ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

左手の人差し指

2015-11-05 | なんでもないこと
怪我をした。

なんと、包丁で。

なんと、夕食の準備をしてて。



と言っても、食べるものではなくて、
ゴミになるネギの皮を 土嚢袋たい肥に入れるために
短くカットしていて、だった。

ネギはまだ高い。

けど、朝夕はだいぶ冷え込むようになったし、
ネギ、欲しいのよ、どうしても、
と買ってきたばかりの時で、

そうやって 捨てる部分をカットして
生ごみとして分けておいて、

それからまな板の上のネギを刻むつもりだった。





人差し指の先を ネギと一緒にカットしそうになった。

痛かった。

先日、砥石で研いだばかりだったから、
切れない包丁よりは 
痛くなかったのだろうか?

カットバンで何重にもグルグル巻いて血を止めて
とりあえず 夕食にした。

ネギを刻むのは あきらめた。




息子とふたりで食事してて
「救急車じゃなく、病院へ行ったら?」
と ぶっきらぼうに言ってもらったが、
その気はなかった。

だって、血も止まったみたいだし。


で、カットバンを取り換えようと思ったら、
また血が出てきたので、
慌ててまた二重にまいて
また血が止まって。

それからは 翌日になっても
血が止まっているように見えたけど、
用心して 取り換えなかった。



でも、時々 ズキンズキンと痛むし、
夜 寝る時にも痛くて、
自分は痛みには強いニンゲンだと 思っていたけど

亭主はイバラキの実家にずっと行ってるし
左手は術側なので、 
術側のリンパ節は取ってしまったから、
もし炎症を起こすとかしたらヤバイし。



で、昨日、三日目にして 
ようやくホームドクターの所へ行ったら、
看護師さんに 二重のカットバンを取られた。

そしたら、またまた血が出てきてとまらない、
先生は「止血のために縫いましょう」とか言うし。



え~~ん。

術側だから、念のために来ただけだよ~。

そして、安心して土いじりしかたったからだよ~。



そしたら、先生が、鋭く、「土に触りましたか?」って。

「・・・・・・・・・・・・はい。」

「こっちの手でも、触りましたか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少しだけデス。」



そしたら、「念のために、破傷風の予防注射!」って。



顔を洗うのも 
左の指先を濡らさないように
右手で頑張ってたんだけど、
「今夜はお風呂に入らないでください」だって。

え~~~ん。

アタマ、洗いたいよ~ぉ。



人差し指が使えないと、キーボードって、打ちにくいんだよぉ。

私の場合、ガラケーも左手オンリーで打ってるんだけど。

人差し指を使わないでキーボードを打ってると、間違えてばかりなんだよ~。

人差し指の先の包帯が、キーボードを隠すんだよぉ。



抗生物質と痛み止めを飲みながら
グダグダしてたら、
もう今夜は亭主が帰って来る。

テンポもテンションも違うヤツが、
私のねぐらを ひっかきまわすよぉ。




これが、私の ここ数日の出来事だった。

春に向けて 球根を植えなくちゃいけないのに。

花の苗も 植えなくちゃいけないのに。

寄せ植えもキレイに整えたいのに。

たい肥をどっさり、使おうと思っていたのに。



さすがに弁当に飽きたらしい息子が作ってくれたおでんが、
今夜は嬉しかった。

柚子胡椒でおでん。

知らなかった。

和がらしより、美味しいかも。



もうあと1、2時間で 亭主は帰って来るだろう。

私は、やっぱり、頭を洗えないだろう。

え~~ん。洗いたいよ~!!