これは雄しべだそうです)。近づいてよお~く見るとそれなりに可愛らしい花ではあります。ユキヤナギ、コデマリも同じシモツケ属ということですが、ちっちゃな花が集まっているのは同じですねえ。


 そっくりなシモツケソウというのもあるようですが、こちらは草でクサシモツケとも呼ばれるそうで、パッと見た目はちょっとわかりませんね。草の方が葉の切れこみがあるように見えますが。

 
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コゲラの兄弟?

2009-05-25 16:02:23 | Weblog
 週末の雨も上がり25日は昼前から良い天気になりました。空気が乾いていたせいか、家の中にいるより外の方が爽やかで気持ちがいい一日でしたね。特に樹木の多い公園は自然の涼しさを満喫でき、ベンチでのんびり昼寝をする人も多く見られました。日陰の木の枝で仲良くほほ寄せ合って寄り添うのはコゲラの兄弟でしょうか。


 もともとスズメより少し大きい小鳥ですから成鳥かまだ子供なのかわかりませんが、木の枝から枝へ飛び移る様子を見ていたらどうも幼鳥のように見えました。一羽が移動するともう一羽も後を追い、ひとしきり二羽で遊んでいましたが久しぶりに見た微笑ましい光景でした。
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ブラシの木

2009-05-23 16:30:02 | Weblog
 ブラシの木の花が咲いてます。いつもことながら、うまく名付けるものだなぁと感心します。確かにビンなどを洗うブラシにそっくりですね。たまたま出くわしたので携帯で撮った写真なので出来は良くありませんが、真っ赤な花がたくさん咲いているさまは見事です。別名花槇(はなまき)というそうですが、これは葉が槇に似ているからだそうです。なるほど似てますね。


 ふともも科の植物で原産地のオーストラリアから明治中期に渡来したようです。極端に乾燥したり、山火事に遭ったときなどに実が開いて、中の細かい種子が風に乗って飛散して散布されるのだそうです。花序の先から枝が伸びるという特徴を持っています。大体目にするのは赤い花ですが、白いのもあるようです。しかし白い花は見たことがありません。
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