核不拡散条約(NPT)再検討会議に核兵器廃絶の声を届けるために日本からもたくさんの人たちがニューヨークを訪れました。でも世界で唯一の被爆国日本の首相も外務大臣も行ってはいないのですね。なぜなんでしょう? 日本の役割を果たせる絶好の機会だと思うのですが。それどころじゃないっていうことなんでしょうか?
一方で、長崎の被爆者である谷口稜曄(すみてる)さんが国連で行った「核兵器がなくなるのを見届けなければ、安心して死んでいけません」という訴えが各国代表者らの胸に響きました。 (asahi.com)
日本政府代表(福山哲郎外務副大臣)は演説で、核兵器を持たない国に対して核兵器は使わないという「消極的安全保証」の定着を訴えたそうですが、ところがこの演説はNPT議長によって「(米国の)核の傘に下にある日本がいったい何を言ってるのか!」と突き放されたそうです。
普天間基地問題の解決や核兵器廃絶の実現という大きな課題に今日本はどう向き合うべきなのか。その向き合うべき壁が「日米軍事同盟=抑止力=核の傘=日米安保」であるということは、もはや誰の目にも明らかのように思えるのですが、そう思うのはまだ少数なのでしょうか。しかしそれを解決すべく歴史的転換を図るべき時代が今だと思います。そのことを抜きにあれこれの小手先のことで事を誤魔化そうとしてももうそれはできない時代になってるようです。ここを考えないと鳩山政権は先が無い、そう思います。昨日、清水ただしさんが言ってました。「鳩山さんはハトやない。あの人はサギ(鷺・詐欺)や」と。
ところで沖縄問題を報じる様々なニュース番組や情報番組に出てくるコメンテーターの発言が気になります。「鳩山さんはいったいどうするんや。公約違反じゃないか。どう解決するんや…。このままではアメリカが怒るじゃないか…」等々、いろいろ仰います。では聞きたい。あなた方はどうすればいいと思ってるのかと? ご自身の意見を聞きたい。それを言うのがあなた達の仕事なんじゃないのと言いたい。しかし残念ながらそういう発言はほとんど無い。だから観ていても番組がつまらんのです!
同様に一部を除くほとんどのマスコミ報道にも同じ事があるように思います。「このままだと日米同盟が危ない」「アメリカは怒っている」「鳩山よ、どう解決するんだ? どう責任をとるんだ」等々。思考停止状態と表現してもいいかも知れません。ジャーナリズムとしての仕事をしっかりしてもらいたいと思います。でも各紙の編集局長や論説委員のみなさんが21世紀臨調などに参加しているような状態では、なかなかこの思考停止状態は打ち破れないような気がします。だから新聞がおもしろくないのです。読者が離れるのもわかるような気がします。現場の記者たちがどんなに沖縄や徳之島の人たちの声を取材してきて熱い思いのこもった記事を書いても、そのときはそれが掲載されますが、でも大本が思考停止状態では、と思うのです。
3日目の朝のことです。外出しようと車のドアを開けるやいなや、ミケが素早く乗り込んできました。山に登りにいくと思ったのか、「僕も連れてって~」という感じで、飼い主の車ではないのにちゃっかり助手席に座りこみました。といっても連れて出かけるわけにはいかないので、いやがるミケを抱きかかえて車から玄関に降ろしました。
いやがるミケを引きずり出して玄関へ。悲しそうに横を向いてしまいました。
大町市にある山岳博物館に行きました。ここからの展望も素晴らしいのですが、この日はちょっと薄曇りで余りはっきりとした山の姿が見えませんでした。館内では常設展示のほか、様々な山頂から撮したパノラマ写真の企画展をしていました。売店では「ミケ本」も販売していただいてます。パチリ! 山好きの人たちにも読まれているようです。
岡田山荘さんからもよく見える別名、信濃富士と呼ばれる有明山の登山口近くにある有明神社の桜がきれいだと聞いていたので行ってみました。確かにまだ十分お花見ができそうでした。
神社の入口にラピュタというイタリアンレストランがあります。岡田さんご推奨の店ですが、観光客からも人気のある店です。ここにも「ミケ本」を置いて販売してもらっています。岡田さんがお客さんとして来てお店のママのAさんと知り合いになったことがきっかけでした。
訪問した時はちょうどランチタイム。3組待ちでテーブルに着き、忙しそうにしているママさんにお礼のご挨拶。聞くとナント、我が町吹田の朝日ヶ丘の出身でした。すでにたくさんお知り合いの人が「ミケ本」を買ってくださったそうです。なんともありがたいことです。
ご夫婦で切り盛りしている風のこのレストラン、ランチもなかなかのものでした。この味、この料金でこのメニュー、お薦めです。再訪を約束し店を出ました。