ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

スケジュール帳

2008-12-26 | なんでもないこと

5年目に入る、私の手帳というか、スケジュール帳。
A5版の、この手帳が入るデカバッグが、同時に必需品になる。







昨夜、ようやく 中身を新しいものに入れ替えた。

忙しい日には 時間刻みで予定が入る。

そうでない日は、それなり(苦笑)。

まだ、まっさらなスケジュール。

来年の皆さまに、そして 私にも
楽しいことがいっぱいありますように。






きょうが官庁の御用納め。

まだまだ年内に投稿したい記事がいっぱいあるけれど、
ここでいったんご挨拶。

どうぞ 良いお年を。



身不知(みしらず)柿

2008-12-24 | 昔語り
会津に「みしらず柿」というのがある。

子どもの頃には 毎年 親戚の どこかから送られて来て
寒くなってくる頃には 毎日 柿を食べていた。

今年は 珍しく その‘身不知(みしらず)柿’が届いた。

そして 長く忘れていた風景を思い出させてくれた。









幼い頃、
柿の皮むきは 父がしてくれることは ほとんどなく、
母がひとりで担当していた。

4つ年上の姉が むいてくれることもあったが、
これも 父と同じくらい、まれなことだった。



私は、(どうやら)柿が好きだ。

食べたい。

食べるには、皮をむいてほしい。

梨はともかく(?)、柿は 皮をむかないと、(私は)食べられない。

母がいないと、誰も、むいてくれない。

そこから、私の包丁使いは始まった。



そう、私は 柿で 皮のむき方を覚えたのだった(笑)。

始めの頃は 危ないから、と母は止めようとしていた。

けれど その頃 食べるために田んぼや畑に出ていた母には
座っている時間は少なかった。

母に「むいてやれ」と言われて
姉は ますます むいてくれなくなった(苦笑)。

いいもん、自分でむくもん、と言う気分でむきはじめたら、
案外、むけるものだ(笑)。



父には 時おり
「なんだ、身がちっちぇえ(小さい)ねえ。」
とか、
「皮と身と どっちが多いか、わがんね。」
とか言われていたが

時おりまだ渋いのも混じっている見知らず柿は
厚めに皮をむいて ちょうどいいことも多かった。



そう、見知らず柿は 渋柿を焼酎で渋抜きして作る。

だから、待ちきれない思いで木箱を開けると
焼酎の匂いがしたし、
かじり付いたら まだまだ渋かった!ということも多かった。



もう 何年も 渋柿をかじっていない。

というか、子供たちは かじったことがあるだろうか。

あの‘しぶ’というものは どうしてあんなに 渋いんだろう?(笑)

口も 顔も ひん曲がる!



柿の木箱は 
いい加減な板を いい加減に合わせて作ったものが多かったように思う。

りんごを輸送するのに 木箱を使ったのは
そんじょそこらに材料があったから、と
最近 何かで読んだが
りんごの木箱は 割としっかり作られていて 頑丈だった。

だから 姉も 私も
小学校に入学して お古の机(正座して使う文机)をもらうまでは
リンゴの木箱を使って お絵かきやぬり絵を楽しんだ。

柿の木箱は しばらくは取って置くものの、
ガタガタな作りなので 
いつも そのうちバラバラにして 燃やしてしまうのだった。






私はたいてい 柿の実の実る季節には 風邪をひいて熱を出し、
暖かな日に 父が 暇を見つけて 我が家の柿をもいでくれる時に
外にでるのを母に止められたものだった。

けれど 父が 家族の輪の中心に居て
わいわい言いながら 柿をもいでくれるのは
滅多にない 楽しい団欒のひと時だった。

竿の先に 二股に分かれた金具や木の枝をくくりつけて
実った柿の枝に刺して、
竿をぐるりと回す。

竿に捻られた柿の実を付けた枝が折れて
そのひょうしにボトリと実がおちる。

きゃあきゃあ言いながら それを拾うのだ。

折れた枝に 実がいくつもついていると、
得をした気分だった。



実家の柿はなかなか甘くならなくて
それが悔しかったけれど
それと 収穫の時の楽しみとは 別なものだ。



近年 県内でも 山郷の方へ行くと
実が収穫されない地域が増えたと聞く。



秋の 柿の実は美しい。

鮮やかな色に染まって 風景を飾ってくれる。

その柿が たわわに実ったはいいが
重さに枝をたわませたまま 
木登りして盗む悪童もいないまま
冬の風景にうつろっていく。



父はよく 柿の枝を 収穫する時に折り取るのは
柿にとってもいいのだ、と言っていた。

柿の収穫は 木の枝の剪定を兼ねていたらしい。

そうすると ああして
こぼれんばかりに実を付けたまま冬を迎える柿の木は
剪定をしてもらえずに 疲労するのだろうか。

そう思うと
美しい柿の赤が 寂しい色に見えてくる。






柿の実をかじっていると
藁葺き屋根の すきまだらけの オンボロ実家の 
寒くなってきた季節の、
そこだけは‘ぬくとい’(温かい)こたつの辺りが思い出される。






今年はもう いただいた柿は食べ尽くしてしまった。

また、来年、だ。

近年 レトルト・パウチしたような柿を
かなり暖かくなってから見かけるようになった。

お、柿だ! とは思っては見るものの、
暖かくなってからは、どうも、食べたい、という気分にはなれないなあ!



追記:柿は ビタミンCが豊富で 注目の食材なのだとか。

   フランス語では そのままKAKIというらしい。

   でも 私が愛してるのは オシャレなKAKIじゃなくて
   素朴な柿なんだなあ。
                      (12月25日)

エマルック

2008-12-14 | 乳がん
先週、
術後6年を迎えたちょうどその記念日が
定期健診の日だった。

主治医のクリニックへ。

問診、視・触診、胸部エコー、肺レントゲン、採血。






我が家のドウダンツツジ






転移騒動の後、
ここら辺かな?と思われる辺りが
今でも 時おり ジンジンと小さく痛むことがある。

もしかしたら、今度こそ 転移が確認されるかもしれない。

そんな覚悟を決めての検査だった。

もちろん、今回 何でもなければ、
もう、それは絶対に何でもないのであって(苦笑)。



主治医も 「ここら辺?」な辺りを 入念にチェック。

けれど 腫れたリンパ節が大胸筋の向こう側では、
さすがのゴッド・ハンドでも 指先に触れないらしかった。







近所の紅葉。もう色あせて 落葉してしまっている。






レントゲンと血液検査の結果は後日。

胸のエコーは すぐに結果が出るから、
待っているように、との指示。

エコーは いつもの女性技師。

(ここのスタッフは、ほとんどが女性。)



検査や採血終了後、
診察室に呼ばれて 再び主治医の前へ。

何でもない、というか 大きさが変わっていないので
転移ではない、ということ。

(リンパ節は腫れたままだけれど。)

「良かったね~。」

と主治医に言われて 安心した。



でも 
「これでもう100%安心!」
とは思えなくなっている自分がいた。





で、お薬をどうするか。

しっかりした生理(汗)が一度来た後は 
ノルバデックスを服用しているせいか、
生理は止まっている。

生理が(つまり、女性ホルモンが)復活するよりは、
止めておいた方が、やはり、安心。

というわけで、3か月分の処方箋を書いてもらう。

「ジェネリックでいいんですよね?」

「もちろん、もちろん!

 タスオミンだったかな?」



前回は 薬局で うっかり
「ジェネリックで」と言うのを忘れて
タスオミンじゃなくて ノルバデックスになってしまった。
  
ボクは 処方箋にジェネリックでもいい、
という印鑑を押しておくだけなので、
自分でジェネリックにして、と言わなければダメよ、
と主治医は言う。

何も言わなければ 自動的にジェネリックにする、と
ニュースか何かで見かけた気がしていたけれど、
それは来年度からの話かしら?

保険制度が破綻しないためには
小さな努力を 私たちも惜しまずに協力しますよ。

(だから、ちゃんとやってよね!)



それから 主治医は 
「タスオミンよりも安いのがあるよ。」
と言い出した。

取り出だしたるは、薬の値段の一覧表!

「これのが、安い、ほら。

 エマルック。」

え~~~っ







近所の南天






さっそく、
主治医が「エマルック」と書いてくれたメモ用紙を手に、
近くの薬局へ。

「ジェネリックで。」

忘れずに言えたよ。

えーと、それから。

メモ用紙を取り出して、
「エマルックというのがありますか?」

おっと、もう 薬剤師が奥に入ってしまう。

ここで負けてなるものか(笑)。

顔を上げて、声を張る。



「エマルック、あります?」

「ハイ、あります。

 エマルックになさいますか?

 かしこまりました。」



やった!

これで また少し安くなるぞ!

いや、「少し」じゃないぞ、だいぶ違うぞ!

だって、ノルバデックス 11,290円のところが、
エマルック、2,650円ですゾ!

ちなみに、タスオミンは 7,760円(90日分)。

この違いは大きい!

先生、もっと早く言ってよ~!




ただし、エマルック 一錠の内容は
クエン酸タモキシフェンが 20mgではなくて、10mg。

一度に2錠飲む。

だけど、一錠の大きさが ノルバよりも小さいので
飲みやすそう。

ようやく節約した分のノルバがなくなったので
明日からエマルックになる。

また痛む関節が移動するのかな?(泣笑)。 



薬局でもらったリーフレットに書いてあった、
エマルックの副作用:

 月経がない、月経異常、気持ちが悪い、吐く、食欲がない、
 性器出血、おりもの、下痢、頭痛、めまい、発疹、発汗、脱毛、
 ほてり、皮膚が赤くなる、肝機能検査値異常 等。



水仙

2008-12-10 | なんでもないこと
我が家は(つまり、亭主と私は)、
ゴミ捨て場から モノを拾ってくることに
罪悪感や恥じらいは、ない方だ。

昔は 少しは あったが、都会暮らしでなくなった(笑)。

東京時代の 一番の収穫物は木製の本棚で、
高級品ではないが、ラワンのガッチリした重いもので、
ヒ~ヒ~言いながら亭主が担いで帰って来た(笑)。





当地に来てからは 
いいものがあまり棄てられていないせいもあって?
拾う機会がなくなった。

その中で 一番の価値モノは、これだと思う。







「棄てられていたけど、もったいないと思って。」

興奮気味の亭主が どっさり拾ってきたのは 
何の球根かわからなかったが、
春になって 水仙とわかった。

面倒を見ないでいたら 花を咲かせなくなってしまったので
植え替えておいたら
今 キレイに咲いている。

毎日見えるように 車庫の前に置いた。







花びらも カップの部分も純白の、それは清楚な美しさだ。

拾い物だね!



鹿島アントラーズ 2年連続V!

2008-12-08 | なんでもないこと
J1、鹿島アントラーズが優勝した。(→鹿島アントラーズ 優勝記念ページ) 

大混戦を制しての優勝、私も、素直に、嬉しい!

昨日も一昨日も、眠い目をこすって 
深夜のサッカー番組を見たよ!(笑)





 我が家の万両






選手たちには「嬉しいというより、ホッとした」というコメントが目立った。

私も、ホッとした。

先月の 大分トリニータ戦では
ハラハラドキドキして 
試合をテレビの前で観戦しているのが辛くて
お買物に出かけてしまった!(笑)





去年は 
棚から、ちょうど牡丹餅のように
優勝が手の中に転がり込んできた。

しかしそれは 飛び込んで来るかもしれない優勝を
しっかり準備して待っていたからこそ、の
優勝だった。

そして 一昨年は 同じようにして
手のひらの上にあった優勝が こぼれ落ちていってしまった。。



今年は プレッシャーが相当きつかったようだ。

選手たちの表情の違いに、それは如実に読み取れる。

一般のファンには
「なんだ、また鹿島か、面白くない!」
といった雰囲気はあるのかもしれないが(苦笑)、
去年の優勝と 今年の優勝とは まるっきり違うものだ。

(それでも、6度の優勝、皆さん、ゴメンナサイネ。)


今年、
かつて2強と呼ばれ、互いに覇を競った磐田や 
名門と呼ばれた千葉が
残留争いに加わっていた事は 私にもショックだった。

また そういった「強くて当たり前」のはずのチームが
J2に落ちたりしている昨今、
鹿島は 新旧交代がスムーズにいっているのだろうと思う。

鹿島V、主役となった“第3世代”






 
近所に咲いていた狂い咲きのツツジ






私が今年 強く印象づけられたのは
監督の オズワルド・オリベイラ(58)のはしゃぎっぷり。

点を取ったり、勝ったり、という時のはしゃぎようは
まるで、やんちゃな子ども!

普段、渋~い表情のオジサマだと思っていたものだから(笑)。

なんでも、
普段は知的で冷静な戦略家だが、突如激情家に変身するんだそうで。

来年は 是非 前人未到の3冠を!





さて、私もそろそろ落ち着いて
年末に向けて 準備を始めなくてはね。。。(タメイキ)

そうそう、20歳になった内田クン、
飲みすぎはいけませんよ!(笑)



12月になった

2008-12-01 | なんでもないこと
一年が、アッという間だ。

いつものことだけど。

寒くなった。

遠くの山は 雪化粧をした。

物干し竿は 午後2時になると 日が当たらなくなる。

4時半には暗くなる。

本当に この季節に クリスマスがあることを ありがたく思う。




というわけで? 玄関前に寄せ植えを置いた。




今回は バークや白い小石で遊んでみた。花の色が、同じ。
明るい印象になれば、何でもいい(笑)。






先日、宴会から帰宅した亭主が「飲んでみな。」と言って渡してくれたビール。



ポイントワン」という名前らしい。

アルコール分 0.1%未満、とある。

「ビールテイスト清涼飲料(炭酸飲料)」と書いてある。



「お酒は20歳を過ぎてから。」とは書いてない。

「アルコール分を含んでいますので、
 お車等の運転や 未成年者の方の飲用などは
 ご注意ください。」
と書いてある。

要するに、弱くて酔わない(酔えない)ビールだ。

(いや、だから、炭酸飲料だってば。)



原材料:麦芽、スターチ、ホップ、酸味料、アミノ酸(グリシン)。



美味しかった。

これなら、飲める、と思った。

いや、ビールは好きなんだけれども。

お酒の飲めない亭主でも、きっと大丈夫。



ずっと以前にも 同様のビールは あった。

亭主が
「これは俺のためのビールだ!」
と喜んだ。

時おり 自分でそれを買ってきて
お酒の席で飲んでいた。

けれど じきに気付いた。

何も、不味いものを無理して飲むことはない。

甘いものが大好きな亭主は 
色と味と匂いをつけただけの オレンジ色の水の方が嬉しいのだ。

なにより、そのビールのまがいものは、不味かった。






ミニバラの切花





とうとうできたか、という思い。

美味しいなら コーラよりもさっぱりしている。

糖質ゼロもジェロもいいけど、不味くてはね。



お酒を飲んだら運転しないことが
ようやく徹底しつつある(した、とは言えないのが悲しいね)今、
おいしいまがいビールが ようやくできたんだね。

忘年会シーズン、売れるのかな?