ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

味噌汁

2011-11-11 | 食生活
秋月医師は言う。

「食養生、食物の研究を巡りめぐって、味噌にたどりついた。

 味噌は、日本人の食物のかなめであると知った。

 これは、日本の国土、日本人の体質によって受け継がれた伝承のものである。」



なんか、言ってることが、師匠と似てる気がする。

日本人には 日本人古来の食が 最も体質的に合っていて、
それによって 「健康で長寿」を実現できる、って。

日本人の血も ミックスが進んでいるんだけどもね。





 我が家の酔芙蓉は、咲いてもクチャクチャ。






健康維持、病気療養のためには 滋養が不可欠である。

これは、栄養失調が慢性化していた時代の常識だと思う。



今や 飽食時代に突入し(今後の事はいざ知らず)、
カロリーの摂取過剰が
肥満や高脂血症を招き、不健康や短命をもたらす最大の要因かと思う。

(でも お肉もスイーツも止めらんないし~。)



子供の頃を思い返せば、
「食と健康」については、当時から色々と言われていた。

生玉子。山芋。すっぽん。ヘビ(特に、マムシ)。ポパイのほうれん草。

搾りたての牛乳を近所から鍋にもらって来て、
そのままストーブに載せて沸かして、
なかなか治らない風邪引きの私に 
母が飲ませてくれたのは
牛乳がいい、という話だったからだ。

母は 自分が乳糖不耐性で
牛乳を飲むとすぐにお腹がゴロゴロするから、
そのうち山羊の乳をもらえる家を見つけてきて
これも沸かして 飲ませてくれた。

私が牛乳を平気で飲むので、
そのうち宅配の牛乳とか ヤクルトとか エルビーとかを
購入してくれるようになった。

まだまだ貧しい頃だったので
コンスタントな出費は大変だったろうと思うが、
そういった毎朝の宅配が 田舎にも出現してくる時代でもあった。






                  






秋月医師も 虚弱多病だったことから、
いろいろな物を飲食して(させられて?)育ったらしい。

鶏卵、バター、牛乳、肉類、トマト、ほうれん草、
といったものが 著書『体質と食物』には並んでいる。

それらを ありがたがって偏食し続けて、
その結果が 虚弱さと 結核の発病であった、と。



我が家は貧しくて 滅多に肉はお目にかかれなかったが、
そういえば、バターを炊きたてのご飯に入れて混ぜて
醤油で味付けしたものは 度々口にした思い出がある。

あれは、熱々のご飯でなければ、バターが融けないのだ。

食の細い私が お茶碗一杯のご飯を食べるには
有効な方法だったのだろう。

今でも郷愁を感じる食べ物だ。













秋月医師は 姉と妹とを 結核で失っていた。

更に虚弱な自分がまた結核に冒されて、極度に悲観した。

そうして、悲観のどん底から、
全生命を投げ出して「食物による体質の改善」を目指したのだという。(p12)



結果、味噌にたどり着いた。

秋月医師は、日本人の身体は「米・麦・大豆」で成り立っている、という。

「米・麦・大豆」こそが、日本人を支える、3本の柱なのだそうだ。



なかでも 大豆は そのままでは消化が悪い。

それを味噌や醤油にまで進めて 消化しやすいものとしたのは、
日本の風土であり、日本人の知恵だと言う。






美しく酔った酔芙蓉。今は既に花はない。






もう少し、続きそう。 私好みの題材なので(笑)。



これが結論か!?

2011-10-29 | 食生活
秋月辰一郎医師の『長崎原爆記――被爆医師の証言――』を読んで 
どうも食い足りない思いが残った。

同書は 前にも書いた通り、去年 再販された。







ミニトマトは どこまでもつるが伸びて 豊作だった。






加えて、
『体質と食物――健康への道』 という本が
やはりこれも去年出たものがあったので、買ってみた。

この本を選んだのは、もちろん、安かったから(笑)。

けれど この本は まるで抜き刷りのような感じで、
新書版で 全61頁。

平成22年1月1日に 第3刷が発行されているが、
初版はいつだったのか、奥付けに記載がない。

最終頁、つまり、61ページの「著者略歴」に
「昭和49年 「原爆医療と活動」により朝日賞受賞」とあるので、
それ以後の出版だろうとは想像できる。

けれど、平成17年10月 89歳で死去した秋月医師としては
最晩年の「結論」とは想像しにくい。

が、前著の原爆投下直前・直後の日記ではなく、
落ち着いて エッセンスだけを絞って述べる事ができた時期であったろう事は
想像できる。



安かった。

定価:350円。

私が買ったのは 良品の中古で、789円だった。

今は新品が368円で買える。。。(涙)






   赤いミニトマト






この本によると、日本人の食の要は、≪味噌≫なんだそうである。

以前にも(だいぶ前に;汗)書いたように、
秋月医師は 幼少の頃から多病虚弱であったために
それを克服したいと、医師を志したのだという。

(それで医師になれるかと言えば、普通、そうではないと思うけど。)



そうして 秋月医師は、医学・医術を学んでも、
現在行われている対症療法や手術療法では
満足できなかった。

医術の本来の姿ではない、というのだ。

人間の体質を作り変える事が、医学の本然の姿である、と。






   黄色いミニトマト






人間の体質を作り変えて、
病気にかからなくてすむ身体にする、

たとえ病気にかかっても 軽くて治る身体にする、

慢性疾患に罹患していても、体質を変えて
いつの間にか病気を離れる身体になる。



これが 秋月医師の求める医学だ。



個々別々の病気に対する、個々別々の療法ではなく、

すべての病気にかからなくする方法。

そのために、秋月医師は
「毎朝 味噌汁を飲め」と説く!





収穫すると 赤~オレンジ~黄のグラデーションになった。
皮が固くて 味はもうひとつだった。






内部被爆を防ぐ、等という 実用的な内容からは 離れてきてしまったが、
少し続ける。(はず。)



何を食べたか?

2011-07-15 | 食生活
秋月辰一郎(あきづき・たついちろう)氏は
医師で 平和運動家、大正5年生まれ。

長崎に原爆が落とされた時 勤務する浦上第一病院で被爆した。

平成17年10月 89歳で死去。



本当は 秋月氏をよく知る人や 著作を精読した人が書いた
伝記とか評論を読んだ方が
詳しく正当に理解できるのかもしれない、と思った。

けれど これだけいろんな人が 
氏の著作を 自分の良いように(?)引用してるので、
私は 氏の言葉そのままに触れたいと思った。






   枝豆(茶豆)の花。
今年のは 紫色の花が咲いた。
コンパニオン・プランツとして キュウリと一緒に届いたが、
都合により(笑)、別々に栽培している。






玄米屋さんのブログでは
『死の同心円-長崎被爆医師の記録』(講談社)は
絶版という事だったが、

「長崎文献社名著復刻シリーズ 2」 として、
なぜか、去年 復刊されている。

が、どうやら品切れらしく、
アマゾンには出物があるが
それなりの値段がするので、注文する気は出なかった。



氏の著作としては 他に
『長崎原爆記――被爆医師の証言』というのが 
弘文堂から出版されており(昭和41年)、

それが 平成3年に 『日本の原爆記録』という 全20巻のうちの
第9巻に収めれれているらしい。

これも4500円以上するが
それが まあ 
今年の災害を見通していたわけでもあるまいに、
去年の11月に 単行本として発売されてていた。

(発行:日本ブックエース、発売:日本図書センター、平和文庫、1050円)

私は この本を読んでみる事にした。






この本は、原爆投下直後の 秋月医師の 日記のようなものだ。

自身が
「被爆医師である私の1年間にわたる原爆白書といえると思う。」
と綴っている。(p3、まえがき)


当時 氏の 原子爆弾についての知識は 非常に漠然としたもので、
爆風によって傷つかなかった人々が
次々と 原爆症で亡くなっていくのを

「毒ガスを吸ったか、赤痢か、紫斑病か」
と その治療法に思い悩んでいたのだった。

さて、それでは、氏は 
「玄米」と言っているのか、
「味噌」と言っているのか、
それとも「塩」と言っているのか、
食べ物・飲み物が出てくるところを チェックしてみようと思う。



本書は
「八月に入ると、土用照りの暑い日が続いた。」
と始まる。

長崎への原爆の投下は 
1945年(昭和20年)8月9日、午前11時02分。






   ミニバラ。 
この頃 色が薄くなってきた。 栄養不足?






●当時、病院の食事は 玄米の二回食であった。 朝食がこれから始まろうとしていた。(p13)

●「水を飲んではいかんぞ!」 私は大声でどなった。(p31)

(秋月医師は 川の岸辺に集まった被爆者の群れに向かって怒鳴っている。
 ここで唐突に「水を飲むな」という言葉が出てくるので 面食らった。
 なぜ水がいけないか、の説明は この本では欠如している。常識なのか?)

●「先生! これ食べさせてもいいでしょうか」 見れば、畑に落ちていたきゅうりを、三つ四つ持っている。「うん、食べさせなさい」 焦げた木下先生が力なくきゅううりを食べる。私もきゅうりを一つかじった。 今朝から何も食べていなかった。(p31)

●「おーい! 飯を食おう。 ご飯を食べよう!」 私は大きな声で怒鳴った。 きゅうりを少しかじっただけで、今日は朝からまだ何も食べていない。―――― 看護婦と軽症患者の女の人が 平釜でご飯を炊き、南瓜(カボチャ)の味噌汁もつくった。 梅干を入れて 握り飯を作った。 ―――― 私は、患者に食事を与えた。 握り飯と味噌汁を配る。 ―――― 玄米の握り飯と味噌汁の宴。―――― お茶も飲んだ。(p37~39)

●「先生、酒は飲まんですか」という声が聞こえる。 ―――― 「配給酒がこれだけ台所の隅にありましたけん」 ―――― 庭の草の上で茶碗酒を飲んだ。(p46)

●村井看護婦たちは元気の良い賄婦たちと炊き出しである。 午前十一時と午後五時の二回、玄米飯の南瓜(カボチャ)の味噌汁、わかめの味噌汁をつくっている。(p61)

●「少しお酒を飲みませんか」真暗な中で一杯ずつ飲む。(p64)

●壕の中にたくさんの人が寝ている。彼らを治療して、疲れて病院に帰る。 玄米飯と、味噌汁を食べる。(p81)

●「とにかく治療はしなければならない」私は看護婦と玄米飯をたべながらつぶやく。(p89)

●玄米飯と味噌汁を食べていると、庭のむこうから、(p92)

●炎天下で南瓜(カボチャ)だとか茄子(ナス)には、ずいぶんと放射能が付着したであろう。 それを味噌汁にして食べる(p98)

●修道士、神学生、看護婦、入院患者と玄米の握り飯を食べる。(p110)






p119から、「秋月式治療法」と題して
「レントゲン宿酔(レントゲン・カーター)」と塩についての記述があるので、
そこからは次回に。



放射能と玄米

2011-07-08 | 食生活
フクシマの原発事故は、現在進行中。

その影響は 経済にも文化にも 計り知れないものがある。



殊に 
幼い子を持つ親御さんや 妊娠中の方たちのご心配は
いかばかりかと お察しする。

作業に当たる人たちの努力が 実りますように。。。








東の窓の 我が家のグリーンカーテン、今年も 当然 登場!
今年は グリーンカーテン棚が、2台に!!!(爆)






さて、テーマの「放射能と玄米」、
「玄米」と言うより、「玄米正食」と言うべきなのかもしれない。

原発事故から間もなく、
発酵玄米のサプリ教の信者になっている元養護教諭 Yさんが 我が家に現れて
「放射能には、玄米よ!」
と 得意そうに言う。



「長崎に原爆が落ちた時に、ね。」

「私たちが食べているあれは、
 放射能の汚染除去にも、とってもいいのヨ!」

「スピルリナも入っているしね!」

「あのね、ワカメがね、いいのよ!」



ネットで 玄米食についての そんな話を目にした後だったので
私も調子よく その話に応じた。






   食材としてのキュウリは、知っていた。






後日、玄米専門通販のお店の社長のブログにも、その話は載っていた。

玄米を食べていた人たちは 原爆症にならなかった、というのだ。

私はこのお店のレトルト玄米ご飯を 美味しいと思って食べている。 

(ついに、ここまでグータラになった!(笑))







けれど、作物としてのキュウリが こんなに愛おしいものだとは 知らなかった。






それからしばらくして 私はお味噌を注文した。

同時に、そのお店から材料を取り寄せて
今年、生まれて初めて、手作りの味噌を仕込んだ。

「手前味噌」の味加減は どうなるか? 

今から ワクワク(笑)。



その味噌屋の4月4日付けのブログにも、
「味噌」による放射能除去の効果と題して、
味噌汁に 放射能物質を除去する作用がある、
と宣伝している。






   キュウリの花。虫の付録付き(笑)。






それからしばらくして、
今度は 塩屋さんのチラシで。

今度は 「塩が効いた」って。

思わず、笑っちゃった。

今 そのチラシが見つからないのが残念!

でも 今 見てみたら 
玄米酵素屋さんのブログに 塩の良さも書かれてたから、
きっと書いてあるんだろうなあ、その本に。







こちらは、ゴーヤーの花。 植え付けが遅く、実りは まだない。






どれもこれも、
秋月辰一郎医師の著書を根拠としている。

もちろん、Yさんの言葉もそうだ。

本当に、そんな事がかいてあるのか?

本当は、どんなふうに 書いてあるんだろう?

と、私は思った。



放射線治療のおかげで、
今年も 汗をかかない サラサラ左胸の私。

  

                          つづく





玉ねぎ3個

2009-12-14 | 食生活
その人は 玉ねぎを3個持って 
我が家にやってきた。












救急車騒ぎから 数日経って、
その人、元養護教諭がやってきたのだ。

私が 亭主の出張中に乳がんの告知を受けた時に
相談にのってもらった女性だ。

ご自身が 子宮・卵巣切除などの経験のある方で、
乳がんの知人などにもアプローチしてくれたり、
親身になってくれて、
私の入院先決定の決め手になってくれた方である。

亭主の尿管結石によるあれだけの騒ぎ、
しかも ごく近所に住んでいる方だったが、
「ワタシ、まったく知らなくって。」
と言いながら。

手には 玉ねぎを3個と 一冊の本を持って。







生ごみたい肥を入れた花壇に 今年は落花生を蒔いてみた。
日当たりイマイチの場所で 予想外に実を結んでくれた。






彼女は 熱烈なるミ○プルーン教の信者だった。

亭主が お腹をこわして ガリガリにやせてしまった時も
その後 私が乳がんの手術をすることになった時も
ミ○プルーンの会社の商品や 
それらを使って 身体に良さそうなものを いろいろと作っては
持ってきてくれていた。

天使のような女性である。

今回は
「今日 もう少し 私に時間があれば。。。」
と悔しがってくれたが
本当に もう少し時間があったら
それらの玉ねぎは 薄くスライスされ、
味付けもされていたはずだ(笑)。





その後 彼女は 玄米を発酵させた健康食品の
玄米酵素教に改宗し、
今度は熱烈なる玄米酵素教の信者となった。

これは 玄米に乳酸菌をプラスし、発酵させ、顆粒にしたもので、
ミ○プルーン教には引きずり込まれなかった私も
これならいいかな?と 信者のはしくれとなっている。

彼女によれば、私の
「排便を含む排泄って、最大のデトックスですよね?!」
という言葉がきっかけだったというから
(つまり、彼女とは この手の話ばかりしているわけで)、
彼女の改宗には 私にも多少の責任があったわけで・・・?

ミ○プルーンでは解消できなかった彼女の頑固な便秘症も
玄米酵素で解消されたらしいので
それはそれでラッキーなことだったけれど。



彼女が持ってきてくれた本というのは、
まるまる一冊、玄米酵素の宣伝本、というものだった。

しかも、私は 以前にも 
同じものをお借りして(押しつけられて?)
すでに拝読済み。

苦笑しつつも、「もう一度読ませてください」とお預かりした。

私って、いい人!(笑)

この「玄米力 酵素力」(真山政文著、文化創作出版)という本は
いずれ別の記事にも 出場するかもしれない。







ショウガも菊鉢に植え付けてみたのだけれど、これはうまくいかなかった。
これで収穫の全て(涙)。 ありがたいことに、今年はたくさんいただいたので 
毎日食べて 少しでも冷えを改善したいと考えている。






本は 
マーカーで色がつけられたり 
ボールペンで線が引かれたりしていたが
ポストイットで彼女が印をつけてくれた数か所には
結石に関する記述があった。

なんでも、結石には 玉ねぎがいいんだそうだ。



たとえば、

「腎臓結石、膀胱結石のある方、コレステロールの高い方も、
 納豆の中に ゴマと、たまねぎの生を刻んで食べるといいのです。

 たまねぎとゴマと納豆は コレステロールを下げますし、
 石を溶かす働きがあるのです。」(p131)



また、玄米酵素を毎日食べつつ
(この健康食品会社では、玄米酵素を
 「飲む」と言わずに「食べる」と言いたいらしい)、
玉ねぎを 一日に3個 食べ続けて
「尿管結石が消えた!」という体験談を載せている。(p165~166)

そこで! 

彼女は、 朝・昼・晩と 一日に3個の玉ねぎを
亭主に食べさせるべく、
我が家に持ってきてくださったのだ。

まさに、天使のよう!

有難くて涙が出る。。







植え付けたばかりで 花を付けてくれた スカビオサ。






で、さっそくその晩、
玉ねぎを1個、スライスして 塩・コショー。

水にはさらさない。

オススメのオリーブオイルを適量加えて・・・。

不味くはないけど、そんなには食べられない。

食べきるのに 亭主と私、ふたりで3日かかったのだった。。。



菜の花

2009-04-20 | 食生活
土手を散歩する時に
土手の下まで来ると 毎回
私は ああ、と思う。

時として 声になってしまう。

「嗚呼!」

それほどの、いい匂いなのだ。













今週は 菜の花も終わりになってきた。

まだ細いサヤには 
種がいっぱいつまっているんだろうと思う。













もの心がついた頃には 
‘菜の花’の事を 「アブラナ」と呼んでいたような気がする。

イバラキの あの辺のカアチャンたちは みんな
アブラナと呼んでいただろうか。

種を絞って アブラを採ってはいなかった。













‘菜の花’にも 種類がたくさんある。

黄色の花が多く、よい匂いをさせている。

アブラナ科の野菜には 
がんを抑制する働きがあるとか。

すりおろしたり 噛んだりした時に生まれる‘辛味成分’が
「カラシ油配糖体(グルコシノレート)」が変化した物質で、

発がん物質を解毒する酵素の働きを高めるのだという。

がん予防には アブラナ科の菜っ葉!だ(笑)。













理想の食生活を考えるに当たって
私は 自分自身が子どもの頃に
母が整えてくれた食卓を思い出そうとしていることが よくある。

昔と同じ事は 今はもうできない事も多いし
なにより 口が贅沢に慣れてしまっているので
同じ食事をしたいとも思わない。

けれど アブラナ科の野菜の摂取は
確実に減ってきているように思う。

母は あの辛味が好きだったので 
よく食卓に登ったものだ。



アブラナ科の野菜とは、たとえば、

アブラナ、白菜、カブ、大根、
二十日大根(ラデッシュ)、ロケット(ルッコラ)、

からし菜、キャベツ、芽キャベツ、
京菜、小松菜、山東菜、すぐき菜、高菜、シャクシ菜(タイサイ)、
菜の花、野沢菜、日野菜、広島菜、わさび、

タアサイ、カイワレダイコン、パクチョイ、
ケール、クレソン、カリフラワー、ブロッコリー、コールラビ・・・。



昔の食卓には なかったものも多いが
少なくとも私は 母の半分ほどしか 
アブラナ科の菜っ葉の お浸しや 油炒めや 漬物を
食卓に載せていない気がする。

現代人は もっともっと 
アブラナ科の菜っ葉を食べてもいい、と思う。








土手に菜の花が咲くと 菜の花の根っこにミミズが住み着く。

ミミズが住み着くと モグラがやって来る。

モグラがやって来ると 土手にダメージを与える。

だから 菜の花が咲くのは
土手にとっては望ましいことではない。



と聞いたが、この色、この匂い。

失いたくない 私の大好きな 心楽しい春の情景だ。



食の安全

2009-03-31 | 食生活
「あなたの‘食’は 安全だと思いますか?」

そんな調査が新聞に載っていたのは 
もう随分前の事だ。

大半の人が 「私の食は大丈夫」と答えていた。

ええ~? うそお~!



けれど 人の事は人の事、
私の場合は・・・?







去年 買って植えたビオラは この色のみ。早くも虫食い穴が。。。(涙)






「概ね安全」というのが 私の答えだった。

フツーの人よりも
(どういうのがフツーの人なのかは不明;苦笑)、
きっとずっと安心だ、という自信があった。

その根拠は?







あとは、ぜんぶ、こぼれ種から。






まず 第1に、
何と言っても ご近所からいただくお野菜。

無農薬とは限らないが、それほどひどいものはないはずだ。

義さんや クラさん、それからみっちゃんなどなど、
‘お返し物’をしなくても お野菜を持ってきてくださる。

本当に有難い。

複雑なのは、
「こらぁ、自分ち用に作ってっから、無農薬だよ。」
とおっしゃる方が たまにいること。

出荷用のものには 農薬を散布してるけど、
ってことだよね?

フクザツ気分なんだよなあ。







これも、こぼれ種。






第2に スーパーの地場野菜の産直コーナー。

野菜を出荷している人の名前が書いてある。

苗字でどの辺に住む人かがわかるという、
便利な地域(爆)に住んでいる私たち。

知ってる人の名前や写真も混じっている。



アカンボをおんぶしながら
自分ちの野菜に バーコード付きのシールを貼ってる若い女性や

自分ちの野菜自慢をしながら
シールを貼った野菜を棚に載せてるおじいさんに会ったりもする。

新鮮で 美味しくて。

産直コーナー、大好き(笑)。







こんなシックな色も、こぼれ種。






第3に 生協。

野菜以外のものには
生協でなければ、と思っている食品も多い。

薄味だし、化学薬品臭も少ない。

私は なるべく 生協のお店で買うようにしてるから、
これでもけっこう、私の食は 安心なはずだ!






と 思っていたら間もなくの、
毒ギョーザ事件だった(号泣)。







記憶にない色が出現するのも、こぼれ種だから。






食の安全とは。

ムズカシイものだ。。。



ジンジャラー

2009-03-16 | 食生活
私がショウガに注目したのは 
‘冷えは万病のモト’という考えを大々的に発表する
医師の本を読んでから。

確かに! と思ったからだった。

ショウガ(ジンジャー)を愛用する人のことは
「ジンジャラー」と呼ぶのだそうだ。













その医師の主張の全部に共感したわけではなかったが
確かに、‘冷え’は万病のモトだと思ったし、
‘冷え’(あるいは、低体温)を改善するだけで
症状が軽くなる人は多そうに思った。

で、「美味しそう♪」と思った‘ショウガ紅茶’を
時おり 黒砂糖で飲んだりしていた。













そのうちに ‘ショウガ’な時代がやってきたようで、
永谷園という
「磯のふきよせ」や 「お茶漬け海苔」や「松茸の味お吸い物」
の会社が「生姜部」なるものを作り、
生姜部ブログなるものを始めた。

身体を内側から温めてくれる食材として
ショウガが注目されているのは
間違いないように思う。






土手のヨモギ






ショウガと言えば 私はずっと
スーパーで 高知県産しか見た事がなかった。

数年前に 
行きつけのスーパーのちょっとだけ手前(笑)にできた
新しい小さなスーパーは
熊本県産のショウガだけを扱っている。

なるほど、ショウガに関しては 
熊本と高知はライバル関係か!?(笑)







このショウガ、
夏も、冬も、何に使っても、美味しい。

冬はブリ大根を作る時には なくてはならないし、
サバの味噌煮にも必須。

夏の冷奴にはもちろん、
煮奴、ガンモ、厚揚げ、薄揚げ、ソウメン、うどん、
煮びたし、天ぷら、
薬味が欲しいものには全部、ショウガが美味しい。

ショウガ紅茶だけでなく、
蜂蜜や黒砂糖と合わせた 甘くて美味しい飲物にしてもいい。







ヨモギ柄の手ぬぐい。






実は私、
ミョウガと青ジソの自給自足が 近年可能になったので

大好きで身体も温まるショウガも 
こっそりと自給自足を狙っているのだが
売られているショウガを土に埋めただけでは
ダメかしら?






それから、 ‘冷え’に関しては
保温や加温で外側から温めたり
食べ物・飲物で内側から温める他に

自分で身体を動かして温めるという方法もあり、
こちらもなかなかの効果がある。

これからの季節、もっともっと動かねば!



きょうはポカポカな天気の良い日で 
桜が咲き出しそうな陽気だった。



マヨラー

2009-03-11 | 食生活
『気分はだぼだぼソース』という本が 昔 あった。
(椎名誠 著、新潮文庫、1981)

亭主は このタイトルが気に入っていた。

そして、ソースも醤油も、‘だぼだぼ’が好き。













あのね、仏教の修行をする人たちはね、
その器を お茶で洗って、あとで、全部、飲むんだよ。

ソースも、醤油も、もったいないから、器に残らないように使う、
それは、尊い行為だと思う。

亭主に言っても この習慣を変えることはできなかった。



そして・・・私は、かなりの、マヨネーズ好き(苦笑)。

マヨネーズが残った器を お茶で洗って 飲むとしたら。。。。。。

かなり! 気持ち悪い(涙)(爆)。













マヨネーズ好きのことを ‘マヨラー’と呼ぶらしい。

私も、ちょっとは、マヨラーだ。

「ちょっとは」と書いたのは、
とても娘にはかなわないから。

娘は ものすごいマヨラー。

これは私からの遺伝ではないよね?(苦笑)。













師匠は(→師匠の食生活日記) ‘マヨケソ’と呼んで
マヨネーズ、ケチャップ、ソースを使う食事を避けよ、と教える。

なるほど! と思った私だったが
どれも、好き(苦笑)。

特に、茹でた野菜に、マヨネーズ。

美味しいよね!(笑)




マヨネーズに醤油を入れて、ブラウンソース。

これに摺りゴマを入れると さらに味わいが深くなる。



マヨネーズにケチャップを混ぜて オーロラソース。

色がキレイで甘くて美味しい。



マヨネーズとゆで卵。

同じ材料だから 相性抜群!



マヨネーズに細かく切ったゆで卵、
パセリなどの香味野菜のみじん切りに
ありったけのスパイスを。

大好き。






でも 皆さんには オススメできない(苦笑)。

私も 使う時にはたっぷり使いたいから、
使う回数を減らすように努めている。

(これからの季節、美味しいのよね~。
 菜の花も、茹でてマヨネーズ!)

で、お皿に残ったマヨネーズは、
できたら お茶で洗わずに、舐めたい(爆)。

それから、
洗鉢(せんぱつ)、私はやってない(苦笑)。



蒸し料理

2009-02-04 | 食生活
T子さんが 

「最近 レンジで使う 蒸し物専用の土鍋を買った、

 それが すこぶる具合がよくて、

 何でもかんでも レンジでチンすれば お野菜がすごく美味しい!」

と自慢する。

私も欲しい!(笑)







義さんからいただいたカリフラワー。 葉っぱも美味しい!
ブロッコリーを作ってる農家は いっぱいあるから、だって(笑)。







できたら私は 電子レンジじゃなくて、
ガスコンロで過熱したかった。

でも コンロ用の蒸し土鍋は 大きさもドデカくて
お値段もドデカかった(涙)。

(レンジ用のは 少しお安くて 大きさもグッとコンパクト。)

買いたい、でも、どうしよう・・・。



そうしたら、思い出した!

昔 飲茶が流行っていた時に買った小さな2段セイロ!

いや、実は 私は
飲茶があまり得意じゃなくて

(手作りするのが面倒で、買ってきたものは美味しく思えなくて)

ジャマだ!とばかり、一つを棄ててしまったので
一段だけのセイロ、
あれがまだとっておいてあった!

ヨカッタ!(笑)。







ちょっと多過ぎた? キャベツ(爆)。 むりやりフタをして蒸す。
家族3人の他に 愛犬の分まであった(苦笑)。






これが、美味しいんだ。

キャベツにカリフラワー、ブロッコリー、ネギ、タマネギ、
人参、ジャガイモ、それから、モヤシが美味しい!

ビタミンBの豚肉の薄切りを載せて蒸しても。

バターやオリーブオイルやごま油をたらしても美味しそう。

すりゴマ入りのマヨネーズの時もあるが、
もっぱら酢醤油で。

柚子やレモンやカボスを絞った汁と醤油、
これにちょっとつけて食べると
山盛りの野菜が どんどん食べられる。

しかも、ローカロリーでヘルシー!

&、食物繊維たっぷり!

ついでに、チョー簡単!!!(笑)

オススメよ~ん。



鰹節(1)

2009-01-08 | 食生活
かつおぶし。 かつをぶし。 かつぶし。

実家の母は 「かづぶし」と言っていた。

また 母は「出汁をひく」とは言わず、「出汁をとる」と言っていた。

私が 味噌汁の出汁に鰹節を使うのは、
鰹節の出汁が一番美味しいと思うからだ。

口に含んだ時に ぷうんと鰹節の香りが鼻腔をくすぐると、
シアワセな気分になる。







晩秋の土手。草が刈り払われたところ。






主人公・聖司が 日本中をまわって 発酵食品を追う
『にぎやかな天地』 (2004年12月28日の記事
   こんな前からずっと、いや、もっとずっと前からずっと、
   <発酵>が頭の中でぐるぐるしているジョルジュだが 
   まだ発酵しきれていないらしい;汗
   だから、すでのこの本は文庫になってしまっている;汗)、
この本の中で びっくりしたことが、ひとつならず、ある。






聖司「味噌、醤油、熟ずし、納豆、酒、酢、くさや、鰹節」

涼子「えっ? 鰹節も発酵食品なん?」



涼子「鰹節は 黴を利用して作るんやろ?

   乳酸菌で発酵させるのとは違うから、
   発酵食品とは言えへんのやと思てたわ。」

聖司「黴も微生物やからなァ。

   要するに 自然界に生息してる微生物の力を借りて
   人間が人為的に作る食品は、
   ぜんぶ発酵食品と呼んでるんとちゃうかなァ。」

涼子「発酵っていうものの考え方から入らなあかんねんやろね。」(上巻p63)



「発酵」・・・・・・ワタクシもオベンキョウさせていただきまする。

上野で菌類に関する特別展があるのだが
菌類のふしぎ―きのことカビと仲間たち―)、
もうすぐ会期が終了する。

見にいけないかなあ?







枯れ草色(笑)の愛犬。






上の会話は 主人公の聖司と 姉の涼子の会話。

この後に 聖司は別の人物とも 同じような会話をしている。



「へえ、鰹節も発酵食品か?」

「ええ、黴を使うんです。

 黴を使わん鰹節もありますけど、
 天日干しを繰り返してるうちに
 やっぱり 何かの微生物が働いています。

 スーパーで売ってる鰹節で
 <花かつお>は黴を使ってないんです。

 黴を使って作ったのは
 <本枯れ節>っていう表示がしてあります。」(下巻 P10)



私はパタンと本を閉じ、
台所へ行って 我が家の鰹節を調べた。

                      つづく



お膳

2008-08-16 | 食生活
お膳を買った。

ようやく揃えたお膳だったが、
きちんとしなければ、と思うと すごく気が重かった。

けれど、
あればいいんだ、
何かしら、載ってればいいんだ、
という亭主の天使のような(爆)声で、
ずいぶん気がラクになった。






というわけで、手抜きのお膳。 気が重くなることもない(苦笑)。



ご飯に、汁物。 汁物は、ミョウガとオクラ。
 
タクアンは 自然食品のお店で買った。美味しい。

インゲンのお浸し。

ナスの油炒め、ゴマ味噌味。

一汁三菜。



ご飯・汁物・香の物の他に 3品の料理、
というのを一汁三菜、といいます、と書いた
料理研究家がいるが、
たぶん間違いだと思う。






こんなお膳なら 毎日でも可能。 でも、お盆が過ぎたら仕舞おう(笑)。



ご飯に、青菜とアブラゲとエリンギの味噌汁。

ジョルジュ流きゅうりのぬか漬け。実は、これが一番、美味いんだ!

ズッキーニのお浸し?

煮物は、カボチャ。



ご飯の容器に ご飯をムギュムギュと詰めてひっくり返す。

別の容器に詰めたご飯を ひっくり返して載せる方法もあるけど、
実家の母は 飯器のご飯も そうやってひっくり返していたので。







ホオズキが上出来だったのは 
去年の鉢の置き場所から根を張り出して 今年は地植え栽培になったから(苦笑)。






あとは、得意料理、ジャガイモのキンピラ、カレー風味
(味付けは 塩・コショーと 醤油少々、それにカレー粉)とか

インゲンの胡麻和えとか、精進揚げとか・・・。

あ、今年は 厚揚げの煮物やガンモの煮物がなかったなあ。





これに 肉料理か魚料理を一品プラスすれば
娑婆世界に住むわれわれも
けっこう満足できる料理になると思う。

お盆中は、肉や魚は なるべく控えるけど、
我が家はほどほどに控える(笑)。







ホオズキの花。 ナス科の花だとわかる。






イバラキの実家では 昨日が送り盆。

当地では16日が送り盆。

16日は 朝早くに送らなくてはならないはずが、
(精霊は 暗いうちに移動なさるから、がその理由らしい。。)

いつの間にか 夕方涼しくなってから、になっていて

ご先祖さまも 
時代に合わせ、現世の都合に合わせなて 
移動しなくてはならない(苦笑)。



乳がんオンナと乳がん犬

2008-08-02 | 食生活
医療は 人間もペットも <治療>より<予防>が大切。

子宮と卵巣を取ってしまった愛犬は 太りやすくなる、と言われた。

これは 大人になってから避妊手術をした犬は すべてそうらしい。







ここのところ たいした暑さでなかった当地だったが、本日より、猛暑再来!
ここは、戸袋と物置とのすき間。 掃除してねー!(悲)






愛犬にもアカンボを、などと
何もせずに考えていた私が愚かだったのか?

一年くらいで避妊しておけば そんな心配はなかったらしいのだ。

知らなかった。。

無知な飼い主を許しておくれ。。。



今後は 愛犬が太り過ぎないように 心配しなくてはならない。

私が医師に
「食事と運動ですか?」
と聞くと

「それしか、ありませんね!」

という返事。

B.B.ちゃん、ママと一緒に頑張ろうね!







あら、気がついた? B.B.ちゃん、そこ、涼しい?






以前 実家で飼っていた猫が
理由もなく(いや、本当はあったんだろうけど)急に死んで
姉が泣き暮らした日々があった。

なんで死んじゃったんだろう、と泣く。

母は 
ぺっとふーどだの、ああた(あんな)もんばっか食わしてっかんだ、
と言う。

そう言われると 姉は余計に泣いていた。

自分を責めるせいだろう。



今なら 「エンザイム」がないからかな?
とか思うけれども
ペットにはペットフードが一番いいのでは?
と思うのが普通だろう。

それと、
ご飯よりもペットフードの方が安い、というのが
私が愛犬にドッグフードを与えていた理由の一番目。

しかし、実家の母に言わせれば、
そんな不自然なもの、というわけだ。

母の理屈は いつでも科学的ではない。

が、大きく外れることもない。





ペットにペットフード。

ペットフードもいろいろで、
今回 術後の愛犬に 消化の良いものを、と言われて
息子に買ってきてもらった何種類かの缶詰めのドッグフード、
これでさえいろいろで、
値段も相当いろいろで(汗)、
そして 臭いもさまざまだった。

人間にだったら決して食べさせたくないような、
添加物のケミカルな臭い。

動物相手だから、こんなのが許されてるんだ!
と 許せない気持ち。

かと言って 高級なものを 一日に3缶も4缶も与えるのは
経済事情にすごく響く。

これは、悩む。

でも、まあ、手作りするのが 一番手っ取り早くて 
一番安上がりなはず!(笑)






犬の先祖はオオカミみたいなもんで、肉食。だと思う。

けれど お肉を そうそう愛犬に食べさせられない。

それに、日本の犬は
何百年来、汁かけ飯が基本のはず。

いや、愛犬は 容姿も性格も どう見ても洋犬の血が濃い。

などなど、いろんなことを考えて。







窓辺の新顔、モンステラ。 暑くても、やたら、元気!(苦笑)






余命宣告を受けた犬が
飼い主の手作りのエサで 何年も元気、というお話を読んだのは
どこでだったろうか?

飼い犬に玄米ご飯を食べさせている、という飼い主もいらっしゃる。

(ブックマークのおしゃべりなしっぽ参照のこと。)

玄米ご飯なら、お手の物だわ。

愛犬は 玄米ご飯も 美味しそうにあっという間に完食!(笑)
(亭主にもマネしてもらいたい。)

貧血対策でレバーを手作りしているついでもあって、
時おり肉食獣らしい食物もアリで。

日本人?らしい穀物主体の汁かけ飯を基本に、
いつもの一番安いドライのドッグフードもアリ、で。

薄味、というのがイマイチつかめない。

味をつける必要は、ゼロではないと思うのだが。



お金と、手間と、それから愛情も 適度にかけて。

我が家は、我が家流。

愛犬B.B.も、 世界にこの子だけ。



皮を食べる話

2007-11-13 | 食生活
ビッグコミックオリジナルというマンガがある(→オフィシャルサイト)。

今の私には 一番面白いマンガ本。

なんでも、1000号を記録したとか。オメデタイ。

このマンガに 最近『玄米先生の弁当箱』というマンガが連載されている。

結城玄米(ゆうきげんまい)という農学部の先生が主人公で
さまざまな薀蓄が語られていて、

うっとおしいと言うか、ありがたいと言うか(爆)。

私にはオベンキョウになるマンガだ。







今年も 娘の同級生、ちーちゃんのおじいちゃんから 自慢の柿をいただいた。
黒くはならないが すごく甘い。
黒くなってるのは、みっちゃんちの柿。こちらは時々すごく渋い。
どちらも無農薬らしいけれど、皮を剥いて食べる(苦笑)。






そのマンガの中に 皮の話があって。

タマネギの皮には 大事な中身を守るための栄養などがいっぱいあって

あの皮を煮込むと おいしい出汁がとれるんだって。

味噌汁にしたり、カレーを作ったり、と。



(ケルセチンというポリフェノールが含まれているため?
 アリシンの血行促進作用による?
 硫化アリル? 

 抗酸化作用や体を内部から温めてくれ、
 デトックスにいいとか
 アンチエイジングにも有効だとか
 発汗を促すとか
 血管の強化、
 骨粗鬆症の予防、
 アレルギー症状の緩和にも有効だとか?

 どれが本当?

 全部 本当?

 なんせ、買って読んでないもので。。汗)

(お茶にもなるらしい→オニオンティー



血圧が高かった実家の父は 一時期
八百屋でタダでもらってきたタマネギの皮を煎じて飲んだりしてたけど
うまくも不味くもない、とのことで(苦笑)
結局続かなかった。

続けていれば 違う生涯になっていたのか?

検索してみると、けっこう マンガに触発されて
試しに作ってみた人がいるみたい。

(私は、まだ。 これから?)





それから、ジャガイモ。

ジャガイモの皮を剥いて

ジャガイモの中身と 皮とを 別々に土に埋めると

いっぱい栄養を蓄えていて 大事そうなジャガイモの中身は 
決して発芽しないが

皮は 皮だけでも発芽する生命力を持っているとか。

それは知らなかった! (一度やってみたい。)



一物全体とは言うけれど(→2006年12月14日の記事
物は 丸ごと全部をいただくのが一番いい、とは知っているけれど 
面倒なことはやっぱりイヤ。

じゃがいもを きれいにゴシゴシするのは大変だし
柿もタマネギも皮を剥いて いただいている。

なんと、柿を使って酵母を作り、
パンだねにする人もいらっしゃる(→右京さんのブログ)けれど、

私の場合、やっぱり皮は 土のう袋堆肥になる。

ものによっては 農薬を摂取してしまう危険性を考えて
あえて皮を剥く。

無農薬野菜というのは 高価そうだし、
皮ごと食べる生活というのも
なかなか難しそう。



手間を惜しむ

2007-11-08 | 食生活
9月25日の「見える加齢・見えない加齢」にご登場いただいた
佐伯チズさんが
5日の朝刊の「お品書き」という欄に出ていらっしゃる。(→コチラ

思い出に残る、そして 今でも手放しで絶賛する「この一品」、
それは 彼女の場合、トマトだそうだ。

毎朝 生で、あるいはジュースで、トマトを欠かさないとか。

お爺さまが
「赤い食べ物には 太陽がいっぱい入っているんや」
とおっしゃっていたらしい。







きょうは立冬。 それに合わせたように 今朝は冷え込んだ。
2階のロールカーテンを開けたら 窓ガラスも曇っていた。






今は有名人の彼女も 
こうなるまでは いろいろあった人生。

順風満帆ではないあれこれが ざっと紹介されている。



ガサガサで シミとシワだらけになった自分の肌に、

しっかり食事をとることと心身の健康が何よりも大切と痛感。

でも、その後、蘇ったから、 今が ああなわけで。

(ちなみに、お生まれは 1943年。 ええッ!!??)



美肌のためにも、ひと手間かけた食事を、とおっしゃる。

「でも その手間を惜しんでしまいがち。

 人をきれいにするのは 心のツヤ。

 それは 食べることに尽きるのよ。」



ハイ。

確かに。。。

貴女のその肌が証明してるわけで。。。







こちらの窓は 少しだけ早く 日が当たるらしい。






今、一番の贅沢は 
手間をかけたものに囲まれ、
身にまとい、口にすること。

私たちは いつから
こんなに手間隙を惜しむようになっちゃったんだろう?