ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

強風!

2006-12-29 | なんでもないこと
朝はそれほどでもなかったけど

どんどん風が強くなってきて

今 ものすごい風が吹いている。



我が家に一番近いケヤキは
葉を落とすのが遅いんだけど

きょうは丸裸になった。

いよいよ掃除を、と思わないではないのだが

この風ではね。

いっそ遠くまで飛んでいっておくれ(笑)。



旅行に行くでなし、

実家に帰るでもなし、

仕事も休みは原則ないし
(正月休みにちらほら見えるお客様もあるので)、

悔しいから ブログは毎日投稿しようかしら。



さて、ケータイ探し、ケータイ探し、と。

困った。。

2006-12-28 | なんでもないこと
困った!

いつまでたっても ちっとも
大掃除をしよう!
という気にならない。

いつもなら 亭主がバタバタし始めるので
仕方なく私も重い腰(お尻? お腹?)を上げるのだが。

亭主は忙しくて
バタバタしてる暇がないらしい。



困った!

このところ やたら忙しくて
買い物に行く暇もなくて

やっときょう 買い物に行ってきたら
疲れてしまった。

♪もういくつ寝ると お正月・・・♬

にぎやかで 華やかな店内で
ひとり ずん、と重い気持ちになってみたりしている。



困った!

ここへきて 仕事が忙しくて
書きたいことがいっぱいあるのに

パソ子の前に どっかりと座っていられない。

毎日 毎日 書きたいことがあるのに。。



そんなことより、困った! 困った!! 困った!!!

ケータイが見つからない!

どうしよう。。。

23日からみつからない。

子供達との連絡ができない。

外出先で 連絡がとれない。

こんなに不便になっちゃうんだ!



ああ、それにしても、どうしよう。。。。。。

やる気を振り絞って
大掃除に取り掛かるしかないか。。


今年の義さんからのお歳暮は、細かい花をいっぱい散りばめた蘭の花。

タスオミン

2006-12-27 | 乳がん
昨日
がんセンターのそばの薬局に行って
とっかえてきた、タモキシフェンのお薬。

ノルバデックスから、タスオミン。

聞いたことはあるお薬。

私もタスオミン仲間になったよ~。

これで 医療費の抑制に 私も少しは貢献できる?

4千と50円 安くなった。




から揚げ粉を使った、ゴボウのから揚げ。カリリと揚げるとスナック菓子のよう。
ビールには合うけど 油の摂り過ぎはご用心。



先日 主治医に聞いたところでは、
同じようなお薬だとか。

「副作用とか、少しは違いがあるんですか?」

「ない、ない。

 おんなじだからね。」



ノルバデックスは弱いお薬だから、
副作用はゾラデックスのせいだ、と言ってた主治医。

(その後 ご自身の治療でノルバデックスを飲み、
 薬疹が出ていた主治医。
 
 ‘ノルバの呪い’を身をもって体験してくださった。)

副作用については、話半分に聞いておこう(苦笑)。



先日も 
ジェネリック医薬品に替えたら
左足に湿疹が出た、という記事を見たばかり。

薬をもとに戻したら 収まった、というから、
やはりこれは薬疹だろう。

これは 記憶では父親が、という話だったし
がんも別のがんだし
薬も違うと思うけれど。

新薬の特許が切れてから発売される後発医薬品は

同じ成分のはずなのに やはり別のお薬なのだ。



私のノルバデックスは 実はまだあと15錠あるので(苦笑)、

薬の副作用を見極めるためにも
そちらを飲み終わってから タスオミンに切り替えようと思う。



きのうあんなに降っていた雨は上がり、
きょうはお約束の強風が吹いている。

クリスマス?

2006-12-25 | なんでもないこと
喪中だし クリスチャンじゃないし 仏教徒だし。

今年はクリスマスはやらない、と決めていた。

ドアにリースも飾らないし ケーキも・・・。

ケーキくらいは食べようか!(爆)

というわけで。



石窯シュトーレンというのを 
早々とパン屋で買ってきて 用意しておいた。

昨夜 切り分けて食べた。

甘くて美味しい!

娘はいなかったけど。



シュートレインとか シュトレーンとか 
何度も間違えていて
来年は間違えずに済むかどうかも
ちょっと自信がないけど、
「シュトーレン!」だ。

細長くて 
おたふくの顔みたいな形で
ずっしりと重い。

なんても、ドイツの
伝統的なクリスマスのパンというかお菓子で

意外なほどお高い。

手に持つと「お?」っと思うくらいずっしりしているので

「お、お~。

 この重さが、ドイツっぽい。」

とか 
ワケのわかんない納得の仕方をして。



日持ちがする上に 長く置いた方が美味しい、
と 本で読んだことがある。

ここ数年の 憧れのお菓子で、
ようやく口にすることができた。

美味しかったけど、
本場の味は知らないので

この群馬県高崎市のお店のシュトレーンが
本当に美味しいのかどうかは不明。



中に入っていたカードによると、
 
ラム酒で漬け込んだ たっぷりのドライフルーツ
(グリーンレーズン、レーズン、クランベリー、
 パパイヤ、パイナップル)と
アーモンド、クルミ、スパイス
が入っている。

シュトーレンの本場ドイツの型に入れて
じっくりと焼き上げてあるらしい。

粉砂糖が付いていて
これを振りかけて スライスして。

コーヒーよりも 紅茶がほしい味だと思った。





本当は 本場のシュトーレンを食べてみたかった。

ドイツ村に行けば
売ってるんじゃないか、と思っていた。

子供達が保育園に通っていた頃に行ったことがあって、
ソーセージとかチーズとかビールとか
ドイツから輸入された珍しいものも売っていたし。



本当は イルミネーションが見たかった。

都内のイルミネーションが見られる時間まで
都内に留まっていられなくて
悔しい思いをしていたので。

花火も打ち上げられるらしかったし。

ゴスペルもあるそうだし。

仏教の声明(しょうみょう)って、
聞きに行きたい!とは思えないよね。

ゴスペルって、いいよね。



仕事も暇になったし
亭主をつついて 連れて行ってもらおうと思っていた。

日ごろの行いが悪いはずはないのに
急に忙しくなってしまって

ここ数日 それどころではなくなって
明日からもしばらくは それどころではなさそう。。

いつかきっとクリスマスのゴスペルを。。



亭主からは 
ヨーカドーブランドのハイネックのシャツのプレゼントがあった。

やられた!と思った。

こっちは何にも用意してない。

でも。

ハイネックはここ数年
私は着ていないということに
気づいてないんだ、アンタは。。。



昨日の夕方
忙しい最中に 娘は 電話をかけてきて

「今日は予定より遅くなる。

 それから、ケーキを買って帰るつもりだったけど、

 きょうは日曜でお金を下ろせないから

 明日にするね。」と。

買ってきてくれるのなら、いただきましょう。明日ね。



というわけで(笑)。



やはり クリスマス・ケーキは
クリームといちごとロウソクが必要だと思っている?娘。

ナッツやフルーツが入ったケーキは好きではない。

夕方買ってきてくれたケーキ、
貴女が帰ってくる前に 3人でいただきます。

残しておくからね(笑)。

4年目の更年期症状

2006-12-24 | 更年期
ホルモン療法で ホルモンの分泌を止めたことによる
更年期症状も4年。

ホルモン療法を始めて4年。

というか、ゾラデックス注射を止めて1年。

だいぶ大人しくなった、と思う一方で
ほとんど変わってない、とも思う。

症状はいつも同じ。

クリスマス・イブに 更年期の話題ってのも
どうかとは思うんだけど。





ホットフラッシュ。

相変わらず。

以前は首が寒くて ハイネックばかり着ていたのに
汗をかいて湿ってしまうと着替えが面倒なので

いつも丸首やVネックにして、
首にはスカーフやタオルをまいて。

暑くなると スカーフをはずす。

寒くなると また着ける。

これを繰り返す。



ベストも上着も前開きのものにしている。

ベストも上着も 
脱いだり、着たり、脱いだり、着たり、脱いだり、着たり……。

ついでに、袖口も 
まくったり、伸ばしたり、まくったり、伸ばしたり……。

いい加減、嫌になる。

腹立たしくもなるけれど
これをしないわけにはいかない。

暑い時は暑いし、寒い時は寒いのだから。



耳鳴り。

あいかわらず。特に、右耳。

疲れていると 音が大きくなる。

圧がかかると 大きくなる。

身体を伸ばして物を取ろうとしたときとか
首を曲げている間とか
かがんだ時とか

そんな時に 一層 キ~~ンと 音がする。

その動作を繰り返してみると
小さいキ~~ン、大きいキ~~ン、小さいキ~~ン、大きいキ~~ン、
と繰り返す(爆)。

耳鳴りが大きくなると
ああ、疲れているな、と思って 
気をつけることにしている。

鍼灸の先生も 右耳の周りに せっせと鍼を打ってくれるが
劇的によくなるわけではなさそうだ。



うつ。

最近は娘のこともあきらめたというか
開き直ったので、ない。

息子が心配をかけないでいてくれるといいな。

特に、寒い季節には。



関節痛。

これが今 一番の困り者。

特に 手首と足。



右手首の冷えがすごい。

まったく、泣きたくなるくらい、冷える。

食事の支度をした後で
当然のように食事をするが
箸を持つ右手首を
左手で握ってモグモグしたり。

寒くなってからは
面倒がらずにゴム手袋を使うようにしている。

そして 手首用のサポーターは
力強い味方。

外出の時も 
運転中や電車の中で 
キンキンとどうしようもなく冷えたりするので
かならずバッグに入れている。



足は どうしようもない。

階段を下りる時やしゃがむ時に
曲げようとすると 
膝が抵抗する。

時には痛む。

膝が痛む年齢だとは思いたくはないが
たとえホルモン療法をしてなくても
私は 更年期年齢、真っ只中。 

何もなく 徐々に ホルモンが減っていっても
やはりこんなふうになったんだろうか?



足首、足の甲、足の親指の付け根。

痛い。

触れない時もある。

痛む場所が 少しずつ移動する。

あ、ここにも、関節がある!

知らないでいたかった。

これまた 泣きたくなるくらい、痛む。



でも どれも
一時期よりも おとなしくなった。

だから これからも我慢できると思う。

ただ
これ以上ひどくならないことを祈る。



それにしても。

母が元気になったのは70歳くらいからだった。

それまでは 更年期を過ぎても更年期のような症状で
半分病気な日が続いていた。

私のホルモン療法は あと1年で終わるけど

(今度の薬は ノルバデックスでなくて
 なんという薬になるんだろう?)

この状態が70歳まで続いたらヤだなあ。。

まるじゅう

2006-12-23 | なんでもないこと
いつか どこかに 書いたような気がする。

それとも今までどこにも書かなかったかな?

乳がんとわかって 手術することになって

それまで どこへも出かけることのなかった私に
亭主が気を使って
「お前が行きたいなら。」
とか言っちゃって

家族で出かけた日がある。

それは 都内の和食で有名なお店で催される
亭主の恩師のお祝いの夕食会だったのだけれど

和食でご馳走、というのは あまり食べたことがなくて
感激だった。

ご家族でどうぞ、と招待状に書かれたその会に
本当に家族で伺ったのは
我が家だけだったのだが・・・。



その時の「お品書き」に

●丸十

というのがあった。

お店の人に聞いてみたら
それは 薩摩揚げのことなんだそうだ。




丸に、十文字。

薩摩揚げの本場は 島津公のお膝元。

島津家の家紋は 丸に十文字。

それは 戦国時代のドラマを見ていればわかることだけど
ドラマが終わればそれっきりで 忘れてしまう。

それがはっきりとインプットされた瞬間だった。




食べたいもので お弁当に入れたいものは 前の晩に作って食べる。

今年は、お弁当はもうない。

また、来年。

無事に未履修だった世界史の補習を終えて
息子は 昨日が 終業式だった。

術後4年の検診

2006-12-22 | 乳がん
先週は 検診のためにがんセンターに行った。

久々の病院、久々のマイ・ドクター。

そしたら ドクターは 来年はもう病院にいないんだって!

60歳になるのね。

ベテランドクターに診てもらっていると
こういうことがあるんだよね。




トウガラシは 美しいと思う。 可愛いと思う。
トウガラシシリーズの〆は、ラーメンどんぶり。



今まで ノルバデックスという薬を毎日飲んでいたが
ジェネリック医薬品で 一日一錠というのがあると知って

そして ようやく 主治医に会う前にそれを思い出せたので
切り出してみた。

あっさり、「いいよ。」

なあんだ、こんな簡単なことだったんだ!

処方箋の下のほうの「後発・・・」というところに
主治医の印鑑が押され、
「これがあるから、大丈夫だからね。」
とのことだった。



それから主治医は 私の目の前で
バリリと袋を破って
菓子パンを食べ始めた。

こんな時間だもの、お腹、すきますよねー。

相変わらず、乳腺外科は 繁盛している。

どうにかならないものか?

それにしても、先生、
いつも 私がいる時に緊張を解いてない???



さて、今年の私は、骨シンチはもうない。

残念でならない。

早朝に家を出て
がんセンターに8時半までに行く、というのは辛かった。

けれど
注射の後の時間、
しばらくの間 じっくり読書をして、

10時、開店の時間になると
マッサージやエステのお店に向かう、という
過ごし方を見つけたので

楽しみにしていたのに!



仕方がないから(笑)、
大人しく? 採血して レントゲンを撮って
乳腺のエコーを受ける。

ようやく慣れてきた。

いつも 何かドジってないか?と
ドキドキしていたものだ。

半年も経つと 病院の地理?を忘れてしまって、
○番の検査室って、こっちでいいんだっけ?
と 心細い気持ちで廊下を歩くし。

迷子には ならないけど。

今回は もう ベテラン患者。

あまりドキドキしない。



慣れた手順で会計を済ませる。

この病院での会計、

地元のアノ総合病院は 
お腹がピリピリした「帯状疱疹?」の時に久々に行ったけど
既にクレジット・カードが使えるようになっていた。

がんセンターは まだ(涙)。

入院・手術の料金や 毎日通った放射線治療や
3年も続けたゾラデックスの注射で カードが使えたら 
どれだけポイントが溜まったことか!!!!!



このカード決済というものは、
手数料は病院側が持つから、
赤字すれすれの病院では 
導入すれば あっという間に 赤字になってしまうらしいと聞いた。

個人のお店でもそうなのだろう。

集金に伺うよりも 手間なしで 確実に支払われるので
加盟するらしい。



我が家は 分割払いというのはあるけれど
現金で持ってきてもらったり
現金書留で送ってくる人がいたり

それから地元の人は
農協で(銀行がないのでね)
毎月の自動引き落としを使うけれど

クレジット・カードには加盟していないから
知らなかった。

使う・使わないは別として
使えるといいなぁ。。。



さて 病院を出て
処方箋を持って 薬局へ。

きっと 
ジェネリック医薬品が出てくるんだろうと思っていた。

薬と一緒に
「薬の副作用について
 電話でお聞きすることがあるかもしれませんが
 それでもいいですか?」
という問いと一緒に見せられた紙に

「いいですよ。」とサインした。



薬についての説明に
「はい。」「はい。」と簡単に答えて
薬代の支払い。

1万1千9百円也。

あれ? あんまり安くならないね。

そんなものなの?

家に帰ってきてよく見たら
なんと、いつもと同じノルバデックスだった! 



今週の月曜日になってから電話で確かめたら
薬局の窓口で 再度
「後発医薬品で」と申し出ないとダメなんだそうだ。

そうなの?

主治医のハンコでOKなのかと思ってたよ。

来ていただけたら 交換しますよ、
とのことなので
そのうち また 行かなくては。



それまでは
手元にあるノルバデックスを飲んでおく。

もう少しで また 1ヶ月分溜まるところだったのに~(笑)。

節約しておいてよかった?

(いや! みなさんはちゃんと飲んでね!)

もっとちゃんと確認して受け取ればよかった。




クリスマスツリー

2006-12-21 | なんでもないこと
昨日の夕刊に 「電脳ツリー@アキバ」と題して
秋葉原駅のツリーが紹介されていた。

実は私も今月に入ってから
わざわざ途中下車して 見に行ってきたのだった。





昔ながらの懐かしくもゴミゴミした秋葉原駅も
TXこと くつばエクスプレスの方に向かうと
突然ピカピカになる。

そして 記事によると
このツリーは つくばエクスプレスの
開業一周年の記念に
IT企業が提供したのだそうだ。

確かに、
私のノートパソ子にもハイッテル、
inte○の看板が立っていた。



そして、この飾りは
パソコンのCPUとかいうものを
二千個ほど使っているとのこと。

いけばなの家元が製作したというツリーだが。。。


これが、その、CPU?


重要なのは 
人間関係も 栄養も 味付けも バランス。

なのに このツリーは 
周囲とのバランスがとれていない。

私はだいぶ前に
NHKのニュース番組で紹介されていたので
見に行ってみよう、という気になったのだが

周囲の広さに ツリーの高さがマッチしていないとは
知らなかった。

周りがやたら広いので
大きなツリーも 貧弱に見えて 可哀想だった。

喪中欠礼

2006-12-20 | なんでもないこと
今年は「喪中につき 云々」の葉書を出した。

全部亭主がやってくれた。

よく「年末年始のご挨拶は 云々」と
書かれていると思っていたが

お世話になった人へのお歳暮は欠かせないのだそうで
「年末」のひとことは 入っていない文章にしたらしい。




トウガラシは美しいと思う。 可愛いと思う。 



やれ、これで今年は 注連飾りを用意しなくていい、
と思ったが

今頃になって
スーパーにさえ かわいい注連飾りが売られているのを見ると

なんだかとっても寂しい。



私の頭の中では
年末のご挨拶も遠慮すべき、という気分があって

まして クリスチャンではないから
クリスマスの飾りつけも
(子供が小さいころはひとりでやっていたが)
するのはおかしい、と思っている。

なのに
かわいいクリスマスリースが売られてを見ると
思わず寄って行って
どれにしようかと迷っている私が居る(苦笑)。

そして
ああ、そうか、今年は飾らないんだっけ、と思うと
とっても残念。



息子が3歳の頃、
私のお出かけにはいつも
真っ赤な丸いポシェットがお供だった。

父が急死した時に
実家に向かう準備をしていて ポシェットを見たら
その色がとても腹立たしく、
「もう二度と使うことはないかも知れない。」
と思ったのだった。

事実、タンスの奥に仕舞われたそのポシェットは
その後 数年間 
明るい場所に引っ張り出されることはなかった。



今回の服喪は
亭主の母親のためのものだから

注連飾りやリースに 浮かれそうになるのは
私だけなのだろうか?

義父や義弟や亭主は 
街中にあふれる 浮かれたクリスマス・ソングに
神経を逆なでられ、

これからあちこちで見かけるであろう門松や注連縄を
哀しい気持ちで眺めるのだろうか?



亭主は昨日 実家に行き
石屋に出向き
手付金を支払ってきたという。

墓石のことだ。

義父は三男坊なので 墓地を持っていない。

第一、どこにお墓を作るのか、さえ
秋のお彼岸の頃にようやく決まった。

亭主の実家の近くに作る。

これは 義父の意向を一番に考えて
義父の気の済むようにした結果だ。



ただし 亭主は 石材店には
「父には内緒だが
 将来は 
 私が住んでいる土地に 墓地を移転することになるだろう。」
と伝えてあるという。

義父の死後、
亭主の実家には
ふたりの息子の どちらも住む計画がないから
長男である自分の住む場所に
我が家の墓所を用意するつもりだ。



いつまでにお骨を墓に納めなくてはならない、
という決まりもないが
いつまでも家の中に置いておくのも
なぜかよくない気がする。

春の一周忌には 納骨できるだろう。

亭主は 昨夜 帰宅すると
玄関で靴を脱ぎながら
「墓地の設計を決めてきた!」と
真っ先に ほっとした声で報告してくれた。

気がかりでもあったのだろう。



これからしばらくの間
義父は 出来上がる墓地のことを楽しみにしていくのだろう。

大事な人を失った人にとって 疎外感を覚える季節だから

まだ悲しみが癒えていない人たちが傷つくような
事件や事故のない年末であってほしい。

(できれば、バカ騒ぎも。)



昨日 亭主に持たせた 海苔の佃煮。

水とだし汁と醤油と水あめで。

うそ。ホントはつゆの素も入ってる。

義父はスプーンですくって食べていたという。

いくら、好きだからって。

いくら、薄味だからって。

いくら、「すぐにカビるから、早く食べて」と
言付けたからって(笑)。

横山光輝の世界展

2006-12-19 | マンガ
先週は 
せっかく武蔵小杉に通っているのだから、と
鍼灸の治療の後に
川崎市市民ミュージアムまで行ってみた。

いや、本当は先月一度行ったのだけど
滅多にない休館日に当たっていて。。。(涙)

川崎フロンターレの本拠地、
等々力アリーナに隣接している。

市民、と名がついているからには市立だろう、
ならば そんなにたいした事はない、と予想して出かけたが
周辺の景色も 建物も立派で
豊かな街なのだと 変なところに感心してみたり。。





開催されていたのは、
マンガ家・横山光輝氏の偉業を展示した展覧会。

でっかいフィギュアも飾ってあったりして。

ワタシって、オタクだっけ?(苦笑)



いや~、楽しかった。

だって、なんせ、マンガだものね。

いや~、楽しかった!

だって 映像化されたものが 
今やDVDで見られるんだものね。

あちこちにディスプレイがあって
それが みんな 別々の作品を再生してて
 
音楽が流れて セリフが聞こえて
そりゃあもう 楽しい!



「鉄人28号の歌」って、三木鶏郎の作詞・作曲なんですって!

(曲名が、なんか、そのまんまでねぇ。。)

(というか、今どき、三木鶏郎を知ってる方が珍しいか。)

歌っているのが、デュークエイセス。

へ~。とか言いながら

数々の原画・フィギュア・漫画誌やディスプレイを見て歩く。



鉄人の他にも、ジャイアントロボ、バビル2世、
伊賀の影丸、仮面の忍者赤影、
魔法使いサリーに コメットさん、etc.

なにしろ、私が生まれる前からマンガ家やってるので
そりゃあもう、すごい数。

皆さんも 映像やテーマソングが
すっと脳裏に浮かぶものがあるのでは?

私は どうも 音楽の方が
「懐かしい!」という気持ちを
かきたてられるタイプらしいぞ。



ファンの成長に合わせ、
マンガも青年紙というものができ、
横山氏も
若者向けのマンガに移行してゆく(‘60~70年代)。

大人向けとして
山岡荘八や新田次郎、隆慶一郎らの原作による
歴史物を書くようになった(1970~90年代)。

隻眼の竜、徳川家康、織田信長、伊達政宗、武田信玄、
武田勝頼、豊臣秀吉、捨て童子・松平忠輝など。。。



やがて 歴史物は 舞台を中国にも広げる。

三国志は 9月13日の記事で書いたが1970年代から、
水滸伝は それより早く、1960年代に始まっている。

その他に 戦国獅子伝、長征(ロング・マーチ)、
若き獅子たち(項羽と劉邦)、狼の星座などがある。

三国志の次には 史記に挑戦し、
亡くなった時には 殷周伝説が配本中だった。



戦国獅子伝がウチにはないわ、と思ったら
これだけは、売っちゃったらしい(涙)。

とにかく、息子の目を歴史に向けてくれた恩人だ。

ひと言で言えば やはり「偉大」な漫画家だったと思う。



この横山光輝の世界展
1月8日までやっているので、興味のある方は、どうぞ。

決して、オタクだ、なんて 思わないから。

寒いよ~

2006-12-18 | なんでもないこと
昨日の夜中から 風が出てきて
すすーっと寒くなった。

今朝はとっても寒くて
車のエンジンを早くかけておいた。

これが、平年並みなわけね。

きのうまでが 特別だったんだ。



今朝は寒かったけど 頑張って
(でも ちょっと遅い時間に)
土手を歩いてきた。

寒くても 歩くとやはり
そのあと 体が動くようになる。



トウガラシは、美しいと思う。 可愛いと思う。



ノロウイルスの猛威が止まないようだ。

カキが原因とは 特定されていないのだが
売り上げは急速に落ちたらしい。

カキは カイワレか?

でも、食べるの、ちょっと恐いかも。

松方コレクション

2006-12-16 | なんでもないこと
私は 先日も行った 
上野の 国立西洋美術館が好きだ。

特に 常設展に行くと
私の 原点に立ち返ったような気がする。



黄葉の季節になると
ああ、ここにも銀杏の木があったのね、とわかる。
先日の上野公園、国立西洋美術館。



あれは たしか小学校6年生の時。

合唱コンクールに選ばれた生徒の一員として出場して
郡のコンクールから県のコンクールに進んだ。

県大会の会場は、もちろん、水戸。

県民文化センターなるホールがあったと思う。



早朝集合してバスで乗り付けた私達は
田舎者の特徴と言うか 
遠くから来る者の定めとして
やたら早く着いた。

引率してくれた音楽の教師は
ホールに向かう前に
美術館に私達を連れて行ってくれた。

なんという名前だったろう?イバラキ近代美術館とか?



そこには
多才?な私の もう一つの能力の開花?として
私の水彩画か 版画が飾られていたはず。

気恥ずかしい思いと
誇らしい思いと混ぜこぜで見て
それから 
「松方コレクション展」というのを見た。

(つまり、まだまだ時間は余っていた、ってこと!)

目を見張るような 素晴らしい作品の数々があった!




前庭のロダンの彫刻は
先年のリニューアル後 黒々としている。
まだちょっと違和感があるんだけど。



ドレスのビロードやタフタなどの色と艶。

どうしてこんな絵が描けるんだろう?!!!と。

肌の色。髪の輝き。空に浮かぶ雲。

夜明けの水辺のもや。

ブドウの瑞々しく透き通ったつぶ。

すべてが私を惹きつけた。

彫刻もあったけれど 私の関心は、もっぱら、絵だった。



5年生の時にも
器楽合奏で県の音楽コンクールに出たから
もしかしたら その時だったかもしれない。

(引率した教諭は同じ人。)

とにかく、それからしばらくは 
松方コレクション展で見た絵画のいくつかが
私の頭の中を ぐるぐるしていたんだった。



そして それらの絵画と 上野で再会した時の喜び!

常設展示してある国立西洋美術館は
私の 大のお気に入り!


てんさい

2006-12-15 | 明るい農村
小学生の頃
白地図なんか 見たり描いたりしていて
「てんさい」と書かれたのを見て
「天才」と勘違いしていた、というのは
私だけじゃないと思うんだけど。

「てんさい」は 「甜菜」と書くらしい。

先週、12月8日(金)のテレビ東京、
「所さんのそこんトコロ」という番組の中で
私は生まれて初めて
「甜菜」を見た。

できそこない?のカブみたいのだった。



鍼灸の先生が 北海道のご出身なので
「てんさいって、どんなのか、知らないんですけど。」
と言ったら
治療をしながら
「ん~~、砂糖大根と言ってね。」
と教えてくださったが
いまひとつ ピンとこなかった。

「砂糖大根」だとか「ビート」と言われても
見たこともなければ ピンとこない。



私が使っている「てんさい糖」は こんな色。


番組によると、
なんでも 真っ白な砂糖になるそうなのだが。

甜菜糖は
サトウキビから採れる砂糖の 約5倍も採れるらしい。

1キロの甜菜から コップ一杯の甜菜糖が採れるとか。

知らなかった~!!!

砂糖といえば さとうきびじゃなかったの?



まくろびお・・・で言うと(笑)、
寒い冬は
北の大地の土の中で育った 砂糖大根の方が
南の‘ざわわ’な畑のサトウキビよりも
身体をあっためてくれそうに思う。

あったかいココアは冬のご馳走だけど
甘くないココアなんか ココアじゃないよね。

カロリーも心配だけど 
ほっとする飲み物で 心もあったまる。



トウガラシは、美しいと思う。 可愛いと思う。

「命」 一物全体

2006-12-14 | 食生活
「今年の漢字」に 「命」という文字が選ばれて

例年のように 揮毫されている写真を新聞で見た



いのち。

今年にふさわしいかと思う。

命。

あらためて、いい字だなあ、と思う。



清水寺の貫主は 毎年 大変だねえ。

この書いた字、あとはどうすんだろうねえ。

私の質問に
出掛けの亭主からは いい加減な返事しかなかった。

せいぜい私も 命を大切にしたガーデニングを、
と思う。




ビニールポットから鉢に植え替えするのが遅れてしまい、
いまだに花をつけている唐辛子。
唐辛子は 美しいと思う。 可愛いと思う。



きのう ちらりと書いた「一物全体(いちぶつぜんたい)」とは
食べ物は 全体でひとつの命であるから
なるべく まるごと いただきましょう、という考え方。

たとえば 
白米は死んだお米であるけれど
玄米は発芽するパワーを持っている。

糠を取り除かずに
全体をいただくことで
食べ物が本来供えている生命力を
まるごと頂戴できる、というわけだ。



生命は
個体全体で バランスを保ち、
ひとつの宇宙を作っている。

部分、部分の総和を上回るパワーが
そこには秘められている。

だから 全体を無駄なくいただいて
調和の取れた人間を目指そう、ということかと思う。

土のう袋堆肥は 落ち葉でもできるから

調理の時の無駄も少なくなるように
「まるごと」を心がけようと思う。

自然農法

2006-12-13 | 明るい農村
12月6日放送の NHKの『プロフェッショナル』
「腐らない?奇蹟と呼ばれるりんごを作る男」
という番組を見た。

木村秋則さん(57)という青森県の男性のりんご畑では
農薬を使わないという‘常識はずれ’の作り方で
りんごがたわわに実っている、というのだ。


9月5日の記事「キャベツ?ブロッコリー?」に登場した畑。
どうやら ブロッコリーらしい。


りんごは 思いのほかデリケートで
栽培には手間がかかるのではないか?

虫や病気にやられたら 一発だ、と思う。

事実、木村さんは
収穫を得られずに 
死地を求めてさまよったことも あったという。

そうして巡りあった、福岡正信氏の自然農法。



それにしても
酢を散布することは あるのだそうだが
殺菌したり 害虫駆除剤をまいたりせずに
本当に りんごの木は 実りをもたらすものらしい。

それは りんごの木 本来の力なのだろう。



木村さんは言う。

「主人公は、りんごの木なの。」

「りんごは、愛で、育てるの。」

「愛こそが、すべて。」

つまり、育つのも 実を実らせるのも
それはりんごの力、
脇役である 人間は 
りんごの木が育ちやすいように 手助けしてあげるだけ。

なんと、
人間のこどもを育てるのと おんなじなんだなあ!

「りんごは 愛で 育てる。」



スタジオに登場した2年前のりんごは
干からびてなお 芳香を放っているという。

腐らないのは
りんごに地力があるから?

いずれにしても びっくりなりんごだ!



一時期、りんごが健康にいい、とか
りんごを 一日一個、
しかも 丸ごと食べると
がんにならない、とか 言われたことがある。

普通のりんごは 
さまざまな化学肥料や殺虫剤が使われている可能性があり、
そのリスクを減らすためには
皮をむくのが一番なのだ。

そろそろ りんごが美味しい季節。

木村さんのりんごならともかく、
私は りんごの皮をむいて食べようと思う。

‘一物全体’には 反するけれど。

でも 時々
遠い昔のように
皮ごとがりりと 噛み付きたいと思うこともある。



これは 上の畑の現状。

農業に従事していたおじいさんとか おばあさんの身に
何かあったのでは?と心配していたが
もしかして 自然農法か?