統一協会の反社会的活動が半世紀以上前から行われ続けてきたことが明らかになっているが、霊感商法が問題になっていた44年前に機関紙協会大阪府本部では統一協会=勝共連合から府民を守る宣伝活動を行っていた。『勝共連合の無法から府民生活を守る共同デスク』の活動だ。
共同デスクはその時々の宣伝テーマを機関紙協会の会員団体を中心に共同して宣伝物を作り配布展開する活動で、戦後間もなくの機関紙協会結成時からの一つの運動形態だった。
写真がその「共同デスク」の第1面。1978年9月の発行で、「勝共連合 インチキ押し売り商法」の被害者インタビュー記事をメインに、街頭や学園、訪問販売などの騙し手口を紹介している。被害者インタビューでは、流産の弱みに付け込んでデタラメの効能を並べ立てられ、1箱5万5千円の高麗人参液を3年分12箱66万で押し売りされ、さらに玉造の月華殿で行われた壺の展示会に誘われ「霊験あらたかで幸運を呼ぶ壺」だと男女2人に張り付かれて2時間にわたって入れ替わり立ち替わり購入を迫られ、根負けして遂に40万円の壺を買わされてしまった実態が語られている。