藤井財務大臣の辞任劇の裏にかつての自由党時代に受け取っていた巨額の政党助成金（これって私たちの税金ですが）のはっきりしない使い方があり、その問題がいま改めて注目されているというニュースが流れています。なんでも、政党が解散したら助成金の残金は国庫に返さなければいけないのに、そうせずにどうのこうのと、いうことのようです。
これに対して自民党は追及の構えを見せているようですが、そんな中今度は、大阪の「政治資金オンブズマン」が、昨年の衆院選から２日後の９月１日に、麻生内閣の官房長官だった自民党の河村建夫衆院議員が支出を受けた２億５０００万円の官房機密費について使途の情報公開を求めたことに対して、非開示とした国の決定は不服だとして、処分取り消しを求める訴訟を大阪地裁に起こしました。
河村元官房長官はたった１日で２億５千万円を受け取り、その行方がわからないそうで、ということはネコババしたんじゃないかという疑惑が持たれています。この訴訟の証拠の１つとして、長官が内閣府大臣官房会計課長宛に出した請求書のコピーがなんと５枚、明らかにされています。（ぜひこちらのＨＰをご覧ください）つまり５０００万円の金額の請求書が同じ日に５枚です！も会計課に出されているのです。それを受けてすぐにお金がその日の内に手渡されているというのですから。
はあ？ 何これ？ 選挙に負けた次の日に、まだ政権にあるとはいえ、もうこのお金を使う必要は無いはず。なのに下野する前に受け取れるモノは受け取っておけ、と言わんばかりの行為です。いったい何に使うというんでしょうか？
とにかくエグいことをするもんですね。税金ですよ、税金！ これを事業仕分けしないで何を仕分けるというのか、民主党は！ まあ、実に民主も自民もお金には汚いということがよくわかります。
ということで、上脇教授の「政治とカネ」本も急がねば…！
