ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

生きるも死ぬも

2014-07-26 | なんでもないこと
奈良の旅行記を書いていたはずだけど、
忘れないうちに、書いておこうと思って。

大河ドラマを、なるべく見るようにしている。

               軍師官兵衛
          



主演の岡田クンが、好み

          


な、だけでは、なくて(苦笑)。

  
          
          松坂桃李も好みだよ 



               



教科書で習った歴史上の事が、アタマの中で繋がる。

そうか!!!

という感覚、それが嬉しい。



一夜漬けで勉強した事なんて、すぐ忘れてしまうものだが、

たとえ覚えていたとしても、知識はそれぞれ、断片的。

それが、繋がるというのは、これは、楽しい♪♪♪






たとえば、そう。

高松城の水攻め。

あれがあったから、
石田三成の忍城の水攻めがあったわけだし、
『のぼうの城』という小説ができたわけだね。

ちょっと つながるね♪



  (今回の水攻めの場面、遠くに波頭のようなものが見えた時は
  ちょっとドキッとしたけど、それだけだった。
 
  迫力ある場面は 控えたんだろうね。

  ガッカリした人もいたかもしれないけど、助かったよ。)






あ、それで、少し前の 
本能寺での 織田信長の自刃の場面の事なんだけど。


          

あそこで、信長が

「生きるも死ぬも 一度限り。

 存分に生きたぞ!」

と最期に言ったの。



そうして、あの激烈な人生の幕を下ろしたわけ。



そのセリフが、ちょっといいな、と思って。



   (これまで 何人もの役者が信長を演じて、
    何人もの役者が「敦盛」を舞ったけど、
    こんなにド下手な「敦盛」は 初めてだったね!!)






「生きるも死ぬも 一度限り。」

そうなんだよね。

死ぬのは怖いと思ってる人も多いと思うけど、
何度も何度も、は 経験できない。

この世において この身では 一度だけなんだよね。

だから、慣れてないのよ、みんな(笑)。



そして、「存分に生きた」と思える人には
≪死≫は もはや
怖いものではないんじゃないかと思って。

存分にやった事など、何ひとつない私。

「やりきった!」と思えたら、
≪死≫は 
最も<完成>に近いものなのではないか?






人間五十年 

下天の内をくらぶれば

夢幻の如くなり

ひとたび生を得て

滅せぬ者の有­るべきか





信長が好んで舞っていたという、幸若舞の「敦盛」。

敦盛もそうだが、信長だって 50歳まで生きたわけではない。

(48、9歳だったみたい)

そんな信長に 今回の大河ドラマは
「存分に生きたぞ!」
というセリフを当てていた。





あんな過激な一生は御免蒙るが
(もう50歳をいくつも超えて「御免蒙る」もないものだが)、

最期の時に
「存分に生きた。 生き切った」
と思えたら、幸せかなぁ・・・?