紅葉も終わり、雪がはげしく降り積もる前の中途半端な時期は、、高速道路の渋滞情報にも反映されるように観光客の数が少なくなる。
福島へ抜ける旧街道沿いの目黒邸。雪囲いの準備は整っていたが、家の中が真っ暗にならないように、最後の数本の板は落とし入れない状況だった。
それ程豪雪が積もった状況ではないので、水の流れは普段と変わらない見事なもの。
座敷の庭は、雪囲いがほとんど完了しているので、館の中からではなく、外の飛び石沿いに回遊して眺める法がよいようだ、
うっすらと雪を被った程度なので、石の形は乱されない。
この後は、うっすらどころではなく雪が降り積もり、寺院の屋根まですっぽりと覆うようになる。そうなると心配事が増えてくる。
奥座敷ではなく、明治の初期に作られた茶室の庭を目差せば、状況は似たようなもの。
雪が一方的に降り積もる前の、庭石とのコントラストを撮影することができた。
母屋からは煙が噴出している。
大きな邸宅のほとんどの場所は冷えきっていた。
囲炉裏端だけが例外であったように思う。