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次の新刊は『地域包括ケアを問い直す~高齢者の尊厳は守れるか』です!

2017年12月13日 | 新刊案内

今年最後の出版になります。年内発売が間に合うかどうか、新聞の新年号に広告も予定しているのでなんとかしたい!

地域包括ケアで高齢者は幸せに暮らせるのか? 要介護者の家族、病院・老健の入退院の実態調査、医療・介護の現場実態などから、地域包括ケアの公的責任不在、地域の助け合いへの矮小化、費用負担の問題などについて検討し、住民のための本当の地域ケアとは何かを探ります。

【編著者紹介】
●鴻上圭太(こうがみけいた)1974年生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士課程前期課程修了(修士:社会学)。現在:大阪健康福祉短期大学介護福祉学科准教授。著作:『介護福祉論』(共著)『学びを追及する高齢者福祉』(共著)「介護に関する資格者の養成に関する現状と課題―学ぶ機会と介護労働におけるソーシャルワークの関係」『介護福祉労働再考 介護福祉労働の社会的意味と専門職養成の課題』(『日本の科学者Vol.53 2017)

●高倉弘士(たかくらひろし)1984 年生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了(博士:社会学)。現在:総合社会福祉研究所、立命館大学産業社会学部非常勤講師。著作:「保育運動を考える」『保育の社会学 子どもとおとなのアンサンブル』(共著)

●北垣智基(きたがきともき)1984 年生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士課程後期課程満期退学 ( 修士:社会学 )。現在:大阪健康福祉短期大学介護福祉学科講師。著作:『未来につなぐ療育・介護労働』( 共編著 )『介護福祉学への招待』( 共編著 )「社会福祉法人の人事・労務管理改革と介護労働者の給与・人材確保問題との関連性についての一考察」(『立命館大学産業社会論集』第52巻第4号)

●〈企画〉大阪社会保障推進協議会
〒530-0034 大阪市北区錦町 2-2 国労会館
電 話:06-6354-8662 FAX:06-6357-0846
E-mail:osakasha@poppy.ocn.ne.jp
web:http://www.osaka-syahokyo.com/

 【目次紹介】

序章 「地域包括ケア」をめぐる制度改革の動向と課題……鴻上圭太(大阪健康福祉短期大学)、北垣智基(同)、高倉弘士(総合社会福祉研究所)はじめに
1.医療・介護一体改革の動向
2.「地域包括ケア」の提起
3.「地域包括ケア」の問題点と課題
4.本書の問題意識と構成

第1章 必要な医療や介護を本人の願いに寄り添って受けられる仕組みに~要介護者の家族の立場から……雨田信幸
はじめに
1.階段から転落、骨折と脳出血
2.回復期リハビリ病院で
3.老健へ入所、退所、再入所
4.「家に帰りたい…」と父
5.「今の介護保険はアカン!」~母の切なる想い

2章 大阪府内の病院、老健の入院入所、退院退所調査……鴻上圭太(大阪健康福祉短期大学)、北垣智基(同)、高倉弘士(総合社会福祉研究所)1.調査の背景と目的
2.アンケート調査の概要
3.アンケートの分析結果と考察
4.自由記述の分析結果と考察――高倉弘士

第3章 地域包括ケアと地域医療構想~高齢者の尊厳は守れるか……岡崎祐司(佛教大学社会福祉学部)
1.問題検討の視点
2.安倍政権の医療制度改革
3.策定された地域医療構想
4.地域包括ケアシステムを問い直す
5.地域包括ケアシステムをどう作るか
6.地域ケアと住民の活動

第4章 いま医療・介護現場では何がおきているか
【報告1】これからの医療ソーシャルワークを考える……江坂竜二
【報告2】開業医の実態と在宅医療……入谷純光
【報告3】介護老人保健施設の「役割」を考える……森部富美子

終章 おわりにかえて……寺内順子 

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