ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

‘祈り’のパワー

2005-07-21 | 考えたこと
Livng as a breast cancer survivor の
掲示板の中では
ことあるごとに 
「ぱわー」だの「ビーム」だの言って
いい年した大人が
「びび~~~」なんて書いている。

調子が悪い人や 
定期的に受けている検査の結果が出る人、
眠れない人などへ。

初めは私も 「何? これ。」だった。


RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR

知人に 蓮にハマった人がいる。

近所に 蓮友達が 何人もいるそうだ。

要らないのに、送ってきた蓮。

我が家では 植え替えもしてあげていないし
なにしろ 菖蒲と一緒に植えられているのに 
今年も つぼみをつけた。

やっぱり 開花を楽しみにしてしまう。

RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR


人に祈ってもらえる、というのは
(呪いでない限り)
嬉しいものではないだろうか?

私も 一緒になって 
知り合った いろんな人のために 
祈っているうちに
なんか、祈りが 効いている気になった。

気のせいかもしれない。

けれど、なぜか、確かに届いている、
そんな確信をもてるようになった。

そして、いろんな人が
不安な気持ちを抱えた自分のために
祈ってくれているということは、
なんて嬉しいのだろう!



マイケル・J・フォックスの
『ラッキーマン』の中に
こんな記述がある。

「おりに触れて 人々が
 <あなたのなめに祈っています>
 と言ってくれるのを耳にする。

 そんなものは 単なる表現だ、
 とぼくはずっと思っていた。

 何千、何万という人々から
 本気で送られた気持ちのパワーというものを
 実感するまでは。」

「ぼくはもう 祈るということの威力を
 過小評価したりしない。」p446



そして これも マイケルが読んだ記事の話。

アメリカ・コロンビア大学の研究者たちが
行った実験。

祈りのパワーが 不妊に悩む女性たちを助ける
実験だという。


***********************************************

アメリカ国内の 
数種類の異なる宗教の信者である
見知らぬ人同士のグループが、

韓国の不妊クリニックにかかっている
女性グループのために祈るよう
要請された。

この女性たちには
この実験のことは 知らされていない。

同時に 同じクリニック内の
別のグループには
祈りは送られないようにした。

研究の結果、
祈ってもらったほうのグループの女性のうち
50%が妊娠したのに対し、

祈りを受けなかったほうのグループでは
26%しか 妊娠しなかった。

これは 研究者たちが予想していたものと
まったく反対の結果だった。

彼らの そもそもの意図は、
祈りの効用など ないことを証明しようと
するものだった。p446


**********************************************


この部分を読んで
私は素直に 「そうか!」と 納得した。

こんな時には 不思議と 素直になる(笑)。

「やっぱり、‘祈り’は、効くんだ!」

確かに、そんな気がするもの。



それ以降、
私はもっと真剣に
パワーを送るようにしている。

いろんな人たちに。

そして 
そのパワーは 減る事はない、と 信じている。

(根拠は、ない。)

その上
めぐりめぐって 私自身にも
いい効果があると 信じている。

(やっぱり、根拠は、ない。)

なにより
そんなことで
この私が 誰かの役に立てるのならば。

(根拠が、できた!)



それにしても、
祈りに効果がないことを証明しようとするなんて、
やっぱり、アメリカって、アメリカだなあ
と思ってしまう。